毎日使う洗面所は、身支度にヘアセットにバスタイムにと朝から晩までフル活用する使用頻度の高い場所。その場所においてよく使うのが、何と言ってもタオルです。
そんなタオルを、ほんの少しのコツとルールでキレイにスッキリ収納するコツをまとめてみました。洗面所の広さに関係なく快適に使えるタオル収納について、ぜひチェックしてみてくださいね。
かさばりがちなタオルはどう畳む?
タオル収納でまず悩むのが「畳み方」。収納したい場所に合わせて、またお好みによって色々な畳み方を試し、自分にぴったりあった畳み方を見つけてみてください。
どの畳み方が自分にとって一番ラクかを考えて実践を続ければ、自然とキレイを保つタオル収納にも繋がっていきます。
平らに畳む方法

タオルの畳み方の中では、平らに畳む方法が最も一般的ですが、その中にも色々なやり方があります。
キレイに見せるポイント①ミミを内側にするか外側にするか
ミミを内側にする畳み方は、ミミを向かい合わせに中で一度折り、さらに半分にする方法です。どこから見ても輪が見える一番スッキリとした畳み方になります。
ミミを外側にする畳み方は、最初にミミとミミを重ねて半分に折り、さらに半分にする方法。これが一番畳みやすい方法です。立ったまま畳むこともできるので、取り込みながら畳みたい場合はこの方法がおすすめです。
キレイに見せるポイント②ネームタグや洗濯表示タグを見せるか?見せないか?
最近はとても可愛いタグもあります。あえて見せたいタグの場合はタグが正面に来るよう畳んでも良いですね。見せたくない場合はタグが見えないように内側にして畳みましょう。
またネームタグや洗濯表示タグが気になる場合は切り取ってしまうのも良いでしょう。ネームタグがそもそもついていないタオルを選ぶ、というのも選択肢のひとつです。
キレイに見せるポイント③折り目のどこをこちら側に向けるか
棚に収納する場合は、畳んだ際に輪になっている方を手前に収納した方がキレイに見えます。
引き出しの場合は輪になっている方を上に向けて収納するとキレイです。またどちらの場合も輪が手前になっていると残り枚数が把握しやすいですし、取り出しやすいというメリットもあります。
くるくる丸める方法

半分に折ってからクルクル丸めるとラクに仕上がります。ホテルライクなバスルームを目指す方におすすめ!意外と収納しやすく、また取り出しやすい方法です。
整理収納アドバイザーの私が教える、タオル収納のポイント
タオルは日々使う消耗品です。買い替えの頻度なども大切ですが、それ以外にもポイントを抑えることでタオルをきちんと管理してスッキリと収納することができますよ。
畳み方を工夫する
先ほど紹介した通り、タオルの畳み方にもさまざまな種類があります。平らに畳んだり、クルクル丸めたり、収納したい場所や幅、高さに合わせて畳み方を工夫しましょう。平らに畳む場合も、何回畳むか何等分で畳むかで大きさが変わります。
向きを揃える
平らに畳んだ場合、輪になる方を揃えると統一感が取れてキレイに見えます。クルクル丸めた場合は回転の方向を合わせるとスッキリします。
色・柄を揃える
同じ色で揃えたり、トーンを揃えたりするだけでも、散らかった印象がなくなり統一感が出てスッキリ見えます。自分や家族が好きな色や柄で揃えてみてください。ブランドを統一するのもいいですね。
サイズを揃える
バスタオルやフェイスタオルなど一般的な大きさのタオルの他にも、少し大きめのスポーツタオルやミニバスタオルなど実にさまざまな大きさのタオルがあります。そんなタオルのサイズを揃えるだけでも、畳むのも収納するのもラクになりますよ。
我が家ではどのサイズが一番使用頻度が高く、そして好まれているのか今一度よく考えてみると良いでしょう。
○○用にこだわらない
夏用と冬用、普段の入浴用とスパ用、大人用と子ども用など、タオル自体の用途を分ければ分けるほど管理が大変になってしまいます。どのようなシーンでも分け隔てなく使うようにすれば、管理も収納もとてもラクになりますよ!
使う場所の近くに収納する
洗面所に備え付けの収納があったら、ぜひそこを活用してタオルを収納しましょう。備え付けの収納がない場合は洗濯機上のスペースを利用して収納場所を作る、ランドリーラックを購入するのも手です。
広さの関係で洗面所にタオル収納スペースを確保できない場合は、洗面所に近い部屋の収納を利用したり廊下に置き場を作ったりしましょう。洗面所に向かう動線上に収納場所を作るとラクに使えます。
タオル枚数を一定にする
あなたのご家庭では、一日何枚のタオルを使っているでしょうか。洗い替えを含め一人何枚のタオルを持っていればいいのかを把握できると、家に必要なタオルの枚数がハッキリとします。
新しいタオルを買ったら古いタオルは掃除に回す…などして手放す習慣を付ければ、常に一定数のタオルだけを保つことになるので、収納が乱れずタオルの管理がとてもラクになりますよ。
タオル収納がしやすくなるアイテム

