推しのアクスタを自作したい!身近なアイテムを使った初心者でも簡単制作レシピ

目次

推し活をする上で鉄板のグッズであるアクスタ(アクリルスタンド)。公式から販売されているものをお迎えできればそれが一番ですが、推しキャラのアクスタが存在しないというのも珍しくありません。そこで最近では、個人利用の範囲でアクスタを自作する方がどんどん増えてきています。

しかし中には「専用の道具を持っていないから」「ハンドメイドができるほど手先が器用じゃないから」「アクスタを使いたいイベントまで時間がないから」と、アクスタの自作を諦めている方もいらっしゃるかもしれません。

自作アクスタは、特別な道具や技術がなくても、いくつかのコツを押さえれば簡単に作ることが可能です。今回は推し活歴10年超えの私が、初心者でもスムーズにアクスタを自作できるコツをご紹介します。

自宅にあるものや100均を上手く利用することで、少ない予算でも推しのグッズを作ることが可能です。推し活の一環として、推しのグッズを自作する楽しさをぜひ味わってみてください。

アクスタ(アクリルスタンド)とは?

アクスタ(アクリルスタンド)は、キャラクターのイラストやアイドル、アーティストなどの写真をアクリル板に印刷し、それをスタンドとして飾れるようにしたグッズです。同じくアクリル板で作られた台座に差し込むことで、自立させられるのが特徴です。

推し活市場が拡大している現在では、声優やVtuber、ゲーム実況者やコスプレイヤーなど、さまざまな人物がアクスタとして販売されています。多様化するモデルに合わせて、アクスタの種類も増え続けており、どれも人気があります。

ジオラマ風アクスタ

人物を抜き型のようなシルエットで印刷する、ダイカットデザインが主流のアクスタです。「ジオラマ風アクスタ」はメインとなる人物だけでなく、背景や小物、ロゴなども再現されたグッズです。複数の部品に分けることにより、細かな部分も再現されているので、インテリアとしてもおすすめできます。

複数の部品を組み合わせて飾ることで立体感や臨場感が増し、漫画やアニメの名シーンやゲームの世界観をしっかりと味わえます。人物配置が自由にできるタイプのアクスタも販売されているので、ただ飾るだけでなく、自身のセンスを活かせるようになっています。

ボイス付きアクスタ

アクスタの台座部分に音声再生機能を内蔵した「ボイス付きアクスタ」は、飾って楽しむだけでなく、推しの声まで堪能できるグッズです。作中のセリフや楽曲の一部など、音声の内容も多岐にわたります。

コンセプトカフェや地下アイドルなど、実際に会って会話などを楽しめる推しの場合は、ファンの名前やリクエストを録音するタイプのボイス付きアクスタも販売されています。唯一無二のグッズを手に入れられるので、人気が高いです。

ゲームの効果音やボイスメッセージなどが録音された、ボイス付きアクスタも販売されており、視覚だけでなく聴覚でも推しを感じられます。

2.5次元アクスタ

漫画やアニメなどの2次元のキャラクターと、俳優やアーティスト、アイドルなど3次元実写の中間を意味する2.5次元。その世界を印刷した「2.5次元アクスタ」も人気です。平面の印刷で再現されるアクスタは、2.5次元と相性が良く、グッズの中でも高い人気を誇っています。

ミュージカルや舞台で、俳優が演じたキャラクターを再現しているデザインのものが多く、原作ファンや俳優のファン、2.5次元ファンなど購入者層の幅が広いことも特徴です。舞台が公開されている間など、販売期間が短いものが多く、DVDやBlu-rayの購入特典になっている場合もあります。

ライトアップアクスタ

アクスタの台座や余白部分にLEDライトが設置され、スタンド本体に照明機能が搭載された「ライトアップアクスタ」は、印刷されたイラストや写真が暗闇でも映えるグッズです。電源は、電池式のものやコンセントにつなぐタイプなど、さまざまなものがあります。

