- ホルムアルデヒド
シックハウス症候群の原因の一つとされる物質で、無色透明の刺激臭があり、毒性を持つため人体にとっては有害です。水溶性が高く、水に溶かしたものはホルマリンと呼ばれ、その防腐作用を生かして保存材として使われます。
かつてホルムアルデヒドは壁紙の接着材などに混ぜて使われましたが、壁紙から空気中に飛散したホルムアルデヒドが人体に触れると、その毒性により呼吸器系や目、皮膚、咽喉に悪影響を与えることが分かりました。めまい、目のチカチカ、皮膚の発疹、のどの痛みなど、症状はさまざまですが、新築への入居者に目立って見られ、シックハウス症候群と呼ばれました。
現在、ホルムアルデヒドは建築基準法によって使用を規制されています。