Question

申込・契約する時のチェックポイントを教えて下さい。①

申込・契約する時のチェックポイントを教えて下さい。

Answer

※Part1です

【重要事項説明】
重要事項説明とは、今回契約する部屋について、設備はどんな設備なのか、その部屋について何か特別な事柄はないのか、権利関係はどうなっているのか等々、平たく言えば今回の契約の具体的な内容を入居者に説明することをさします。
不動産屋は契約前にこの説明を適切に実施するよう法律で義務付けられていますが、何かと理由をつけて説明をしない仲介業者がいるので注意してください。
また、説明を受けた後は必ず「重要事項説明」と書かれた書面を不動産屋から交付されます。これも法律で決まっていますので、この書面を交付してもらえない場合は、その時点で違法な不動産屋が確定です。

【敷金】
敷金を払うことになっている場合には、それが「敷引き」なのか、それとも通常の敷金なのかをチェックしましょう。
通常の敷金であれば綺麗に部屋を利用していれば退去時には多くが戻ってきます。しかし敷引きとなっていると、どんなに部屋を綺麗に利用しても退去時に一定の割合の金額が引かれてしまいます。

【原状回復】
退去時の原状回復義務について大家さんと入居者の間で負担割合が決められていることがあります。
何年もその部屋に住んでいれば、当然ですが部屋が経年劣化で傷んできます。このような経年劣化による傷みは大家さん負担で原状回復します。しかし、これを全て入居者負担にしているケースもあります。退去の時に揉めやすいところなので、契約前の段階から確認しておきましょう。

【退去通知期間】
解約通知書はいつまでに提出しなければならないか、各契約によって違ってきます。多くは1ヶ月程度ですが、中には3ヶ月前に退去の予告を出さないといけない賃貸契約もあります。例えば3ヶ月前までとなっているなら、自分が退去する残り1ヶ月で通知を急いで出したとしても、そこから更に2ヶ月分の家賃の請求がくることになります。

【申込金】
申込に際して申込金を支払う場合がありますが、これは契約をキャンセルした場合は全額戻ってくる性質のお金です。しかし、中には悪質な不動産屋がいて理由を付けて返金しないこともあります。
防衛策として申込金を払う場合は必ず「預り証」を発行してもらいましょう。預り証とは、今不動産屋に渡したお金は「単に預かってもらってるだけ」であることを示すものです。さらに、その預り証に「キャンセルの場合は全額返金します」と一筆もらって判子を押してもらえば問題ないでしょう。

入居も大事ですが、退去の際に起こる事柄を確認することが重要です。いずれにしろ、納得がいかない箇所があれば判子を押す必要はありません。