ライトの色が推しに合わせて変化するタイプや、照明機能をリモコンで操作できるタイプなども販売されており、ライブやイベントで使用するペンライトの代用としても活躍します。LED装飾はプラモデルや模型で使用されることも多く、比較的安価で入手できるため、自作でアクスタにプラスするアレンジも見かけるようになりました。

ペンスタンド付きアクスタ

アクスタの部品の一部が丸型にくり抜かれており、そこにペンを立てられる機能が付いた「ペンスタンド付きアクスタ」は、筆記用具を収納できて便利です。実用性を兼ね備えているため、職場や学校などに設置する方も多く、人気があります。

定番のタイプは、ペン一本を収納できるサイズ感でコンパクトなので、部屋に飾ってもインテリアの邪魔をせずに馴染みます。玄関先などに設置しても、違和感なく推しを飾れる便利なアイテムでしょう。統一感のあるインテリアを壊さずに推しを飾れるのは、アクスタのすばらしい点の一つです。

キーホルダー付きアクスタ

アクスタの一部や台座を除いた本体をキーホルダーとして持ち運べる「キーホルダー付きアクスタ」は、アクリルキーホルダー好きの方にも人気があります。従来のアクスタよりも分厚く、ぷっくりとした印象の強いデザインのものが多いので、バッグなどに付けて持ち運ぶことも可能です。

部屋に飾る際には、キーホルダーの金具部分を後ろに垂らして隠すタイプのほかに、金具部分を取り外せるタイプなど、さまざまなものが販売されています。台座部分もハートやフラワーの形にダイカットされ、金具を付けて一緒にキーホルダーとして持ち運べるデザインも人気があります。

アクスタが推し活で愛される理由

推しを持つ方であれば、一度は手にしたことがあるメジャーなグッズ、アクスタ。そんなアクスタが推し活で愛される理由は、視覚的な楽しさや飾り方の自由度だけではなく、持っている方によってさまざまです。

推しを身近に感じられる

アクスタのサイズは5cm〜20cm以上と、大小さまざまなバリエーションが展開されています。それに合わせて台座の大きさや奥行きも異なるので、部屋や車、職場など、どこにでもさり気なく推しを飾ることが可能です。

アクリル素材なので、多少の汚れであれば優しく水洗いができる頑丈さも魅力の一つでしょう。日常の一コマで推しを眺められるアクスタは、日々の暮らしに潤いと活力を与えてくれます。

コレクション性が高い

さまざまなシーンや衣装を再現できるアクスタは、イベントや季節ごとに販売されます。ラインナップすべてのアクスタを集めたり、衣装やイベントごとに異なる推しのアクスタをコンプリートしたりと、コレクション欲を刺激するのもアクスタが愛される理由です。

限定デザインや購入数制限のあるものは特に高い人気を誇り、フリマアプリを賑わせたり、ファンの間では交換が行われたりすることもあります。バリエーション豊富な推しのアクスタは、いくらでも手にしたくなるのがファン心でしょう。

手軽に持ち運べる

台座を取り外すことで平たくなり、軽量のアクリルでできていることから、持ち運びが簡単です。ファイルやケースに入れておけば、傷や汚れにも対応し、安全に推しを持ち運べます。旅先やイベント会場ですぐに組み立てられる手軽さは、アクスタの持つ魅力でしょう。

余白部分が透き通っているデザインも多く、背景を透過して写真が撮影できるため、SNSへ投稿する写真撮影にもアクスタを活用できます。同じくSNSで写真を投稿することが人気の「推しぬい」(推しのぬいぐるみ)と比較すると、写真撮影時に目立ちにくい点も、幅広い世代から人気を得る理由でしょう。

価格が手頃

ほかのグッズと比較すると比較的安価な傾向にあるアクスタは、推し活の入門グッズとして気軽に手に取れます。複数の推しを持つ方も多い時代に適したアクスタの価格帯は、幅広い年代層に支持される理由にもなっています。

