定期借家契約で大家さんから退去を迫られた!
中途解約できる定期借家契約に居住しているが、契約期間中に大家さんが転勤が早く終わったので数ヶ月後に退去して欲しいと突然言ってきた。 この場合、どうしても立ち退かないといけないのですか?
Answer
大家側にやむを得ない正当な事由があれば、立ち退かなければなりません。しかし、転勤が早く終わったからという事由はやむを得ないものとは言えないでしょうから、立ち退く必要はありません。
定期借家契約において、入居者はいつでも解約を申し出ることができますが、大家側はそうはいかないのです。仮に大家側からの解約がいつでも認められると、入居者は短期間で次の部屋を見つけて引っ越さなければならず、かなりの不利益を被ります。これは定期借家契約に限った話ではなく、通常の賃貸契約でも同様です。
とはいえ、実際には強硬に解約を迫るケースは少なく、解約の通知と同時に立ち退き料の提示をしてくることがほとんどです。その金額次第ではすぐに立ち退くのも選択肢の一つになります。立ち退き料は家賃数ヶ月分が目安となっていますので、条件面について交渉してみてください。