「雨の日の洗濯物に困っている」「防犯上外に洗濯物を干すのは不安…」「共働きで洗濯物ができるのが夜になる」…こんな悩みをお持ちの方におすすめしたいのが「室内物干し機」です。
私自身、2016年に家を建てた際に、室内物干し機を導入しました。次に家を建てたときも、絶対に導入したい設備の1つといえるほど非常に便利で重宝しています。
今回は、そんな室内物干し機の魅力とおすすめの活用術について紹介します。
室内物干し機のある賃貸物件の魅力
近年、戸建でも賃貸でも室内物干し機の需要は高まりつつあります。室内物干し機は、雨の日はもちろん、以下のような場面で活用できます。
・雨の日に洗濯物を外に干せない
・防犯上外に洗濯物を干すのが不安
・共働きで洗濯ができるのが夜になってしまう
・花粉症があって外に洗濯物を干せない
・冬の乾燥対策に部屋干しをしたい
室内物干し機は、場面や用途に合わせた使い方ができ、1年中活躍する利便性の高いアイテムです。天井や壁の空いてるスペースを利用して設置ができるうえに、使わないときには収納できるタイプもあるため、邪魔になることもありません。
賃貸住宅でも人気の設備の1つとなっており、最近は室内物干し機の設備がある物件も増えてきています。
室内物干し機の種類
室内物干し機と聞くと、「タワー型物干し」や「折りたたみ物干し」など、ホームセンターやネットで購入できるものを想像される方が多いのではないでしょうか。
ここ最近需要が高まっている室内物干し機は、住宅設備の1つとなっているタイプのものであり、その種類はさまざまなものがあります。ここでは、人気の高い以下の3つのタイプの物干し機について解説します。
・天井設置
・壁設置
・窓枠設置
それぞれの物干し機の特徴と使い方などを具体的に紹介していきますので、参考にしてみてください。
室内物干し機の種類①:天井設置
天井を活用して設置するタイプの物干し機で、「昇降式」と「スポット式」があります。使わない時には、天井にしまったり、外したりすることで収納が可能なため、邪魔になることもありません。
昇降式
昇降式の物干し機は、天井に物干し竿が設置してあり、使用するときに竿を降ろして使うタイプのものです。棒や紐を使って手動で上げ下げするもの、リモコンを使って電動で上げ下げできるものがあります。高さの調整も可能で、身長に合わせて干しやすい高さに調整できます。干したあとは、邪魔にならないように天井付近へ高さを上げることも可能です。
スポット式
スポット式は、天井に設置した本体に専用のポールを差し込み、そのポールに竿を通すことで洗濯物が干せるタイプの物干しです。ポールの高さを2〜3段階で変えることができ、干しやすい高さに調整できます。対荷重にも優れており、洗濯物をたくさん干せるというメリットがあります。
室内物干し機の種類②:壁設置
壁に設置するタイプの物干し機です。窓上部などの壁に直接設置するものと、ワイヤーで繋ぐタイプのものがあります。
ワイヤー型の物干し機は、使いたいときだけ簡単に設置できる点が魅力の1つです。見た目もスタイリッシュでおしゃれなため、インテリアの邪魔になりません。SNSでも話題となっている室内物干し機の1つです。
室内物干し機の種類③:窓枠設置
名前の通り、窓枠に設置するタイプの物干し機になります。 窓枠の幅に合わせてサイズも調整できるため、自宅の窓に合わせて設置が可能です。 使わない時は折りたたんで収納ができるものもあります。
太陽の光を当てて洗濯物を干せることがメリットの1つですが、逆に洗濯物を干している間は、部屋に入る太陽の光を遮ってしまうといったデメリットもあります。
室内物干し機の利用がおすすめのライフスタイル・ユーザー
ここまで紹介してきたように、室内物干し機はとても便利な設備ですが、ライフスタイルによっては更に有意義に使用することができます。ここでは、室内物干し機を利用するのにおすすめのライフスタイルを3つご紹介します。
・夫婦共働きの場合
・女性一人暮らしの場合
・外出することが多い場合
それぞれ具体的に紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
夫婦共働きの場合