最近では、100均でもさまざまなアニメや漫画作品のアクスタが購入できるようになり、子ども世代にも馴染みのあるグッズといえるでしょう。キャラクターを選んで購入するタイプのほかに、ブラインドパッケージの商品もあるので、手頃な価格はファンに喜ばれます。

硬質ケースを使ったアクスタの作り方

ここからは、実際にアクスタを自作する流れを解説していきます。アクスタを自作することも推し活の一環になり、さらに推しへの愛を深められるでしょう。

コレクション性が高く、多種多様な種類が販売されているアクスタですが、推しによっては「商品化されていない」「気に入ったデザインではない」「種類が少ない」などの問題を抱えている場合があるかもしれません。推しのためにも、自作に挑戦してみましょう。

推し活に割ける予算に上限があり、アクスタの購入は難しい方でも、自宅にあるものや100均で材料そろえることで、予算の調節が可能です。

硬質ケースを使ったアクスタのメリット、デメリットは、以下のとおりです。

<メリット>

・値段が安い

・大きなサイズが作れる

<デメリット>

・透明度や硬度など実際のアクリルと差が大きい

・台座を作成しにくい

簡単かつ早く自作することが可能で、失敗することもほとんどないといえるため、アクスタ自作初心者や手先の器用さに自信のない方にもおすすめです。一方で、アクスタを立てるための台座を硬質ケースで作成するのは難しく、別のアクスタから台座を借りたり、おゆまる(プラスチック粘土)などで代用したりするなど工夫が必要です。

用意する道具

硬質ケースを使った自作アクスタで用意する道具は、以下のとおりです。

<道具>

・作成したいデザイン

・ヘアアイロン

・はさみ

・厚めの本

・硬質ケース

・おゆまる(プラスチック粘土)

STEP①デザインを用意する

まずは、アクスタにしたいデザインを用意します。

硬質ケースに挟み、ヘアアイロンの熱が伝われば問題ないので、紙やフィルムなど幅広いものを使用できます。イベントで配布されたパンフレットの切り抜き、お菓子やブラインドグッズのパッケージなどもおすすめです。

STEP②硬質ケースに挟み、周りを切る

用意したデザインを硬質ケースに挟み、実際のアクスタと同様に、余白部分を残して硬質ケースを切っていきます。デザインがズレないよう、マスキングテープなど粘着力の弱いテープで固定したり、フリクションボールペンなど熱で消えるタイプのペンで下書きしたりといった工夫で、失敗を防ぎましょう。

台座と連結するための凸部分は、忘れずに残しておきます。

STEP③アイロンで圧着する

デザインに沿って切り取った硬質ケースを、ヘアアイロンで圧着していきます。一般的には160度〜180度程度で圧着できる場合が多いですが、使用する硬質ケースにより、熱で溶ける温度が異なるので、低めの温度から当てていくのが失敗を防ぐコツです。

ヘアアイロンで圧着したら、厚めの本で挟んで平らに仕上げます。圧着直後の硬質ケースは熱くなっているので、火傷しないように注意して取り扱いましょう。

この作業を行うときは、換気しながら行うか、風通しの良い部屋で行うのがおすすめです。

STEP④台座を作る

アクスタ本体が完成したら、台座を作成していきます。台座は市販のアクスタのものを使用するのがおすすめですが、サイズ感が合うものがない場合は、100均で購入できる「おゆまる」で代用できます。

「おゆまる」は温度変化で柔らかくなる粘土なので、好きな形に成型することが可能です。失敗しても何度でも作り直せるので、完成したアクスタ本体に合わせて台座を作りましょう。

