貯金できない人の特徴とは?7つの方法で明日から貯金を増やそう

目次

貯金ができない、お金が貯まらないといった悩みを抱えている人は多いと思います。しかし、実は貯金ができないことで悩んでいる人の多くは原因と対処法をご存じないだけなのです。

今回は、貯金ができない原因から、貯金を増やす方法まで詳しく解説していきます。貯金ができない原因を知り、貯金するために必要なことを知り、貯金できない状況から脱却しましょう。

貯金ができない人に共通する特徴

最初に貯金ができない人に共通する特徴を3点挙げます。悩んでいる人はどれかに当てはまっているかと思いますので、まずはご自身が貯金できない原因を考えていきましょう。

貯金の目標を決めていない人

貯金の目標が決まっていない人は、貯金のモチベーションが湧きにくく、行動に移せないことが多いです。

貯金のモチベーションがないと、財布や口座にあるお金をついつい使ってしまい、気がついたときにはお金がない、といった状況が生まれてしまいます。当然のことではありますが、手元にお金がないと貯金ができないため、この状況が続くと一生貯金ができません。

支出を把握していない人

「収入 – 支出」の金額が貯金額になります。支出を把握していないと、収入に対して支出が大きくなってしまう、節約の対象となる無駄な支出がわからない、といった問題が生じます。

貯金をしたいのであれば、まずはご自身が何にどのくらいお金を使っているのか、支出を把握するところから始めましょう。

貯金するためのお金を作る余裕がない人

そもそも貯金をするためのお金の余裕がなければ、貯金はできません。繰り返しますが「収入 – 支出」が貯金できる金額であるため、この数字が0に近かったり、マイナスな人は貯金ができないです。

貯金の目標があっても、支出を把握していても、貯金をするためのお金がないとどうしようもありません。収入を増やしたり、支出を抑えたりして貯金するためのお金を確保しましょう。

FPの私が教える、貯金ができない状態から脱却する基本的な考え方

貯金を増やすための方法を紹介する前に、貯金できない状態から脱却するための基本的な考え方を紹介します。

ライフプランから逆算して目標の貯金額を設定する

どのような人生を送りたいか、ライフプランによって生涯で必要なお金は変わります。ライフプランが明確ならば、必要なお金が逆算できるでしょう。ライフプランに必要なお金は、そのまま貯金の目標と言い換えることが可能です。

ある程度ライフプランが固まっている人は、そこから必要なお金を逆算してみてください。ライフプランが固まっていない人は、ライフプランの設計から始めましょう。

貯金の目標が決まりやるべきことが明確になると、行動に移しやすくなります。

少額から貯金を無理なく始める

貯金ができない人がいきなり手取り収入の30%、40%を貯金に回すことはあまり現実的ではありません。

貯金で大切なことは習慣化です。貯金習慣があることで、無理なく貯金の目標額を貯めることができます。生活を圧迫するレベルの貯金を継続しようとすると、貯金習慣の形成・維持ができず、お金が貯まりにくくなってしまいます。

まずは手取り収入の5%や10%からでもいいので、少額から貯金を始めてみてください。少額から貯金を始めると、貯金習慣の形成がしやすい点がメリットです。節約や副業などと組み合わせると、手元に残るお金が増えるため、自然と貯金が増えていきます。

貯金を増やすための7つの対処法

貯金に対する基本的な考え方を知ったところで、次に貯金を増やすための7つの対処法を紹介します。

貯金を増やすためのベースは「収入を増やす」と「支出を減らす」の2点です。今回紹介する対処法は全てこのどちらかに通ずる手段です。まずは家計簿をつけることから始めてみてください。

家計簿をつけてお金の流れを把握する

貯金を増やすためには、お金の流れの把握が重要です。お金の流れを把握するための手段としては家計簿が最適です。以下の3点を把握できるように、家計簿をつけてみてください。

