ゲストルームのある暮らし!遊びも仕事も宿泊にも活用できるお部屋の魅力とは?

目次

仲の良い人たちを家に招いて充実した時間を過ごしたい、と考える人は多いです。しかし、お部屋の空きスペースや騒音の懸念などから、数人招いてこじんまりとした飲み会などをして終わり、という人も少なくないでしょう。

そこで今回はゲストルームについて解説します。ゲストルームは、そんな願いが叶う特別な設備といえます。今回は、ゲストルームのある賃貸物件があなたの暮らしをどのように豊かにするのか、さらにはゲストルームに代わる賃貸物件の探し方まで、具体的な事例を交えてご紹介します。

ぜひ最後までお読みいただき、お部屋探しの参考にしてください。

ゲストルームとは?

ゲストルームとは、おもにハイクラスなマンションの共用部にある設備の一つで、来客者や入居者が自由に使えるフリースペースのことです。

フリースペースといっても施錠できる部屋が一般的で、水回りが完備されており宿泊できるものから部屋だけのものまで、さまざまなタイプが存在しています。

そのマンションの入居者であれば基本は自由に使うことができますが、規約によって事前予約が必要だったり、利用に際して費用がかかったりします。利用する前提で人を招く前に、自分のマンションの規約などを確認しておくと安心でしょう。

マンションにゲストルームがある魅力

あまり耳慣れないゲストルームですが、どのような利点があるのでしょうか。ここでは、ゲストルームの魅力に迫ります。

来客者を迎えやすい

ゲストルームがあると、来客に関するさまざまな悩みを気にすることなく安心してもてなすことができます。

・来客者に室内を見られたくない

・来客者が宿泊する場所がない

このような悩みがあるあるとして考えられますが、ゲストルームを活用することで気軽にゲストを招くことができるでしょう。

在宅ワークに適している

ゲストルームではゲストを招くだけでなく、自分一人で利用することも可能です。そのため、ゲストルームを在宅ワークに活用すれば集中して仕事を進めることができるでしょう。

自分の部屋は誘惑が多く仕事が進まない、という経験はないですか?こんな悩みをお持ちの人には、ゲストルームの利用で問題が解決するかもしれません。

災害時の対応に優れている

ゲストルームは来客対応や入居者のセカンドルームのみならず、災害対策にも役立ちます。なぜなら、ゲストルームに災害発生時に必要な備品が備蓄されていることがあるからです。

昨今は自然災害の規模が拡大することがあり、有事の備えが欠かせません。そんなとき、ゲストルームに備蓄品があることで安心した生活を送ることができるでしょう。

住民同士との接点やつながりができる

ゲストルームを起点として、入居者同士や近隣住民とのコミュニティが形成されることも魅力の一つです。マンションにもよりますが、ゲストルームはカルチャーセンターとしての機能もあり、さまざまな種類の教室やイベントの開催場所としても利用されるからです。

とりわけ都心では入居者間や近隣住民との人間関係は希薄になりがちです。対面でのコミュニケーションをとることで、何かあったときに頼んだり頼まれたり、地域の情報を共有したりと、さまざまなメリットを享受することが期待できます。

マンションにあるゲストルームの活用方法

ゲストルームはさまざまな用途に利用できる魅力的な設備です。ここでは、その具体的な利用方法を紹介します。

ゲストを宿泊させる

ゲストルームの趣旨に最も合った使い方が、ゲストのおもてなしです。

ゲストが泊まりにきたとき、自室に宿泊スペースがあっても気を遣うことは避けられません。また、宿泊スペースがなければホテルを手配する必要に迫られます。費用のこと、送迎の手間などを考えるとおもてなしどころではないでしょう。

ゲストルームに宿泊することができれば、気兼ねなくゲストとの時間を過ごすことができそうです。

パーティができる

ゲストルームでは、入居者同士や友人とのパーティに利用することもできます。ゲストルームという名前ですが、個人的な利用も可能であることがあまり知られていないのは、非常にもったいないことです。

・自宅に友人を招きたいけど家族の目が気になる

・会話の内容を家族に聞かれたくない

このような悩みもゲストルームを活用すれば簡単に解決できます。

テレワークができる

コロナ禍以降、在宅ワーク・テレワークが一般化していますが、自宅で仕事をするとオンとオフのメリハリがつかず、どっちつかずになることも少なくありません。

そんなときはゲストルームでテレワークをすれば、仕事をする環境が手に入るため、いつも以上に仕事に身が入るでしょう。

最近では、テレワーク専用スペースが共用部分に設けられている物件もあります。気になる人は一度不動産会社に問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

趣味スペースとして利用できる

趣味を楽しむためにゲストルームを活用することもできます。とりわけ、自宅では十分な広さや機能が確保できない趣味をお持ちの人にはもってこいではないでしょうか。

・茶道や華道のように、日常生活から離れた空気を楽しむ趣味

・楽器演奏のように、広さや防音性が求められる趣味

・ヨガやダンスのように、スペースが求められる趣味

これ以外にもさまざまな趣味にゲストルームを活用することができます。

マンションのゲストルームにおけるマナー

ここまで紹介してきたように、ゲストルームは多様な利用方法と魅力を備えていますが、どのような使い方をしてもいいというわけではありません。ここでは、ゲストルームの利用にあたって知っておくべき一般的なルールとマナーを紹介します。

