汚れ・ゴミ別のフローリング掃除方法を実践!掃除のプロの豆知識でより綺麗に!

目次

フローリングをきれいな状態でキープする方法に、お悩みの方も多いのではないでしょうか。今回は、やってはいけないフローリング掃除を解説した後に、基本のフローリング掃除手順とポイント汚れの落とし方をご紹介します。

今回紹介する掃除手順で行えば迷いがなくなり、フローリングをきれいで清潔に維持することが可能です。あなたの家のフローリング掃除に、ぜひお役立てください。

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実はNG!?やりがちなフローリング掃除方法

フローリングは畳に比べ、掃除やお手入れがしやすいのが特徴です。しかし、光の当たり具合によっては、ホコリが目立ったり、汚れがフローリングの表面にムラのように見えたりします。頑張って掃除をするあまり、フローリングを傷つけてしまうこともありますので、やってはいけない掃除方法と注意すべきポイントを押さえておきましょう。

NG①重曹やアルカリ電解水の使用

フローリングの汚れ掃除は、中性洗剤で行います。ナチュラルクリーニングで使われる重曹水やセスキ、アルカリ電解水などは、アルカリ性です。これらを使って掃除をすると、フローリングのつやがなくなったり、強いアルカリ成分はワックスをはがしてしまったりする可能性もあります。

フローリングの拭き掃除の基本は、「水拭き」と「湯拭き」です。汚れが気になった場合は、バケツに中性洗剤を数滴たらした水か、ぬるま湯で拭きます。その際には洗剤分を残さないように、洗剤の入っていない水かぬるま湯で雑巾を絞り、2度拭きをしましょう。

NG②頻繁な掃除機の使用

フローリングの掃除機がけは、毎日必要なわけではありません。もちろん毎日行ってもいいので、それぞれのご家庭にあった回数がベストです。毎日掃除機をかけることが負担になる場合は、週に1度か2度、丁寧にフローリングに掃除機がけをしましょう。普段はドライモップで、こまめにフローリングを掃除するのがおすすめです。

ドライモップなら、大きな音を出さずにごみを取り除けるので、時間を問わず使えるのが嬉しいポイントでしょう。

NG③毎日フローリングを水拭きする

毎日フローリングを水拭きするのは、NGです。床材によっては(オイル塗装など)水拭きをしたために、傷めてしまう可能性もあります。

フローリング(ウレタン塗装)は、週に1度程度の水拭きでも十分です。気になる汚れがある場合は、ポイントで掃除しましょう。オイル塗装の無垢フローリングは水拭きすると、水分がしみこんでしまいます。ドライモップでこまめに拭き掃除しましょう。

フローリング掃除の基本的な手順

フローリング掃除の手順を覚えれば、迷いなく掃除に取り掛かることが可能です。掃除機をかけ水拭きもする、基本の丁寧目なフローリング掃除の手順をご紹介します。

STEP1. ドライモップをかける

まずは、ドライモップを奥から手前へかけていきましょう。

フローリングは板の隙間がへこんでいるので、シートタイプよりモフモフしたモップタイプがおすすめです。凹凸にホコリを押し込まず、取り除いてくれます。大きなゴミは手で拾いながらモップをかけると、この後の掃除機がけがスムーズです。

STEP2. 掃除機をかける

掃除機を先にかけると、排気でホコリを舞い上げてしまうため、ドライモップの後にかけましょう。ドライモップで取り切れなかったこまかいホコリを、フローリングの目に沿って掃除機で吸い取ります。

STEP3. 水拭きを行う

硬く絞った雑巾で、奥から手前へフローリングの目に沿って拭いていきましょう。

STEP4. 乾拭きを行う

水拭きをした後には、乾拭きをして仕上げます。

フローリングは木です。表面に塗装やワックスがありますが、水気は早く取り除く必要があります。湿らせたまま放置すると、カビやソリの原因になることもあるので、最後にしっかり乾拭きをして仕上げましょう。

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より汚れやゴミが取り除けるフローリング掃除のポイント

基本的な手順とあわせて、汚れやゴミが取り除きやすくなるフローリング掃除のポイントを確認していきましょう。ただ基本的な手順に沿って掃除をするよりも、ゴミや汚れを確実に取り除けるので、気持ちよく日常生活を送ることができるようになるでしょう。

棚やテーブルの掃除が終わった後に行う

部屋の掃除の手順は、上から下へ掃除します。棚やテーブル、いすなどのホコリを落とし、拭き掃除が終わってからフローリングの掃除に取り掛かりましょう。

奥から手前に向かってフローリング掃除を行う

掃除する際には奥から手前へ、部屋に出入りする入り口周辺が後です。掃除のスタートと終点を決めておくと、途中を漏れなく掃除できます。

基本窓を閉めてフローリング掃除を行う

風で花粉が侵入したり、ホコリが舞い上がったりすることを防ぐため、窓を閉めて掃除をするのが近年の主流です。窓を開けてから掃除をしようとすると、風がホコリを舞い上げてしまいます。掃除が終わった頃に舞い上がったホコリが床や家具の上に落ちて、逆効果になってしまうのです。

