住民票の異動を忘れるとどうなる？
引っ越す際には住民票の異動を絶対にしないといけないとよく聞きますが、これを忘れてしまうとどうなるのですか？
Answer
住民票は住民基本台帳法という法律で引っ越しをしてから14日以内に移さなければならないと決まっていて、これを怠ると最大で5万円の罰金が科せられてしまうのです。しかし、不動産屋が住民票の異動をするよう何度も促すので、ほとんどの人は忘れずに移しています。また、罰金があるといっても実際に科せられることはあまりありませんが、法律ではそう定められていることは知っておいてください。
では住民票を移さないとどうなるのか。
住民票は各市区町村が管理する住民台帳に収められており、住民の現所在地の把握、選挙や国勢調査などの実施に使われるのです。移さない場合、確定申告、印鑑証明や納税証明などの各種証明書、運転免許の更新、今住んでいる自治体の各種サービス、選挙関連などの実にさまざまな手続きが現在の居住地で出来なくなり、状況によっては前の居住地にわざわざ戻らなければならなくなるような面倒も起こるかもしれません。
住民票を移す手続きはとても簡単です。引っ越す前に市区町村の役場に転出届を出して転出証明書をもらい、引っ越し先の役場に転入届と転出証明書を提出すればいいだけです。これらの手続きは郵送でも可能なので、忙しくても大丈夫です。
忘れてしまうと色々と面倒な上に罰金を取られるおそれがあるわけですから、引っ越しの際にはしっかりと住民票を移すようにしましょう。
