賃貸申し込みは2番手でも借りられる?入居できるケースや1番手で申し込むためのコツ

目次

気に入った物件を見つけても「すでに申込が入っています」といわれた経験がある人も多いでしょう。1番手の申込が入っているだけで、あきらめる人は少なくありません。

しかし、2番手で申し込んだ場合でも、希望の物件に住めるケースがたくさんあります。

そこで今回は、賃貸物件が2番手でも借りられるケースや、1番手で申し込むためのコツを解説します。2番手でも希望の物件を借りられる可能性があるため、この記事の内容を知っておくようにしましょう。

“賃貸申し込みが2番手”の意味

“賃貸申し込みが2番手”の状態とは、希望の賃貸物件をすでに誰かが先に申し込んでいる状況を指します。つまり、物件に興味を持っている他の人が先に手を挙げていて、その後に申し込みをすることです。

基本的に賃貸の申し込みは「先着順」での受付になるため、入居審査も2番目に行われます。

賃貸申し込みが2番手でも借りられるケース

賃貸物件の申し込みで2番手になっても、物件を借りられるケースがあります。たとえば、1番手が申し込みをキャンセルしたり、1番手の入居審査が通らなかったり、契約条件が合意に達しなかったりする場合です。

この章では、賃貸の申し込みが2番手でも物件を借りられる「4つの状況」を詳しく解説します。これらの状況であれば、2番手として申し込んでも物件を借りられる可能性があるため、知っておきましょう。

1番手の「手続きの準備段階」に何らかの問題が生じた場合

1番手が入居を取りやめる場合や、契約条件に合意できないなど、手続きの準備段階で問題が生じる場合があります。たとえば、別の物件を選んだり、契約条件に納得できなかったりするケースです。

1番手が入居意思を撤回をしたケース

申し込み後、1番手の人が他の物件を選んだり、何らかの理由で入居意志を変更した場合です。一度入居の意思をもって申し込んでも、他に希望通りの物件がある場合や、転勤が白紙になり引越す必要がなくなった場合によくあります。

賃貸契約における条件が合意に至らないケース

以下のような理由で、大家さんと1番手の申し込み者との間で合意に至らない場合があります。

・家賃の値下げを契約条件にしていたが整わなかった

・ペットとの同居を大家さんに検討してもらったが断られた

・設備を新品に入れ替える希望が通らなかった

1番手と大家さんによる「契約内容の合意」がまとまらず、2番手に交渉権が回ってくるケースは少なくないため、知っておきましょう。

1番手の「手続き中」に何らかの問題が生じた場合

1番手の手続き中に、何らかのトラブルに巻き込まれることがあります。たとえば、1番手の連帯保証人が認められなかったり、契約手続きに遅延が生じたり、虚偽の発言が発覚したりすることです。

1番手の保証人が認められないケース

1番手が設定した連帯保証人が、大家さんや保証会社の入居審査で断られるケースがあります。たとえば、保証人の収入が不十分で、いくつもの借金があるなど「社会的な信用度」が低い場合は、賃貸契約の審査で非承認となります。

1番手の契約手続きに遅延が生じているケース

1番手の契約手続きがスムーズに進まず、滞っている場合があります。たとえば、必要な書類が揃っていなかったり、初期費用を準備できていなかったりすると、スケジュール通りに手続きできず、申込がキャンセルになるケースが多いようです。

1番手の虚偽発言が発覚したケース

申し込みや入居審査の過程で「虚偽の情報」が提供されたことが発覚した場合、契約が取り消される可能性があります。たとえば、収入や職業を入居審査に有利になるように偽った場合や、同居人がいるのにも関わらずふせていた場合などには申込自体が無効です。

1番手の「審査結果」に何らかの問題が生じた場合

1番手として申し込んでも、大家さんや保証会社による「入居審査」で問題が生じることがあります。たとえば「入居審査に落ちる」「初期費用の支払いに遅延が生じる」などのケースです。

1番手の審査が落ちたケース

信用情報(借金や公共料金支払い遅滞などの有無)の問題や、収入が賃料の基準を満たしていない場合は、賃貸の入居審査に通過できません。

そのため、入居審査に通過できない時点で申込は撤回されます。

1番手の初期費用の支払いに遅延が生じているケース

契約時に必要な初期費用の支払いが遅れたり、支払えなかったりするケースがあります。たとえば、振込手続きのミスや資金不足などが原因です。

賃貸物件の「契約や審査方法」が特殊な場合

賃貸契約や審査方法にはさまざまなパターンがありますが、中には特殊なケースも存在します。たとえば、内見をせずに契約する「先行契約」と、複数の物件に同時に申し込む「同時審査」などです。契約や審査方法が特殊な場合は、申込がキャンセルになるケースがあります。

内見せずに賃貸を契約(先行契約)したケース

「先行契約」とは、物件を実際に見ずに契約する方法です。たとえば遠方に住んでいる場合や、急な引っ越しを要する場合に利用されます。しかし、内見せずに契約するため、契約後に物件が自分の希望に合わないと感じれば「契約解除」になるケースが多いのが現実です。

同時審査を行っている賃貸物件に申し込んだケース

1番手が同時審査を行っている賃貸物件に申し込んだ場合は、2番手が繰り上がる可能性が高いでしょう。同時審査を行っている物件が多ければ多いほど、1番手として回って来るチャンスが広がるからです。