・毎月の収入

・毎月の支出

・何にいくら使っているか

毎月の収入と支出がわかれば「収入 – 支出」で貯金できる金額がわかります。貯金の目標に対して数字が小さい場合は状況の改善が求められます。たとえば、収入を増やしたり支出を減らしたりといった対応です。

家計簿をつけて、何にいくら使っているかを明確にすると、支出の中にある無駄な支出がわかります。無駄な支出を減らせば、減らした分をそのまま貯金に回せます。

収入を増やすために転職や副業をする

収入を増やして支出を増やさなければ、自然と貯金が増えます。可能な限り早く収入を増やしたいと考えている人には、「転職」や「副業」がおすすめです。

収入や昇給のペースは勤務先の給与制度に依存するため、即効性を求めるのであれば転職や副業に取り組む方が適しています。とはいえ、勤め先がインセンティブの大きい給与制度なら、本業で昇給を目指してみてもいいかもしれません。

これまでの経験や現在のスキルをもとに、収入を増やす手段として転職や副業を考えてみてください。

通勤時間を減らせる物件へ引越す

収入を増やす手段として副業を考える場合、作業時間の確保が課題となります。作業時間の確保には、通勤時間の短縮が手っ取り早いです。

職場に近いお部屋や駅から近いお部屋であれば、通勤時間を短縮できます。加えて、通勤時間を短縮すると体力の消費も抑えられるため、副業に取り組むための体力も確保しやすいです。

副業を考えている方は、通勤時間を減らせるお部屋への引越しを検討してみてください。

電力会社やガス会社の契約を見直す

電気・ガスの自由化に伴い、契約会社を変更できるようになりました。契約している電力会社やガス会社によって、使用量や使い方が同じでも光熱費が変わるため、見直しをおすすめします。

見直す際は以下の点に注意してみてください。

・ライフプランに合った電力・ガス会社、プランを探す

・他のサービスとのセット割の有無を確認する

・支払い方法を確認する

電気代やガス代を見直すと、毎月数千円からの節約につながります。電気代やガス代は固定費であり、数千円の節約が翌月以降も継続します。電気代・ガス代の見直しだけで毎月の貯金額を増やせるので、早めに取り組んでください。

先取り貯金をする

「収入 – 支出」をプラスにするための手段として、先取り貯金がおすすめです。余ったお金を貯金するのではなく、あらかじめ一定額を貯金に回す方法を先取り貯金と言います。

財形貯蓄や積立定期預金を利用して、給料日に一定額が自動的に別の口座に送金されるように設定してみてください。普通預金と比較して、引き出しに手間がかかる点からも貯金を成功させやすいです。

ただし、先取り貯金の割合を大きくしすぎて生活が破綻しないように注意しましょう。生活費が不足してしまい、貯金から引き出してしまうと意味がありません。家計簿で支出を把握し、無理のない範囲で先取り貯金を実践してみてください。

コンビニや自動販売機などを極力避ける

コンビニや自動販売機はとても便利ですが商品は割高です。飲み物を例に考えてみると、スーパーで100円で購入できる商品がコンビニや自動販売機では150〜170円するケースは珍しくありません。

また、コンビニを利用すると、購入予定ではなかった商品を購入してしまうこともあるかと思います。

本当に必要なときを除き、コンビニや自動販売機を利用すると、無駄な支出が発生しやすいため、貯金をしたいのであれば、極力避けた方がいいと言えます。

キャッシュレス決済を積極的に利用する

クレジットカードや電子マネー、QR決済など、キャッシュレス決済を利用すると多くの場合、ポイントが付与されます。

決済手段にもよりますが、0.5〜2%のポイント還元は常時可能です。キャンペーンや他のポイントカードとの組み合わせなど、10%以上のポイント還元を得られるケースもあります。

次の会計時に「1ポイント=1円」として使用できるポイントを中心に集めるようにすると、日々の支払いで使うお金が減ります。クレジットカードの発行・使用に抵抗がない方であれば、すぐに始められる節約であるため、ぜひ生活に取り入れてみてください。

