何をやってもゴキブリが侵入します!どうすれば!?
築40年のアパートに住んでいます。どんな対策をしてもゴキブリがでるんです! 虫が大の苦手なので数ヶ月に一回はバルサンなどを焚き全ての窓はすき間テープを貼っています。また侵入経路は全て遮断したつもりです。でもゴキブリがでます。ノイローゼになりそうです。一体どこからきているのでしょうか…?
Answer
築40年でそれだけゴキブリが出るということは、未知のすき間から出入りしている可能性が高いです。
一番盲点になりやすいのは、エアコンです。エアコンの室外機のホースの中を伝ってやってくるのです。暗くて狭くジメジメした場所を好むゴキブリにとってエアコンのホースは理想的な場所なのです。
対策として、エアコンの室外機のホースを適切な長さに調節し、ホースの先にストッキングのような目の細かい布をしっかりと巻いておきましょう。これだけでエアコンからの侵入は防げます。また、壁に開いているホースの穴の隙間もチェックしておくとよいでしょう。
他に、窓や玄関から堂々と入ってくることもあるので、扉を開けっ放しにするのは避けましょう。また、玄関周りの整理整頓をしっかりと行い、ゴキブリが入ってきてもすぐに分かるようにしておくのも効果的です。やむなく開けっ放しにする際には適切な箇所に殺虫スプレーを塗布しておくと寄り付きにくくなります。
それだけではなく、下水道などを通って風呂や流し台の排水溝からひっそりと入ってくる場合もあります。
排水溝は基本的にS字を横にしたような形になっていて、窪みの部分に水を常に貯めてトラップを形成しています。普通ならそのトラップが蓋代わりになるため、虫が入ってくることはあまりありません。しかし、何らかの原因でトラップとなる水が貯まっていなかった場合、そこを伝って襲来することがあるのです。不安に思うなら、金網などの蓋で排水溝を塞ぐなどしてください。
また、床に繋がっている排水管の隙間もチェックしましょう。経年劣化によって排水管の隙間を塞いでいたパテが薄くなって隙間ができ、そこから侵入してくることもあります。隙間があったら新たにパテを練り込んで塞いでください。
最後に、これはちょっと特殊な対処方法になりますが、アシダカグモというクモを手に入れて家の中に放すというものがあります。
アシダカグモはゴキブリを好んで食べる、つまりゴキブリの天敵です。一般的なクモのように巣を張る習性はなく、家の中を徘徊してゴキブリを発見すると素早い動きで駆け寄り、直接捕まえて食べます。そして家の中のゴキブリを一掃してしまうと、別のゴキブリを求めていつの間にか家から姿を消します。
無毒のクモで万が一咬まれても大丈夫です。それ以前に臆病な性格なので、人間を見ると逃げてしまって直接触れることはほぼありません。
アシダカグモなら労せずしてゴキブリを一掃できるのですが、サイズが人間の手のひら程度と大きく、素早くササッと動くため、そういったものが生理的にダメな人には向かないのが最大の欠点と言えるでしょう。