Question

保証会社ってどういうもの?

今度借りる部屋は保証会社の使用が必須らしいのです。そもそも保証会社ってどういうものなんですか?

Answer

連帯保証人を立てられない人や、立てたくない人などのために、保証会社自身が連帯保証人となるサービスを提供するのが保証会社です。
契約者とほぼ同等の非常に重い責任を負う連帯保証人は、たとえ親族といえども頼みづらいものですが、それを代わりに引き受けてくれるのが最大のメリットと言えるでしょう。世の中には、親族と不仲な人、居場所を誰にも知られたくない人、秘密で部屋を借りたい人、実にさまざまな事情を抱えた人がいます。一般的に連帯保証人は親や兄弟などの親族に依頼するのですが、事情によって連帯保証人を頼める人が誰一人もいないという人は珍しくありません。そういう人たちにとって保証会社はなくてはならないものなのです。
もちろん、保証会社も商売でやっているので、誰でも気軽に申し込めるわけではありません。契約前の審査はかなり厳しいとされ、初期費用も高くつきます。新規契約時に家賃の何割かを初期費用として取り、契約更新時にも更新料が必要となってきます。また、家賃を滞納してしまうと大抵数日も経たないうちに厳しく督促をかけてきます。
もし契約者に逃げられてしまったら、保証会社は連帯保証人として債権者に弁済しなければならないため、損失を被ってしまいます。厳しいのも当然といえるでしょう。