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プラ板とレジンを使ったアクスタの作り方

「プラ板」と「レジン」を使ったアクスタのメリットとデメリットは、以下のとおりです。

<メリット>

・アクスタらしい厚みを表現できる

・台座も合わせて作成できる

<デメリット>

・作成できるサイズが小さい

・レジンの取り扱いに注意が必要

アクスタに欠かせない厚みや透明度を再現できるので、クオリティを重視したい方におすすめの方法です。一方で、プラ板の焼くと縮小されてしまう性質や「レジン」の取り扱いなど、注意しなければならないことがいくつかあり、それに伴って少し難易度も高めです。

用意する道具

「プラ板」と「レジン」を使った自作アクスタで用意する道具は、以下のとおりです。

<道具>

・作成したいデザインデータ

・インクジェットプリンター

・オーブントースター

・UVライト

・はさみ

・厚めの本

・アルミホイル

・使い捨て手袋

・印刷できるプラ板

・レジン

STEP①プラ板にデザインを印刷する

まずは、プラ板にデザインを印刷します。使用するプラ板によりますが、焼くと縮小される性質を考慮して、サイズを変更しましょう。また、全体の色味も焼くことで濃くなる傾向が強いので、好みに合わせて調節すると良いでしょう。

印刷できるプラ板は、透過しないホワイトや半透明になるクリアなど、最近ではバリエーションが増えてきているので、完成イメージに適したものを選びましょう。台座になる部分にもロゴやデザインを印刷すると、よりクオリティを高められます。

STEP②プラ版を焼く

デザインを印刷したら余白を残して切り取り、オーブントースターを使用してプラ板を焼いていきましょう。アルミホイルをクシュクシュと丸め、プラ板の下に敷くと、取り出す際の変形を防いでくれるのでおすすめです。

熱を加えて変形したプラ板は熱いうちに取り出し、厚めの本で挟み平らにします。このときも、アルミホイルがあると表面がなめらかになるので、プラ板の上下を包むようにして厚めの本に挟みます。

STEP③レジンでコーティングする

焼いたプラ板の表面をレジンでコーティングします。印刷面が擦れてしまうことを防ぐ役目や、アクスタ特有の厚さを出すことで、完成品のクオリティを底上げする重要な作業ですが、レジンの取り扱いには注意しましょう。

皮膚に直接レジンが付かないように、使い捨て手袋などを使用するほかにも、部屋の風通しや換気にも気を配る必要があります。気泡を取り除くなど、細かな修正には爪楊枝や、プラ板の端材などを使用するのがおすすめです。

きれいな仕上がりにするには、一度に厚くレジンを塗ることはせず、薄く回数を重ねてコーティングしていきましょう。

STEP④台座と接着する

アクスタ本体と同様に台座も作成したら、台座と本体を接着していきます。通常のアクスタは組み立てるタイプが一般的ですが、自作アクスタの場合は接着がおすすめです。理由としては、複数回の組み立て作業に耐える強度がないことと、熱で変形するプラ板のサイズ調節が難しいことが挙げられます。

より本物に近いクオリティを求める方は、ぜひトライアンドエラーで挑戦してみてください。推しのためにかける時間のすべてが推し活なので、さらに推しへの愛を深められます。

台座の接着には、コーティング同様にレジンを使うと便利ですが、ホワイトのプラ板などUVライトの当たりにくい色味の場合には注意が必要です。未硬化のレジンが残らないよう、角度を変えて幾度かUVライトを当てましょう。簡単に頑丈さを出す方法としては、手芸用品店などで販売している、乾くと透明になる接着剤を使用するのがおすすめです。

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実際にアクスタを自作した私が考える、アクスタを上手に作るコツ

推し活をさらに楽しむためにも、アクスタを自作するのはすばらしい経験になります。しかし初めての場合、失敗するリスクを考えてしまうと、なかなか挑戦してみようと思えない方も多いでしょう。

少しでも失敗するリスクを減らすためには、情報収集が重要です。実際にいくつものアクスタを自作してきた私が考える、アクスタを上手に作るコツを紹介するので、参考にしてみてください。