原則として管理規約などを遵守する

ゲストルームを利用するためのルールは、マンションの「管理規約」で定められています。そのため、ゲストルームごとのルールブックである管理規約の内容を必ず守るようにしてください。

なお、管理規約で定められているゲストルームの一般的な利用ルールは以下のようなものです。

項目内容
人に関すること利用可能者や利用可能人数を確認しておきましょう。また、連続利用の制限などが定められることもあります。
目的に関すること利用用途が定められていることがありますので、事前に必ず確認しておきましょう。
時間に関すること夜間や早朝などの利用が制限されていることがあります。
禁止事項に関すること飲食・宿泊・喫煙・ペット同伴・営利利用など、禁止事項も押さえておきたいところです。
料金に関すること利用料金や支払方法もチェックしておきましょう。
管理に関すること退室時の清掃や鍵の返却先など、管理者に迷惑をかけるようなことがあってはいけません。

周囲の人への配慮を怠らない

ゲストルームはプライベートな空間ではありますが、あくまでも共用施設。時間を問わず騒ぐのは絶対にやめましょう。おもに低層階や最上階に設置されていることが多いため、隣接する住戸があることを忘れてはいけません。

また、利用時間前に入室したり、時間後も利用し続けることもご法度です。自分だけのスペースではないことを前提に利用しましょう。

綺麗に使うことを心がける

ゲストルームは有償利用が一般的ですが、利用が終わり退室するときは清掃をして綺麗にして返すようにしましょう。

利用状態がひどいときなどは、原状回復費用や清掃費用を請求されることも珍しくありません。最悪のケースでは、せっかくのゲストルームを利用できなくなるでしょう。

そうならないためにも、ゲストルームは綺麗に使うことを心がけてください。

ゲストルームと一緒にあわせて検討したい賃貸物件の種類

ゲストルームは魅力的な設備ですが、ハイクラスな物件にしか存在しないことが多いほか、賃料帯も高額になりがちであるため、なかなか手軽に出会えるものではありません。

そこで、ゲストルームに魅力を感じる人に向けて、ゲストルームの機能に代わる設備を有する賃貸物件を紹介します。

ぜひゲストルームに手が届かない人でも、より良い賃貸物件に出会うための参考にされてください。

コンセプトシェアハウス

ゲストルームのテレワークや趣味利用に興味を感じる人には、コンセプト型のシェアハウスがおすすめです。

コンセプト型シェアハウスとは、趣味や目的が同じ人たちが集う賃貸物件のことです。シェアハウスですがルームシェアではなく個別の部屋があることもあります。また、趣味や目的が同じ人たちの交流を目的としているため、共用スペースにテレワークスペースや交流できるコミュニティスペースが設けられていることが特徴です。

これらのスペースを有効活用することで、仕事や趣味に費やす時間が増えるほか、濃厚な時間を過ごすことができるようになるでしょう。

コンセプト型のシェアハウスはまだ数は多くありませんが、生活や仕事が充実することは間違いありません。気になる人は一度チェックしてみてください。

リノベーション物件

来客が多い人などは、リノベーション物件がマッチするかもしれません。なぜなら、リノベーション物件ではリビングが広い傾向にあり、来客対応がスムーズになることが期待できるからです。

リノベーションとは、リフォームよりも大規模な改装のこと。壁や床を解体してゼロイチで間取りから作ることが一般的です。そのため、部屋数の多い古い物件などは広いリビングを設けてイメージを一新させ、賃貸市場に出回ることがあります。

もちろんリノベーション済だからといって絶対に広い部屋があるというわけではないため、しっかり内見を行った上で検討してみてください。

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戸建て賃貸物件

「マンションがいい」などのこだわりがなければ、戸建て賃貸物件もゲストルームの代わりになるかもしれません。戸建て賃貸物件は数こそ少ないものの、多くの点で独自性と優位性があるからです。

・部屋数が多い傾向にあるため、来客対応のハードルが低い

・部屋に独立性があるため、同居人(家族)への気遣いもアパート・マンションよりは少なく済む

・庭があるときは、人を呼んで花火・バーベキュー・パーティなどを楽しめる

・教室や趣味の場として利用するために必要な所有者の許可が得やすい

・複数台の駐車が可能なら、人も呼びやすい

これら戸建て賃貸物件の特徴は、ゲストルームに求める機能性を補完してくれるかもしれません。(いずれも利用規約を遵守する前提となります)

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ゲストルームがあるマンションを検討してみては?

ゲストルーム付きのマンションは、来客が多い人・家族や友人との時間を大切にしたい人にとって、魅力的な選択肢です。ゲストルームがあれば、来客者の滞在中も互いに気兼ねなく過ごせるだけでなく、プライバシーも確保できます。

しかし、ゲストルーム付きの物件は数が限られているのが現状です。ゲストルームがない物件を検討するときは、広めのリビング・部屋数や部屋の独立性・駐車場の状況などに重きを置いてみると、理想のお部屋に出会えるかもしれません。

この記事をお読みいただき、ぜひご自身のライフスタイルに合った賃貸物件を見つけてください。