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礼金って払わなければならない?

礼金1カ月とか2カ月とよく記載されていますよね。
当たり前のように記載されているから払わなければいけない「空気」を感じて払っていた方も多いと思います。
しかし、実際このお金って何なのでしょう。払わないといけないものなのでしょうか。

ということで、そもそも礼金とはどういうものなのか、見てみたいと思います。


【生まれ】
礼金はそもそも大家さんに対して「下宿生活の面倒などよろしくお願いします」、という意味をこめて、あらかじめ先にお礼を形(お金)にして大家さんに渡したものだといわれています。
戦後のまだまだ苦しい時代、田舎から出稼ぎに出てきた人たちは東京で身寄りも頼るものもいません。そんな中で、唯一田舎の両親が自分達に代わって娘や息子の世話を頼める存在だったのが大家さんだったわけです。

そんな時代背景があって初めて礼金は成り立ったわけですね。
礼金がどうして必要だったのか、おぼろげながら理解できるのではないでしょうか。


【移り変わり】
しかし時代は移り変わっていきます。
電話やインターネット、交通手段などが発達したため親は田舎にいながら、時にはあっというまに都会にやってきて、自分の子供たちをいつでもサポートできるように変わっていくのです。

さらにどんどんみんなが裕福になり、都市の人口もどんどん増えていきます。
その結果、隣人がどんな人なのか、大家さんがどんな人なのか、そんなことがわからないほど人と人との関係が希薄になる時代に突入していきます。
そこでは大家さんが田舎からでてきた子供たちの世話をする光景は昔と違いほとんど見られなくなってしまうのです。
そんな中で礼金の意味も変わっていきます。


【変貌】
礼金はもともとの意味を失い、慣習・先例によって設定されるようになってきました。昔から設定してあるのだから、今回も当然設定する。
だからこそ、現代の人たちは礼金の意味合いがよくわからないわけですね。

なので当然現代の人は思います。
「意味のわからないお金は払いたくない」と。


【これから】
本題に戻りましょう。
では、こんな礼金は今でも支払わなければならないものなのでしょうか。

結論から言うと、どうしても支払わなければならないものではありません。
現に礼金0といったお部屋も近年どんどん増えてきています。また、法律にも礼金について特に規定がなく賃貸契約上必須ではないのです。

ただ、例えば人気のあるお部屋であれば礼金を払ってでも住みたいという入居者は多いのです。
そのようなお部屋のお申込みで、礼金を支払いたくないといえば、大家さんは契約してくれません。(大家さんは礼金を支払ってくれる方と契約するでしょう。)
このように礼金は単なる「契約の条件」となったのです。

「契約の条件」となった礼金は、日本の人口が減って物件の数が供給過多になりつつあるこれからの日本では消えていく可能性もあるでしょう。
お部屋探しする人よりもお部屋の数の方が多くなれば、「契約の条件」は下げないとやっていけなくなるからです。

ただ、現在はまだそんな未来ではありません。
「契約の条件」としてまだまだ現役で存在しているため、いいお部屋を借りるための必要な経費くらいに考えて付き合っていくのがよいのではないでしょうか。

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