「同棲を始めることになったけど、どんな家電を購入すれば良いのだろう」と考える方も少なくありません。家電は一度購入すれば長く使うものなので、後悔のないように購入したいものです。
今回は、同棲に必要な最低限の家電やあると便利な家電、確認すべき注意点について解説していきます。同棲の際に揃える家電は、パートナーと相談しながら後悔のないように選びましょう。
同棲に必要な最低限の家電5選
同棲に必要な家電は人によってさまざまですが、最低限揃えておきたい家電が5つあります。2人で生活するうえで抑えておきたいポイントが家電ごとにありますので、それぞれ確認していきましょう。
①冷蔵庫
同棲するなら容量の大きな冷蔵庫の購入がおすすめです。家電店やネット通販では、冷蔵庫の容量が単身者向けや2人以上向けとわかりやすく明記されていることが多いです。
冷蔵庫は一度購入すれば長く使うものなので、家族が増えたときのことを考えると容量が大きいものを選んでおくことをおすすめします。また、サイズが大きくなると設置スペースや搬入経路なども確認する必要があるので、あらかじめ部屋の採寸を行ってから購入するようにしましょう。
②電子レンジ
仕事で忙しいときや疲れているときは、普段何気なくやっている料理ができないこともあります。電子レンジがあれば、弁当を温めたり時短料理が作れたりするので、同棲の前に用意しておきましょう。また、電子レンジは主に3種類あるので好みに合わせて選んでみてください。
- 単機能レンジ
- オーブンレンジ
- スチームオーブンレンジ
それぞれ機能面や価格が異なるため、2人の生活に適したものを選ぶのが重要です。
③掃除機
掃除機は、部屋をきれいな状態に維持するために必要な家電のひとつです。掃除機にはコンセント式と充電式があり、吸引力はコンセント式の方が強いのですが、充電式のコードレスの方が使い勝手は良いです。
充電式のコードレスタイプは、気づいたときにサッと掃除機をかけられるので、楽に掃除することができます。部屋のコンセントの位置を確認して、掃除機を収納するスペースを考えておきましょう。
④洗濯機
洗濯機も冷蔵庫と同様に、2人以上の洗濯に適した容量を選ぶことをおすすめします。洗浄力や値段の安さ重視なら縦型洗濯機、時間短縮もしたいなら乾燥機能付きのドラム式洗濯機を選択すると良いでしょう。
ただし、洗濯機を購入する前に、洗濯機を設置するスペースや搬入経路の確認が必要です。
⑤炊飯器
炊飯器も用意しておきたい家電のひとつです。炊飯器も一度購入すれば長年使う家電なので、家族が増えたときのことも考えて、容量の大きいサイズを購入することをおすすめします。
こちらも洗濯機や冷蔵庫のときと同様に、炊飯器を置くスペースの確認やコンセントの位置もあらかじめ確認しておきましょう。
【あると便利】同棲に必要な最低限の家電5選

ここからは、同棲する際に必ず必要とまではいかないけれども、あると便利な家電を5つ紹介していきます。2人の生活が始まる前に揃えておくと生活のQOLが上がり、結果として快適な暮らしに繋がります。
食洗器・食器洗い乾燥機
料理を作るのに使用した鍋やフライパン、2人分の食器を洗うのはそれなりの手間と時間がかかるものです。食洗器・食器洗い乾燥機があると、食器を洗う時間が大幅に減るため、その時間を使って2人でゆっくりお茶を飲むこともできるでしょう。
また、毎日の皿洗いで手が荒れてしまう方も少なくありません。食洗器・食器洗い乾燥機があれば、水や洗剤に触れる時間が減るので手荒れを防ぐことも可能です。
なお、最初から食洗機・食器洗い乾燥機がついているケースもあるので、部屋探しの際はキッチンの設備についてあらかじめチェックしておくと良いでしょう。
調光・調色機能付きの照明器具
調光・調色機能付きの照明器具は、光の明るさや色をリモコンで調節できる機能がついている照明器具のことです。シーリングライトなどに備わっている機能で寝るときにリモコンで電気を消せるので、わざわざ立って消灯スイッチを押しに行かなくて済みます。
また、状況に応じて明るさ調整が自由にできるので、夜寝る前に少し暗めにして寝る準備をする方も少なくありません。照明の明るさや色を変えるだけで部屋の雰囲気も変わるため、シチュエーションに合わせて使えるのも魅力です。
電気ケトル
電気ケトルがあれば、やかんや鍋を使わずに必要な分だけお湯を沸かすことができるので、コーヒーを飲むときやカップラーメンを作るときに重宝します。短い時間でお湯を沸かすことができるので、時間も手間もかかりません。
また、注いだ水の量がわかるように透明の窓がついている製品が多く、これによって必要な分だけお湯を沸かすことができるので、節水にも効果的です。さらに、電気ケトルは火を使ってお湯を沸かすわけではないので、お湯を沸かしている間に別の家事をすることも可能です。
忙しい時間にサッとお湯を沸かせる電気ケトルがあれば、出勤前の準備に手間取ることもなくなるでしょう。
ロボット掃除機
「部屋の中はいつもきれいな状態を維持したい」と考えていても、毎日掃除をするのは大変ですよね。その点ロボット掃除機は、スイッチを入れれば自動的に室内を掃除してくれます。掃除機をかける手間がなくなるので、ロボット掃除機を導入して日々の掃除を行っている方も珍しくありません。
共働きの場合でも留守中にロボット掃除機をセットしておけば、2人が働いている間に自動で部屋を掃除してくれるので、楽にきれいな部屋を維持できます。充電スペースも取らないので、揃えておきたい家電アイテムのひとつです。
FireStickTV
FireStickTVはAmazonが販売しているテレビに接続する映像出力機器です。Amazonプライム会員の方は、会員特典としてさまざまな映画やアニメを視聴できます。このとき、FireStickTVをテレビにセットすることで、魅力的な作品を大画面で味わえるようになります。
ほかにもHulu・NetFlix・DAZN・AbemaTV・YouTube、などさまざまな動画サービスがあるので、2人でおうちデートを楽しむことも可能です。仕事が終わってから夜にゆっくりドラマを見たり、休日に映画鑑賞したりと、2人の楽しい時間を増やすためにも必要なアイテムといえるでしょう。
同棲家電を揃える前に確認すべきこと

