2 口 コンロ 一人暮らし

つくりおき料理人の私が二口コンロを使う理由と、一人暮らし向け時短料理テクニック

目次

料理に欠かせないアイテムのひとつにコンロがあります。使いやすいコンロがあれば日々の料理が楽しくなりますが、1口コンロと2口コンロはどちらが良いのでしょうか。

今回は、一人暮らしで2口コンロの賃貸物件に住むメリットと、2口コンロだからこそできる料理の時短テクニックをお伝えします。2口コンロがあれば、快適な一人暮らしが待っています。まずは自分が2口コンロに合っているのか見ていきましょう。

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一人暮らしで2口コンロの賃貸物件がおすすめなのはこんな人!

2口コンロは、料理を同時進行で作ることが特徴です。あなたは、一人暮らしでどんな生活を送りたいと考えていますか。

次の項目に1つでも当てはまる人は、2口コンロの賃貸物件がおすすめです。

  • 一人暮らしを機に自炊を始めたい
  • 健康的な生活を送るために自炊をしたい
  • 自炊をして食費を抑えたい
  • 調理技術を向上させたい
  • 職場に手作りのお弁当を持っていきたい

2口コンロは、料理の効率化が図れるため時短に効果的です。また、レパートリーを広げることができるので調理が楽しくなります。コンロの数が増えるだけで、生活の豊かさが変わります。

一方、そもそも自炊をしない人や、コンロの目的がお湯を沸かすことだけであれば1口コンロでも問題ないといえるでしょう。もし迷っているようであれば、一人暮らしでどんな生活を送りたいか考えてみることがおすすめです。料理を通じて豊かな生活を送りたいと思う場合は、2口コンロの物件を探すことでメリットを実感することができます。

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一人暮らしで2口コンロ以上の賃貸物件を選ぶメリット

2 口 コンロ 一人暮らし

2口コンロには、1口コンロでは得られない2口コンロならではのメリットがあります。ここからは、2口コンロにより同時調理できることで一人暮らしが豊かになる理由をご紹介します。

料理を同時進行で作ることができるので自炊がはかどる

料理の悩みのひとつに「時間がかかること」が挙げられます。短時間でレパートリー豊富に料理が作れたらどんなに楽しい毎日が待っていることかと、このような想像をする方も多いのではないでしょうか。

2口コンロがあれば、複数の料理を同時に作ることができます。料理が楽しくなるほか、料理のおいしさも増し、日々のモチベーションもアップするでしょう。

温かい料理を温かいうちに食べられるとよりいっそうおいしさを感じます。なぜなら、料理を温かいうちに食べることで味を感じやすくなるからです。食べるものと体温の温度差が25度以上あると感覚が敏感になり、よりいっそうおいしく感じられます。

同時調理ができれば、手際よく作ることができるうえにおいしい料理ができるので、達成感も味わうことができます。

料理のレパートリーによっては時短が図れる

料理の際に意識するべきポイントは「調理工程」といわれています。調理工程とは、料理の下ごしらえから加熱や調味を経て、料理が完成するまでの作業のことを指します。

2口コンロがあれば、以下のように調理を同時進行できるので時短も簡単に叶うでしょう。

  • パスタを茹でながらソースを作る
  • 主菜を作りながらつけ合わせの野菜を茹でる
  • 温め直しをしながら汁物を作る

具体的な時短術は、記事の後半で詳しくお伝えします。

片方が壊れてしまってももう片方で調理できる

2口コンロの場合、仮にコンロが壊れてしまっても、もう1つのコンロで料理を続けることができます。1口しかコンロがない場合、コンロが壊れたときは電子レンジで対応するほか、後日新しいコンロを購入しなければなりません。1口だけでもコンロが残っていれば、アルミホイルで仕切ってフライパンで2品作るなど、時間をかければ予定していた料理を作ることも可能です。

2口コンロがあることで快適な自炊生活が送れます。気になる方は、実際にどのような物件があるのかチェックしてみましょう。

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2口コンロ以上あれば同時に作れる!おすすめ時短自炊レパートリーテクニック

2 口 コンロ 一人暮らし

2口コンロの特徴は、料理を同時進行できることです。温かいまま料理が食べられることはもちろん、調理の効率化ができ時短に繋がります。2口コンロ以上の設備があれば、より豊かな生活を実感することができます。

では、具体的にどのような方法を実践すれば時短ができるのかどうか、次の項目から詳しく見ていきましょう。

【2口コンロ以上】パスタ

2 口 コンロ 一人暮らし

パスタを2口コンロで作る場合、「パスタ」と「ソース」を同時に調理できるのがメリットです。麺の硬さを保持したままソースと和えることができるので、完成度の高い料理に仕上がります。

<時短調理の流れ>

  1. 片方のコンロでお湯を沸かす
  2. お湯が沸くまでソースに使う具材を切る
  3. フライパンが温めった後は具材を炒める
  4. お湯が沸いたらその中にパスタを入れる
  5. パスタを茹でている間にフライパンでソースを作る
  6. パスタの茹で上がりとともにソースを和える