これらのように、1番手の契約や審査方法が特殊であれば、2番手として申し込んでも希望の物件に住める可能性が高くなります。あらかじめ、1番手の「申込状況」を大家さんや管理会社に確認しておくことがおすすめです

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賃貸を2番手で申し込むときのポイント

ここでは、賃貸物件を2番手で申し込む際のポイントを2つ解説します。

他のお部屋も同時並行で探す

賃貸物件を探す際、他の部屋を選択肢として探しておくことが重要です。他の物件も同時に探しておくことで万が一、1番手の物件が取れなかったとしても、他の選択肢が残っているため安心できます。無事に審査に通過できた場合は、2番手の申し込みをキャンセルするようにしましょう。

手続きがすぐ進められるように必要書類を用意しておく

賃貸物件の申し込み手続きでは、さまざまな書類が必要です。そのため、申し込みを考えている際には、必要な書類をあらかじめ用意しておくようにしましょう。

たとえば、身分証明書や収入証明書などが必要です。これらの書類を用意しておけば、申し込みがスムーズに進むだけでなく、2番手としての立場でも迅速に対応できます。

1番手で賃貸申し込みをするためのコツ

ここでは、賃貸申し込みを1番手で申し込むための対策や秘訣を8つ解説します。

スピーディーに対応してくれる不動産会社を利用する

1番手での賃貸申し込みでは迅速な対応が肝心になるため、スピーディーに対応してくれる不動産会社を選ぶことが大切です。たとえば「電話やメールでの返信が早いか」「内見の予約や契約手続きの進行がスムーズか」をチェックしましょう。

忙しい時期や賃貸物件が人気のあるエリアでは対応が遅れる可能性もあるので、早めの対応が期待できる不動産会社を選ぶことがコツです。非対面での契約や内見など、オンラインでの対応を行っている不動産会社を探してみるのをおすすめします。

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最低限の金額を準備しておく

初期費用(敷金、礼金、仲介手数料等)を含む、賃貸契約に必要な最低限の金額を準備しておくと申込から契約までの手続きがスムーズです。

また、急な支払いにも対応できるよう、予備の資金を用意しておくようにしましょう。

必要な書類をあらかじめ用意しておく

1番手での賃貸申し込みでは、さまざまな書類が必要となります。たとえば、身分証明書や収入証明書などが必要です。

そのため、申し込み前に必要な書類をリストアップし、あらかじめ用意しておきましょう。書類が揃っていないと申し込みが遅れる原因になるため、早めの準備がおすすめです。

午前中に内見をおこなう

午前中に内見を行うことで、他の入居者に先を越されるリスクをある程度回避可能です。

賃貸物件は人気があるとすぐに埋まってしまうことがあります。そのため、午前中に内見を行うことで、他の入居希望者よりも早く物件を確認し、申し込みのチャンスを逃さないようにしましょう。

新しい物件情報が出たらすぐに確認する

賃貸市場は常に変化しています。そのため、新しい物件情報が出たらすぐに確認し、興味のある物件が見つかったら迅速に内見の申し込みをしましょう。とくに人気エリアの物件は、すぐに申込が埋まることが多いので、速やかに行動することが大切です。

たとえば、不動産ポータルサイトや不動産会社のウェブサイトを定期的にチェックすることで、最新の物件情報を確認できます。新しい物件が出たら、すぐに内見や申し込みの手続きを進めることが重要です。

お気に入りの物件があれば早めに申し込む

良い物件は早い者勝ちです。そのため希望通りの物件が見つかったら、早めに申し込みを行いましょう。

とくに人気の物件や新築などの物件は、すぐに申し込まれてしまうことがあります。その場で申し込みの意思を伝え、必要な手続きを早めに進めることがポイントです。

良い印象を与える清潔感のある服装と態度を意識する

内見や申し込みの際は、清潔感のある服装や良い態度を心掛けましょう。不動産会社や大家さんからの第一印象はとても重要です。

また、具体的な入居計画や物件への関心を伝えることで、入居への意欲を示せます。さらに、丁寧な言葉遣いや明るい笑顔も好印象を与えるポイントです。

選択肢を広げて物件を探す

賃貸物件を探す際には、複数の選択肢を用意しておくことが大切です。たとえば、複数の不動産会社や不動産ポータルサイトを活用して、幅広い物件を探すのをおすすめします。

提案される段階で希望の物件が出てこないなら「自分の中で80点あれば充分」と考えるのも良いでしょう。

条件にこだわりすぎてしまうと、1番手として申込みを行うのが困難になるケースがあります。複数の選択肢を比較することで、自分に合った最適な物件を柔軟に見つけることが可能です。

賃貸申し込みが2番手だったとしても諦めないで!

賃貸物件を探す際、2番手での申し込みという立場になることは珍しくありませんが、諦める必要はありません。1番手の候補者に何らかの問題が生じた場合や特殊な条件が発生した場合など、2番手でも物件を借りることができるケースが多々あるからです。

他の入居希望者に先を越されないようにするために「他のお部屋も同時並行で探す」「気に入った物件にはすぐに申し込む」などを心がけましょう。

これらのポイントに留意することで、2番手としても賃貸物件を「成功裏」に申し込むことができます。物件探しにおいてあきらめずに、最後まで希望の物件を追求しましょう。