室内物干し機があれば、洗濯物を干す時間を気にする必要がなくなります。そのため、夕方仕事から帰ってきてから、洗濯物を回して干すといったこともできるようになります。
夫婦共働きが当たり前になった現代社会において、効率よく毎日の家事をこなすことは重要なミッションの1つでしょう。室内物干し機があれば、いつでも洗濯物を干せるため、「朝の出勤前に洗濯物を干す」といった概念がなくなり、共働き夫婦の家事効率のアップに繋がることが期待できます。
女性一人暮らしの場合
特に女性の1人暮らしの場合、防犯上外に洗濯物を干すのは不安と感じている方も多いはずです。そんな方には、室内物干し機の活用をおすすめします。
室内物干し機であれば、干しっぱなしにしていても外からは分からないため、心配する必要がありません。洗濯物の不安がなくなるため、安心して外出したり、お家で過ごせるでしょう。
外出することが多い場合
朝は晴れの予報だったはずなのに、急に雨が降ってきて洗濯物が全滅…という経験がある人は多いはずです。
室内物干し機があれば、急な天気の変化の心配もなくなるため、安心して外出ができます。仕事などで家を空ける時間が長い方は、室内物干し機の活用をおすすめします。
5年愛用している私がおすすめする、室内物干し機の意外な活用術
室内物干し機はただ洗濯物を乾かすためだけではなく、他の用途にも活用できます。ここからは、実際に5年使っている私がおすすめする活用術を4つご紹介しましょう。
・洗濯グッズの収納
・紫外線予防
・オープンクローゼットとして活用
・インテリアとして活用
洗濯グッズの収納
室内物干し機を利用して、ハンガーなどの洗濯グッズの収納としての活用ができます。ピンチハンガーを折りたたんでそのままかけておいたり、S字フックに小さなカゴをかけることで洗濯バサミなど細かいものを収納することも可能です。
室内物干し機であれば、宙に浮かせて収納ができるため、収納で部屋が狭くなる心配もありません。
紫外線予防
外で洗濯物を干す際に気になるのが、紫外線。洗濯物をベランダで干している方も多いはずです。
そこでおすすめしたいのが、室内物干し機で洗濯物を室内で干してから、干した洗濯物をベランダへ出すといった方法です。干したものをそのままベランダに出すだけでよくなり、外の滞在時間を減らせるため、肌への紫外線の影響も軽減できます。
私もこの方法を取り入れたことで、ベランダで洗濯物を干すことがなくなり、紫外線を気にする機会が減りました。
オープンクローゼットとして活用
思い切ってオープンクローゼットとして活用するのもおすすめです。「洗濯して→干して→畳んで→しまう」という作業をめんどくさいと感じている方は多いのではないでしょうか。洗濯物は毎日溜まり、待ってくれることはありません。干した洗濯物をそのまま室内物干し機で保管すれば、「洗濯物をしまう」といった家事のひと手間を減らせます。
オープンクローゼットには抵抗がある方は、室内物干し機で干した洗濯物を畳まずにそのままクローゼットにしまう、といった方法もおすすめです。クローゼットをハンガー収納に変えることで、畳んでタンスにしまうといった工程を減らせるため、家事効率をあげることができるでしょう。
インテリアとして活用
室内物干し機は、洗濯物を干すことはもちろん、アイデア次第で、インテリアの一部として活用ができます。
例えば、室内物干し機に観葉植物を吊り下げると、部屋をおしゃれな空間へと変えることができるでしょう。また、小さなお子さんがいる家庭では、人形やおもちゃをぶら下げてあげることで、子どもが喜ぶかわいい空間を作れたりもしますよ。
さらに、前述しているように「あえて見せるクローゼット」として収納×インテリアとして活用することもおすすめです。
室内物干し機には魅力がたくさん!より効率よく洗濯物を干そう
近年、戸建でも賃貸でも家の中の設備の一つとして「室内物干し機」の需要が高まりつつあります。室内物干し機は、雨の日だけでなく場面や用途に合わせて1年中活躍してくれ、生活の質を上げてくれるアイテムの1つとなっています。
家事の効率化や防犯にも役立つ室内物干し機は、戸建てに取り入れられる方はもちろん、賃貸物件でも設備の一つとして備え付けてあるところが増えてきました。毎日の洗濯が楽しくなる「室内物干し機」をみなさんの生活にも取り入れてみませんか。