大家さんと管理会社の間でトラブルになっているけど、大丈夫?
大家さんと管理会社の間で深刻なトラブルになったようで、大家さんが管理会社にはもう管理を任せないので一切連絡するなと言ってきました。管理はどうなるのかと聞いたら、しばらくは大家さん自身がやるそうです。しかし、大家さんはかなりの高齢の方なのでちゃんと管理が出来るのか不安です。 そもそも、入居者に断りなく管理会社を変えてもいいものなのでしょうか?
Answer
今は大家さんが管理を兼ねているという形ですが、高齢のため入居者の要望に応えられるような管理をしてくれるか不安だ、ということですね。
こうなってしまったら基本的に入居者に出来ることはそうありませんので、待つのがベターと思われます。実は、管理業務はかなり大変です。大家さん自身が管理すると言っても限界があります。大家さんはおそらく別の管理会社を探していると思われるため、それが決まるまで待つというわけです。しかし、次の管理会社が決まるまでに数ヶ月かかることもあります。管理は物件全体の問題でもあるため、決まるまで入居者同士で話し合って注意を払うなどして管理に協力するのも一つの手かもしれません。
なお、契約内容は基本的に引き継がれますから、借主が新たに契約書に署名したりするようなことは多くありません。ただ、管理会社が変わると連絡先はもちろん、家賃等の振込口座や納入期限、手数料やその他もろもろの変更が出てくるので、その点は注意が必要です。
入居者に断りなく管理会社を変更するという行為は、著しい悪影響があるのでもない限り問題ありません。こういう物件の管理委託等に関する契約関連は大家さんと管理会社の双方で結ばれるものに過ぎず、入居者が関与するような事柄ではないからです。