ラミネーターを利用する

硬質ケースに挟むデザインがペラペラと薄い場合は、ラミネーターを使用するのがおすすめです。ヘアアイロンで圧着するまでの過程で気泡が大きく残ってしまうことや、完成品が自立できないという失敗も防いでくれます。

ラミネーターで使用するフィルムも熱に弱いので、ヘアアイロンで圧着する際には少し注意が必要ですが、クオリティが上がるので試してみてください。ラミネーターで加工したデザインそのままでも、サイズによっては自立できるので、簡易アクスタとしては十分な仕上がりになります。

クリアファイルをデザインとして使用する

さまざまな作品や推しをモデルにしたクリアファイルは、推し活をしている方なら一枚は持っているのではないでしょうか。比較的安価で入手できるクリアファイルは、同じデザインを複数枚所持している方も珍しくありません。

そんなクリアファイルを切り抜いて、アクスタ作りに活用しましょう。紙や布と比べて芯のあるクリアファイルは、自立したアクスタを作る際に大活躍します。透け感のあるデザインを選べば、アクスタを自作するうえでの大きな課題である、透明感も簡単に表現できるので、クリアファイルが手元にある方は活用していきましょう。

UVレジンのみで作成する

透き通った透明感を追求したい方は、レジンのみでアクスタを自作できるようになると、満足な仕上がりになるでしょう。硬質ケースやプラ板など芯のある素材を使用せず、レジンのみでデザインをコーティングしていく方法です。

使用するレジンの量が多いこと、レジンの取り扱いには注意が必要なことなど、難易度は高めです。平らさを保って仕上げるために、レジンが張り付かない作業板を用意し、ふちどりに厚めのテープを使用するなど工夫しましょう。

同じデザインを何度も自作する

アクスタを自作する際に最も重要なのは、慣れです。最初は上手くいかなかった部分も、二回三回と繰り返すことで、少しずつきれいに仕上げられるようになっていきます。硬質ケースやレジンなど、100均でそろう材料を使うことで費用を抑えつつ、繰り返し作製してみましょう。

何回見ても飽きることのない推しの顔を見つめながらの作業は、始めてしまえば意外と続けられるものなので、満足な仕上がりに近づくまで根気良く続けてみてください。作り方をマスターしてしまえば、どんなデザインでもスムーズに自作できるようになります。

アクスタを作る際の注意点

アクスタを自作する際のコツを押さえて、何度も繰り返し挑戦することで、仕上がりは確実に良くなっていくことでしょう。デザインの見栄えや自立性だけでなく、耐久性なども考慮すると、より魅力的なアクスタを自作できるようになり、推しに対する愛も深まります。

どんどん挑戦してほしい自作アクスタですが、いくつか注意点があります。挑戦する前にしっかり確認し、思わぬ失敗や怪我を未然に防ぎましょう。

UVレジンや接着剤を使用する際は換気を行う

レジンや接着剤は、作業時や乾燥時間に化学物質を発することがあります。これらの物質は、長時間吸い込むと体調不良やアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、換気が不十分な環境での使用を避けましょう。

自宅で作業を行う際には、窓を開けたり換気扇を使用したりして、部屋に十分な空気の流れを確保することが大切です。短時間の作業でも、換気を怠ると健康リスクが高まる恐れがあるため、必ず換気をしましょう。手袋やマスクを着用することで、皮膚や呼吸器への影響を最小限に抑えられます。

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ヘアアイロンやオーブンを使用する際は火傷に注意する

ヘアアイロンやオーブントースターを使う場合、火傷や熱による事故に十分注意しましょう。これらの機器は高温になるため、取り扱いを誤ると怪我につながってしまう危険があります。使用前に必ず取扱説明書を確認し、適切な温度設定を守ることが大切です。

加熱後の素材や機器本体は熱くなっているため、耐熱性の高い手袋を着用したり、完全に冷めてから作業したりと工夫しましょう。火災防止に配慮し、使用後の機器を放置しないよう気を付けることも重要です。