換気をするのは、掃除が終わって15分ほどたって、部屋の空気が落ち着いてからにしましょう。

水拭きは必ず最後に行う

水拭きやウェットシートでの拭き掃除は、ドライモップや掃除機でこまかいホコリを取り除いてから行います。これは、ホコリを湿らせて、フローリングに貼りつかせないためです。ホコリが取り除かれていれば、心置きなく拭き掃除ができます。

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汚れ・ゴミ別!フローリングの掃除方法

フローリングは、場所によって異なる汚れが付いています。キッチンのコンロ前には油汚れ、ダイニングには食べこぼしなどです。それぞれの落とし方のポイントを見ていきましょう。

【こまかいホコリ】ドライモップと掃除機で掃除

こまかいホコリは、ドライモップと掃除機で取り除きましょう。ホコリがないように見えても、ドライモップの表面を見るとホコリで黒くなっています。サイクロン掃除機であれば、ダストカップにたまったホコリが見えますので、どこから出たのかなと疑問に思ってしまうこともあるかもしれません。モップと掃除機を使えば、見えないホコリも取り除けます。

【髪の毛やペットの毛】ドライモップで掃除

フローリングに落ちた髪の毛やペットのホコリは、ドライモップが得意なゴミといえます。カーペットであれば、粘着テープや掃除機でないと取れませんので、フローリングのお手入れのしやすいところです。ドライモップでからめ取りましょう。

【黒ずみ汚れ】中性洗剤で掃除

フローリングの黒ずみ汚れは、中性洗剤で掃除します。バケツ一杯の水かぬるま湯に、台所用中性洗剤を2~3滴入れましょう。雑巾を絞って黒ずみを拭き、水で絞った雑巾で2度拭きして、その後乾拭きをして仕上げます。

【こびりついた汚れ】パックして掃除

どうしても取れないこびりついた汚れは、水かぬるま湯をティッシュに含ませて軽く絞り、こびりつきの上に載せて蒸発しないようにラップをかけます。5分ほど放置して、汚れが緩んでから拭き取りましょう。無理にこそげ取るとフローリングを傷つけるため、注意が必要です。

【皮脂汚れ】中性洗剤で掃除

皮脂汚れを取るときは、バケツ一杯の水かぬるま湯に、台所用中性洗剤を2~3滴入れて、雑巾を絞ります。しっかり拭き掃除をすると、きれいに落とすことが可能です。水で絞った雑巾で2度拭きし、乾拭きで仕上げましょう。

【油汚れ】中性洗剤か住居用中性洗剤で掃除

キッチンのコンロ下は、放置すると油の黒ずみがたまっていくところです。台所用中性洗剤を入れたぬるま湯で湯拭きするか、住居用中性洗剤で拭き掃除しましょう。

【カビ】アルコール除菌スプレーで掃除

フローリングに黒カビを見つけたら、すぐに対処が必要です。ウェットシートでできるだけカビを取り除きます。その際に、カビを塗り広げないように注意してください。フローリングのつなぎ目にカビがある場合は、綿棒や爪楊枝でカビを取ります。

カビを拭き取った後、カビが生えていたところにアルコール除菌スプレーを吹きかけ、ドライシートで乾拭きしましょう。

【食べ物汚れ】湯拭きで掃除

食べこぼし汚れは、ぬるま湯で雑巾を絞り、拭き掃除しましょう。ねばつく汚れは、雑巾を折りなおして何度かぬぐい取り、最後は乾拭きしておきます。

【ジュースやアルコール汚れ】何度か水拭き

飲み物をこぼした場合は、すぐに拭き取ります。無垢材の床などは浸み込むものもありますので、とくに注意が必要です。まずは水分を取り除き、その後に水拭きしましょう。ジュースやビールは乾くとべたつきますし、牛乳は残ると臭うこともあります。見えないため厄介ですが、絞った雑巾で何度か拭き取り、最後に乾拭きしておきましょう。

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今からできるフローリング掃除方法で部屋をきれいにしよう

フローリング掃除のやってはいけない掃除方法と、基本の掃除手順、ポイント汚れの落とし方をご紹介しました。

フローリングの掃除での基本は、中性洗剤での掃除です。つやをなくしたり、ワックスをはがしたりしまいかねないアルカリ成分での掃除には注意しましょう。また、水分は十分に注意が必要です。水拭きの後の乾拭きは、フローリングを長持ちさせるためのコツでもあります。ご紹介した掃除方法を参考にしながら、裸足で歩いたときにサラサラとした気持ちの良いフローリングをキープしてみてくださいね。