お部屋の設備や条件の見直しで貯金を増やそう

住んでいるお部屋によっても支出が変わります。

「家具・家電付き」や「インターネット無料」など、このような条件のお部屋であれば、支出の一部を抑えられます。減らした支出はそのまま貯蓄に回すことができるため、貯金ができずに悩んでいる方はぜひ検討してみてください。

家具・家電付きのお部屋

家具や家電が備え付けられているお部屋もあります。家具と家電の両方が一式揃っているお部屋があれば、どちらか一方だけが揃っているお部屋もあります。

家具・家電付きのお部屋のメリットは主に以下の3点です。

・購入費用がかからない

・退去時に持ち運ぶ必要がない

・契約内容によっては修理費がオーナー負担

家具や家電を一式揃えようとすると、一人暮らしであっても20〜30万円必要になるケースは珍しくありません。また、退去時に家具・家電を持ち運ぶ必要がないため、引越しが多い人には大きなメリットとなるでしょう。

契約内容によっては修理費がオーナー負担であるため、家電が突然壊れた際の修理費や買い替え費用が発生しにくい点もメリットです。(ただし全ての物件がそうとは限らないため、トラブルに発展しないよう契約時にしっかりと内容を確認しましょう)

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インターネットが使えるお部屋

お部屋によってはインターネットが無料で使えます。インターネットを契約する必要がなくなるため、毎月の通信費を抑えられます。

契約内容にもよりますが、インターネットの月額料金は毎月4000〜5000円ほどです。年間4.8万〜6万円の節約が可能になります。

また、外出時にスマートフォンで動画視聴や電子書籍・アプリのダウンロードなど、通信量の多い操作をしない人であれば、契約内容を変更し、スマホ料金を抑えることも可能です。

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駐車場が無料のお部屋

車を持っている人の場合、駐車場が必要になります。マンションやアパートの駐車場や月極駐車場など、毎月一定額を支払って駐車場を利用している人も多いでしょう。

お部屋によっては駐車場が無料で利用できます。駐車場の月額料金は契約する駐車場によって大きく異なりますが、月額数千円〜数万円ほどかかります。駐車場無料のお部屋を契約することで、毎月数千円〜数万円、年間数万円〜20万円超の節約につながるため、おすすめです。

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浄水器が付いているお部屋

安全でおいしい水を求める場合、浄水器が選択肢の1つとなります。浄水器はミネラルウォーターを購入したり、ウォーターサーバーを契約するよりもコストを抑えられる点がメリットです。

ウォーターサーバーを契約する場合、毎月3000〜6000円ほどかかります。契約内容や使用状況によっては月額1万円を超えるケースもあるようです。

浄水器を設置するには3000〜20000円ほどかかります。カートリッジの交換費用が維持費として発生しますが、ウォーターサーバーの維持費よりも抑えられます。

ウォーターサーバーは不要だが浄水器は欲しい、という方にはあらかじめ浄水器が設置されている物件がおすすめです。維持費は発生しますが、設置費用はかかりません。引越し後すぐに利用できる点もメリットといえます。

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貯金ができない習慣から脱却しよう

貯金ができない人の特徴には以下のようなものが挙げられます。

・貯金の目標がない

・支出を把握していない

・貯金のためのお金がない

まずは貯金をする目標を明確にしましょう。目標がないと貯金のモチベーションが維持できず、貯金が続きません。

次に、支出を把握し、貯金するためのお金を確保することが大切です。「収入 – 支出」が毎月プラスになること、この数字を大きくすることを意識すると貯金が増えます。加えて、無理のない範囲で先取り貯金を実施すると、自然と貯金ができない状態から脱却できます。

家賃をはじめとして、インターネットや駐車場が無料のお部屋や通勤時間を短縮できるお部屋など、住んでいる環境が貯金のしやすさに与える影響は無視できません。効率的に貯金したいと考えた際には、住んでいる環境を見直してみてください。