素材の切端部分で手を切らないように注意する

アクスタを自作する際に使用する「硬質ケース」や「プラ板」は、はさみやカッターで切ることが可能です。しかし、切端部分は鋭利になってしまうことが多く、取り扱いには注意が必要です。

作業中はもちろん、完成後にも手を切ってしまうことも考えられます。必要に応じてヤスリがけをすると、安全にアクスタを飾ったり、持ち運んだりできます。ヤスリは専用のものでなく、ネイルなどで使うものでも十分なので、完成後に角や縁を磨いておきましょう。

気泡が入らないように工夫する

自作アクスタのクオリティを下げる原因になる気泡も、少しの工夫できれいに取り除けます。硬質ケースでアクスタを自作する際の気泡は、作業を端から細かく区切ることで未然に防ぐことが可能です。

レジンで発生してしまう気泡は、UVライトで硬化する前に取り除く必要がありますが、ゆっくりとレジンを容器から出すことで、気泡を未然に防げます。それでも発生してしまった気泡は、エンボスヒーターと呼ばれるスポットタイプのヒーターで簡単に取り除けるので、試してみてください。

著作権を侵害しない範囲の使用に留める

アニメや漫画、アーティストのキャラクターやロゴなどをアクスタのデザインとして使用する際には、他者の著作権を侵害しないことが重要です。無断で使用すると、著作権の侵害に該当する可能性があります。

個人で楽しむ分には問題ない場合が多いですが、商業目的で製作する場合は、権利者から事前に許諾を得ることが重要です。また個人使用の範囲でも、インターネット上で公開することは、著作権の侵害になってしまう可能性があります。

著作権の侵害が疑われるデザインは避け、オリジナルのデザインやフリー素材を利用するのがおすすめです。著作権法をしっかり理解し、自分が作成したアクスタが合法であることを確認しておきましょう。

人と比べず、マイペースに推し活をする

SNSが普及した現代では、推し活もインターネットを活用して行う方が多いでしょう。アクスタについても、所持しているものを並べて投稿したり、きれいに自作できたものを投稿したりする方も少なくありません。

自分自身の推し活を充実させるためであれば問題ありませんが、人と比べることで自分の推し活に悪影響が及ぶこともあります。経済力や推しにかけられる時間は、人や環境によって異なるものなので、無理に人と比べずに、自分のペースで推しを推すことが長く推し活を続ける秘訣です。

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アクスタを自作して自分だけの推し活を楽しもう

推し活で大活躍のアクスタを自作するのは、思ったよりも簡単で、ハンドメイド未経験者も挑戦しやすいです。費用についても、100均などを上手く利用することで、実際にアクスタを購入するよりも安く抑えられます。

使用するデザインや写真の選び方、レジンなど道具の質や技術を磨くことによりどんどんクオリティを上げていけるのも、アクスタを自作する醍醐味です。上達するまで何度でも繰り返し作製し、楽しみながら推しへの愛を作品へ注ぎ込みましょう。

推し活の一環としてもおすすめのアクスタですが、自作する際には、いくつか注意しなくてはいけない点もあることを忘れないようにしましょう。特に使用するデザインが漫画やアニメなど、他者の著作権を侵害してしまう可能性がある場合には、事前に権利者の承諾を得たり、使用の範囲を限定したりする必要があります。

作業中に思わぬ怪我や失敗につながることのないよう、気を配りましょう。作業へ入る前に作り方をしっかり確認することや、安全に作業ができる環境を整えることも重要です。レジンや接着剤を使用する際は、手袋を着用するほかにも、窓を開けたり換気扇を使用したりするなどして、部屋に十分な空気の流れを確保することを忘れないようにしましょう。

細かな注意点に配慮するのは大変ですが、アクスタを自作することは、それ以上に価値のある経験になります。時間や予算と相談しながら、自分のペースで推し活を楽しみ続けるためにも、ぜひ自作アクスタに挑戦してみてください。