家電選びに失敗しないよう、以下の3つを確認しておくことが大切です。
- 間取りや部屋サイズを確認する
- コンセントの位置や場所を確認する
- 家電購入に充てる予算を決める
1つずつ確認していきましょう。
間取りや部屋サイズを確認する
まずは、間取りや部屋のサイズを確認しましょう。間取りや部屋のサイズがわからなければ、購入して良い家電の大きさかがわかりません。
たとえば、同じ2LDKの部屋だとしても、冷蔵庫を入れるスペースが決まっている部屋とそうではない部屋があります。ほかにも㎡数や天井の高さ、廊下の広さなどもさまざまなので、部屋に合わせて選ぶ家電が変わってきます。
冷蔵庫や洗濯機を設置するスペースはもちろん、以下の項目も採寸しておくと良いでしょう。
- 天井の高さ
- 扉の幅や高さ
- 廊下の幅
- 玄関の幅や高さ
不動産会社に相談すれば入居前にも採寸はできるので、上記の採寸をしてから家電を揃えるようにしましょう。
コンセントの位置や場所を確認する
コンセントの位置によってどこに何を置くかある程度決まるため、コンセントの位置や場所を確認しておきましょう。延長コードを使えばコンセントの位置や場所をあまり気にしなくても良いのですが、コードが多くなりごちゃごちゃすると、見た目も良いものではありません。部屋の中をすっきり見せるためにも、無理のない範囲で家具や家電を設置することが大切です。
家電購入に充てる予算を決める
家電には多くの商品があるので、事前に予算を決めておくと家電を決めやすくなります。家電購入に充てる予算が決まっていると取捨選択がしやすくなり、家電選びで揉めることも少なくなるのではないでしょうか。
たとえば、冷蔵庫の予算を15万円までと2人で決めておけば、その選択肢の中から選ぶので、高額な家電に目移りすることもなくなります。仲の良い2人だとしてもお金の価値観が異なることもあるので、あらかじめ決めておいた予算内で家電を選ぶようにしましょう。
同棲家電を揃えるときに確認すべき注意点

これから紹介する家電を揃えるときに確認すべき3つの注意点を意識することで、家電を購入してから後悔することを防げます。
- 大型の家電搬入ができるかどうか
- 生活スタイルに合った家電を選ぶ
- 実物を確認したうえで購入をする
1つずつ確認していきましょう。
大型の家電搬入ができるかどうか
冷蔵庫や洗濯機など、大型家電の搬入ができるかどうかは特に重要なポイントです。同棲の前は、間取りや部屋のサイズを確認するだけでなく、家具の搬入経路も調べておきましょう。
また、家具の搬入経路を調べる際は以下の項目に注意してください。
- 共用廊下の幅
- エレベーターの幅、高さ、奥行き
- 階段の幅
- 手すりやドアノブからの幅
部屋を採寸して洗濯機が入ることはわかったものの、洗濯機を運ぶ途中の共用廊下を曲がりきれないケースもあります。そうなると別の窓から搬入するなどの対応になり、家具店や引越し業者に依頼した費用が上がる可能性もあります。家電を揃える前に、事前に気になる箇所があれば細かく採寸するようにしましょう。
生活スタイルに合った家電を選ぶ
同棲カップルの中には、お互い共働きをしているケースも多くあります。仕事から帰って来た後に食器洗いや洗濯、掃除などの家事に追われると、2人でゆっくり過ごす時間がなくなってしまいます。もし共働きでゆとりのない生活を送っている場合、以下のような家電を購入してお互いの時間を作ってみてください。
- ロボット掃除機
- 自動食器洗い乾燥機
- 自動乾燥機能付き洗濯機
上記の家電は製品ごとに異なる特徴を持っているため、自身の生活スタイルに合った機能性が備わっているかどうか、購入前にチェックすることをおすすめします。
実物を確認したうえで購入をする
ネット通販で商品画像や動画を見て購入して、「イメージと違った」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。冷蔵庫や洗濯機などは高額な商品が多く、なるべく失敗したくないと思うのが心情です。
もしインターネットで注文する場合、画面上に掲載されているレビューのほか、実物を実店舗でチェックしてから購入するかどうか決めましょう。実物を確認することで部屋に設置したときのイメージが膨らみ、購入後の返品といったトラブルを回避できます。
また、必要な家電が揃っている物件も多く、そのようなところなら採寸や確認などの手間がほとんどなくなります。「家電を用意するのが面倒」と感じる方は、家電付きの物件を条件に入れて部屋探しをしてみてはいかがでしょうか。
同棲時の家電選びは必ずパートナーと相談しながら行おう
一人暮らしで使っていた単身者用の家電をそのまま使うこともできますが、2人で使うには容量が足りなかったり、パートナーが望む機能が備わっていなかったりすることがあります。また、機能性が高い家電を買い揃えば時間短縮が叶うほか、生活の質を上げることも可能です。新生活に必要な家電選びは、パートナーと相談しながら進めるようにしましょう。