同棲 家具

インテリアコーディネーターが教える、同棲用の家具選びで失敗しない方法とは?

目次

同棲を始めるときは、ワクワクドキドキしますよね。楽しみな反面、2人で暮らすにはどんなものが必要かなかなかイメージがわかないかもしれません。特に家具家電は、消耗品とは違い、一度買ったらなかなか買い直すのが難しいものです。失敗しないためには、事前にどんなものを買うかやサイズ感などをよく確認しておくのがおすすめです。

そこで今回は、同棲するにあたっての家具選びのポイントをご紹介します。家具選びの注意点や、確認するべき点も紹介しているので、ぜひ家具を買い揃える前にチェックしてみてくださいね。

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同棲用の家具を揃える&選ぶ流れ

同棲 家具

まずは家具選びの流れを確認しましょう。家具は、なんとなく買っていくとインテリアの統一感がなくなったり、レイアウトがうまくいかなかったりしてしまいます。まずはお部屋全体をどんな雰囲気のインテリアにするか考え、次に必要な家具を洗い出してレイアウトを考えるとスムーズに家具選びができますよ。

STEP1:好みの色や家具を洗い出す

まずはお互いの好みの色やデザインを洗い出して、どんなインテリアにしていくのかを話し合いましょう。ひとり暮らしの場合は、自分の好きな色やデザインで揃えることができますが、同棲となるとそうはいきません。お互いにどんな部屋にしたいかイメージを出してすり合わせていくことが必要です。

インテリアに対する考え方も人それぞれです。特にこだわりがない人もいるかもしれませんが、お互いにこだわりたいタイプの場合は、特に最初にきちんと話しておくことが重要です。

また、男性は機能面を、女性はデザイン面を重視しがちという傾向もあります。どちらかが不満をためてしまうことのないよう、お互いの考えをすり合わせておきましょう。

STEP2:部屋の統一感(色や雰囲気)を決める

お互いの好みを出し合ったら、具体的にどんな部屋にしていくかをイメージしましょう。ベージュや白を基調にナチュラルな雰囲気にするのか、モノトーンをベースにしてシンプルモダンなインテリアにするのか、それとも赤や黄色を使ってポップな印象にするのか、などです。

どんなインテリアにするかによって、家具の雰囲気やデザインも変わってきます。最初にインテリアのテーマを決めておくと、どのような家具を選んだらいいのか決めやすくなりますよ。

STEP3:必要な家具を洗い出す

次に必要な家具を洗い出していきます。家具は、生活を始めるにあたってすぐに揃えておくべきものと、あとから買えばいいものに分けておくと良いでしょう。優先順位をつけておくと、購入するときに迷わずに済みます。

とりあえず生活を始めるために必要な、すぐに揃えておくべき家具には以下のようなものがあります。

  • カーテン
  • ベッドや寝具
  • テーブルと椅子
  • 食器や衣類の収納棚

カーテンがないと、夜になると外からお部屋が丸見えになってしまいます。プライバシーを守ることや防犯上の観点からも、最初に準備しておくのがおすすめ。

また、ベッドや寝具がないと眠れないので、生活を始める日から必要です。テーブルや椅子も、食事のために必要ですね。とりあえず物を置いておく場所としても使えるでしょう。

食器や衣類も毎日使うものなので、そういったものの収納棚も生活を始める前に準備しておいたほうが便利です。

反対に、後から揃えていけばいいものは以下のようなものです。

  • ソファ
  • サイドテーブル
  • ラグ、カーペット
  • 食器や以外の収納棚やシェルフ

ソファやサイドテーブルは、あると快適ですが、なくても生活はできます。優先順位は低いでしょう。ただし、ラグやカーペットがないと底冷えしてしまう部屋や、物が多く収納棚がないと困る場合などは優先順位も変わってくるでしょう。

自分たちの場合は何が優先で何がそうじゃないか、考えてみてくださいね。

STEP4:家具のサイズ感などを確認し購入する

買い揃えるべき家具を洗い出したら、購入する家具のサイズ感を確認しましょう。ひとり暮らしで使う家具と同棲で使う家具は、快適に使うために必要なサイズも変わってきます。

例えばダイニングテーブルは、ひとりで食事するのに必要な幅が幅60cm×奥行き40cmだと言われています。2人で向かい合って使うことを考えると、幅60cm×奥行き80cmはあったほうが良いでしょう。

もしテーブルで仕事や作業することがあるなら、120cmなど幅の広いものを選んでもいいかもしれません。大きなテーブルを置きたいけれどスペースにゆとりがない場合は、伸ばして広くできる伸長式のテーブルを選ぶのもおすすめです。

もうひとつ、ひとり暮らしとはサイズが変わるのがベッド。ひとり暮らしだとシングルベッドを使っている人が多いかもしれませんが、2人で寝ることを考えるとダブルベッド以上の大きさがおすすめです。人が安眠できるスペースは肩幅+30cmと言われています。肩幅の広い人だと、一般的な幅が140cmのダブルベッドでも少し狭いかもしれません。

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同棲家具を揃える前に確認すべきこと

同棲 家具

次に、同棲家具を購入する前に確認しておくべきポイントをご紹介します。

間取りや部屋サイズを確認する

家具を揃える前に、実際に家具を配置することを考えて同棲する部屋のサイズや間取りを確認しましょう。部屋のスペースがどれくらいあるのかや何部屋あるかによって、買う家具の数や大きさも変わってきます。同棲するのであれば、1LDKや2K以上のお部屋がおすすめです。