畳んだタオルをさらに取り出しやすく、管理しやすくするため、使うと便利なアイテムを紹介します。
カゴ
カゴの中に収めれば見た目スッキリ。カゴごと使う場所の近くに移動すれば、一気にタオルを動かすことができて便利です。ここに入る分だけ持っておく、という心掛けをすれば、タオルの量を一定に保つ効果も期待できます。
ファイルボックス
くるっと丸めてファイルボックスに入れれば、タオルをスマートに収納できます。横にしても立てても、省スペースにタオルを収めることができます。
ブックスタンド
くるっと丸めたタオルが転がってこないように、支えとして使うことができます。また、引き出しの中でタオルを立てて収納する場合も、倒れてこないように支えとして使用することができます。無駄な装飾のないシンプルなL字タイプのブックスタンドがおすすめです。
タオルフック
手を伸ばしてさっと取り出したいときに便利。タオルを引っ掛けておくだけなので、畳む手間が1つ省けるのもメリットです。
つっぱり棒
洗濯機の上や収納棚の空きスペースなどに収納したい場合に使います。つっぱり棒にタオルを吊るして収納しても良いですし、畳んだタオルを収納したい場合は棒ではなく棚タイプのつっぱり製品を選ぶと良いでしょう。
引き出しの中で倒れてくるタオルを支えるために、突っ張り棒を支えにするというのにも使えます。
整理収納アドバイザーが考える、タオル収納のアイデア9選
タオル収納にもいろいろな方法があります。使い勝手を重視したり、見た目を重視したり。自分の好きなタオルの収納方法を見つけましょう。今回は、代表的な9つのアイデアを紹介します。
棚に四つ折りにしたタオルを重ねて収納

一番シンプルなスタイルである、平らに畳んだタオルをそのまま重ねて収納する方法です。何枚あるか把握しやすく、上から取っていくだけなので取り出しやすさも抜群。向きを揃えたり色を揃えたりすれば、オープンな棚でも散らかりを感じさせずスッキリ収納が叶います。
棚に丸く畳んだタオルを収納

くるっと丸く畳んだタオルを並べていく方法です。シンプルスタイルやホテルライクなインテリアを目指している方におすすめです。こちらも、手を伸ばせばすぐ取り出せる使いやすさがメリット。見た目も可愛らしく気分が上がります!
棚にブックエンドを設置してタオルを立てて収納

棚だけど立てて収納したい!という場合には、先ほど紹介したアイテムの一つであるブックエンドを用いるのがおすすめ。ブックエンドを移動させることで、タオル枚数の増減にも対応でき、常に立てて収納することが可能です。
棚に中が見えないボックスに入れて立てて収納

タオルがそのまま見えると散らかっている感じがして苦手、という方には中が見えないボックスに収納することをおすすめします。見た目がかなりスッキリし、整った印象になります。
ボックスは自然素材のものや柔らかい素材のもの、白いボックスなどインテリアに沿った見た目のものを選ぶとインテリア性も高まります。
棚にワイヤーボックスを設置して、タオルを立てて収納

ワイヤーボックスにタオルを入れれば、中身が見えながらもすっきりと収納することができます。棚だとタオルを立てて収納するのが難しいのですが、ボックス内ならそれも可能です。
ワイヤーラックで棚を増設して丸めて収納

棚を増設できる収納アイテムで、無駄な空間を有効活用して収納場所を生み出すことができます。洗濯機上のランドリーラックに棚を増設したい場合や、収納場所の空きスペースに棚を増設したい場合などにおすすめです。
引き出しの中に畳んだタオルを立てて収納

収納先が引き出しの場合は、タオルを立てて収納すると取り出しやすいのでおすすめです。全体量も把握しやすくなるので、タオル自体の数の増やしすぎを防止することにも繋がります。
吊るすタオルハンガーバーを壁につけて収納

壁に取り付けてタオルを吊るす場所を作るアイテムです。取り付ける壁の種類によって使える商品が異なるので注意してください。賃貸の壁にも使えるタイプもあるので、壁を利用したい場合はぜひ探してみてください。
置く棚を壁につけて(ウォールシェルフ)収納

ハンガーバーのように吊るすのではなく、壁に収納の棚を取り付けたい場合はウォールシェルフを探してみてください。こちらも取り付ける壁の種類によって商品はさまざまです。
賃貸の壁に使えるタイプは釘の穴がとても小さく、取り外した際に穴がわかりにくい特徴があります。トンカチなどなくても取り付けられるものもあるので、意外と手軽に取り入れられます。
タオル収納の工夫次第で部屋がスッキリ片付く!
洗面所の広さや収納量によりタオル収納のアイテムや畳み方、収納方法などは色々と変わってきます。しかし、どのような環境であっても工夫次第ですっきりと保つことは可能です!
タオルは毎日使うものなので、ぜひ取り出しやすく、かつ自分がラクに管理できるタオル収納方法を見つけてみてくださいね。