また、部屋のサイズを確認せずに家具を購入すると、部屋に入らなかったり、部屋がいっぱいになり圧迫感を感じたりするかもしれません。とくに2人で過ごすことの多いリビング・ダイニングは、圧迫感を感じず快適に過ごせるよう、部屋のサイズに合ったダイニングテーブルやソファの大きさを考えましょう。

寝室に置くベッドも、ひとり暮らしのときよりもサイズが大きくなるため注意が必要です。ダブルベッド以上の大きさのベッドを購入する場合、寝室に十分な広さがあるのかを確認しましょう。インテリア計画の際、人が通るスペースは、60cmあると圧迫感を感じないと言われています。寝室に入れられるかサイズかどうか、人が通行するスペースが十分取れるかを考えながらベッドを選ぶと良いでしょう。

家具購入にあてる予算を決める

家具は低予算で買えるものから、数十万もする高額なものまで様々です。また、同棲を始めるためには部屋を借りる費用や、引越し費用、家具だけでなく家電を揃える費用などもかかるでしょう。その中で、家具購入にどれくらいの金額をかけるのかは、あらかじめ話し合っておくのがおすすめです。

例えば、「2人でゆっくりくつろぐ時間を大切にしたいからソファにはお金をかける代わりに、テーブルにかける予算は抑える」「睡眠の質を上げたいのでベッドにはお金をかけるが、その他は安いものを探す」など、お互いの考え方をすり合わせていきましょう。

費用を抑えたい場合は、お互いがひとり暮らしで使っていた家具をそのまま使用することや、中古品を購入することも視野に入れましょう。予算を決めることで、必要のない家具を購入するのを防ぐこともできます。

家具にあてる費用があまり取れないという場合は、家具付きの物件を選ぶのもおすすめですよ。

お互いの生活スタイルを確認する

無駄な家具を購入してしまうことのないように、お互いの生活スタイルを確認しましょう。同棲後の生活を具体的にイメージすることによって、必要な家具とそうでない家具が見えてきます。

例えば、お互い生活リズムが違う場合、寝起きの振動で相手を起こしてしまわないようにベッドはシングルベッドを2つ並べるという方法もあります。また食事をするタイミングが異なる場合は、大きなダイニングテーブルは必要ないかもしれません。

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同棲家具を揃えるときに確認すべき注意点

同棲 家具

次に、同棲家具を揃える際に失敗を避けるための注意点をご紹介します。

まとめて購入するのは控える

家具はまとめて購入せず、優先順位を決めて順番に買い揃えていくのがおすすめです。家具は決して安いものばかりではありません。まとめて購入すると、一時的に費用がかかり生活費が苦しくなってしまう可能性があるでしょう。

また、一気に購入すると部屋のスペースが一時的に狭くなってしまいます。家具を動かすスペースがなく、思い通りのレイアウトにするのに苦労してしまうかもしれません。優先度の高いものから順番に買って配置することで、優先度の低い家具はどれくらいの大きさのものを買えばいいかもわかり失敗しないでしょう。

インターネットのみで購入しないようにする

なんでも通販で買えるようになり、家具もインターネットで購入できるものが多くあります。なかなかお店に行って選ぶ時間がないという忙しい人には便利ですね。ですが、家具はインターネットのみで購入するのは注意が必要です。

特に大きな家具は、ネット上でサイズなどの表記があっても、実物を見たときの印象は違うこともあるでしょう。また、色味なども写真と実物が違うことがあるかもしれません。ニトリやIKEAなどの家具販売店に行くと、実際のお部屋をイメージして展示してあるスペースがあるため、インテリアや生活のイメージが具体的になるというメリットもあります。

ですが、忙しくてなかなかお店に行ってゆっくり選ぶ時間がないという方もいるかもしれません。おすすめは、あらかじめインターネットで下調べをしてから、実物を見に行って購入するという方法です。この方法なら、忙しい人でも効率的に家具を選ぶことができますよ。

使いやすさや機能性も必ず確認をする

家具はインテリアに合わせてデザイン面で選ぶことも重要ですが、デザインだけで選ぶと、生活し始めてから使いづらいと感じることがあるかもしれません。家具はデザイン面だけではなく、機能性や使い勝手も考慮して選びましょう。

デザインがよく、機能性も優れている家具も探してみるとたくさんあります。デザインも機能性も妥協したくないという方は、そういったものを探してみると良いでしょう。

デザイン性を重視した家具選びに不安を覚える方は、すでに家具が設置された物件を探すのもおすすめです。その部屋のテイストに合わせた家具が選ばれていることが多いほか、初期費用も抑えられるので、ぜひ検討してみてくださいね。

同棲家具を揃えてパートナーとの生活を充実したものにしよう

生活をする上で家具は必要不可欠なもの。ひとり暮らしと同棲生活では、必要な家具も変わってきます。買い揃えるのは大変ですが、お互いの生活スタイルや価値観などを話しながら決めていく時間も楽しいでしょう。2人で始める新生活がより快適なものとなるよう、ぜひたくさん話しながら家具を選んでみてくださいね