パスタは「アルデンテ」という状態がベストな状態だといわれています。アルデンテとは、「歯ごたえのある」という意味で、パスタの芯がわずかに残った状態です。

このアルデンテを維持した状態のパスタを作ることができるのも、2口コンロの魅力のひとつです。

【2口コンロ以上】主菜+副菜

2口コンロがあれば、主菜と副菜を同時に作ることができます。味が染み込みやすいポイントを押さえて作ることで、おいしいお弁当が完成します。

<味が染み込む和食ごはん(弁当)>

  • 生姜焼き
  • ひじきの煮物

<時短調理の流れ>

  1. 豚肉を生姜焼きの調味料に漬け込む
  2. ひじきの煮物の材料を切って調味料と一緒に煮る
  3. ひじきの煮物を煮ている間に生姜焼きを作る

生姜焼きは、漬け込むことでやわらかくジューシーに仕上がり、味がしっかりと肉に染み込みます。時間が経っても変わらないので、お弁当にぴったりです。

煮物へ味を染み込ませるポイントは、弱火で煮続けることです。2口コンロがあれば、じっくり煮物を作りながら生姜焼きを作ることができ、どちらもおいしく仕上がります。

【2口コンロ以上】主菜+スープ類

2 口 コンロ 一人暮らし

2口コンロがあれば、パエリア&ラタトゥイユといったおしゃれなごはんも同時に調理可能です。自宅にいながらレストランさながらの料理が食べられるなんて、2口コンロの賃貸物件ならではの魅力ですね。

<おしゃれで華やかスペイン料理>

  • パエリア
  • ラタトゥイユ

<時短調理の流れ>

  1. 片方のコンロでパエリアを作る
  2. 具材を炒める
  3. パエリアを炒めている間にラタトゥイユの具材を切る
  4. もう片方のコンロで煮る
  5. ラタトゥイユを煮ている間にパエリアの米を炊く
  6. それぞれ味付けする

難しそうに見えるレシピも、工程を分けて調理できるので比較的簡単に感じられます。コツは、「炒める」「煮る」などの目が離せる工程になったときに、もう片方の調理を進めることです。加熱中の時間を有効活用すれば、同時に2品作ることができます。

【2口コンロ以上】主菜+副菜+スープ類

2口コンロがあれば、中華料理にも挑戦しやすいです。中華料理は「炎の料理」とも呼ばれ、どのメニューでも火力がポイントです。食材に均一に火が通るよう材料を下ごしらえしておき、一気に加熱することでおいしさが増します。

<できたて熱々を召し上がれ!おうちで中華定食>

  • ホイコーロー
  • 春雨サラダ
  • 中華スープ

<時短調理の流れ>

  1. 春雨サラダ用のお湯を沸かしながらすべての具材の下ごしらえをしておく
  2. 春雨サラダの具材を茹でる
  3. 茹でている間にホイコーローを炒める
  4. 春雨サラダのお湯を切って冷やしておく
  5. 再度お湯を沸かして中華スープを作る
  6. スープを加熱している間にホイコーローを調理する
  7. それぞれ味付けをする

余力のある方は、上記のメニューに加え、杏仁豆腐を作ってみるのもおすすめです。2口コンロがあれば、料理の夢がどんどん広がりますね。

一人暮らしで2口コンロ以上の賃貸物件を選ぶ際の注意点

2 口 コンロ 一人暮らし

一人暮らしの賃貸物件の場合、2口コンロの物件数が少なく、思うような物件が見つからないことも珍しくありません。部屋の広さが十分にあれば、2口コンロのスペースも確保しやすいのですが、一人暮らし向けの物件はコンパクトな間取りが多いので、2口コンロの物件数は1口コンロに比べて少なくなってしまうのです。

ここからは、2口コンロの物件数が少ない理由について見ていきましょう。

1口コンロの物件よりも選択肢が絞られる

2口コンロの物件数は、1口コンロの物件の6~7割程度といわれています。物件数が少ないわりに、1口コンロの物件より家賃が高いこともあって選択肢が限られてくるのです。

また、地域によっては1口コンロの物件しか見つからないということも珍しくありません。賃貸物件サイトの検索条件の内容を変えたり、不動産屋さんに条件を相談したりして、2口コンロ付きの物件を探していきましょう。

1口コンロよりも大きいのでキッチンスペースを圧迫する

2口コンロのサイズは、横幅56~60cm程度です。単純に考えると1口コンロはこの半分程度の大きさになるので、2口コンロの場合、キッチンのスペースが圧迫されがちです。

2口コンロは縦型のものもありますが、横幅は1口コンロと変わらなくても、奥行きでスペースを取られてしまいます。物件探しのときは、キッチンの残りのスペースや代わりに収納があるかについても確認しましょう。

1口コンロでも工夫と道具次第で同時調理はできる

1口コンロでも、工夫と道具次第で同時調理は実現できます。

■電子レンジ

電子レンジ専用の容器を使えば、パスタを加熱しながら1口コンロでソースを作ることができます。たとえば中華定食の場合、電子レンジでホイコーローを加熱しながら春雨サラダとスープを1口コンロで作ることで、同時調理ができます。

■炊飯器

調理機能付きの炊飯器は同時調理の際に役立ちます。炊飯器調理は煮込み料理が得意であり、たとえばラタトゥイユを作っている間に1口コンロでパエリアを作ることができます。

■卓上IHクッキングヒーター

1口コンロと卓上のIHクッキングヒーターを併用することで、2口コンロと同じような環境が手に入ります。同時調理で時短が図れ、温かいまま料理を味わうことができますが、2口コンロとまったく同じように料理が完成するわけではありません。

電子レンジは加熱の際、ムラが生じるというデメリットがあります。また、炊飯器を調理に使ってしまうとごはんが炊けません。さらに、卓上IHクッキングヒーターは場所を取るため収納スペースの確保が必要です。

不便なく料理ができ、自炊が続きやすいのは、2口コンロのある賃貸物件といえるでしょう。

一人暮らしで2口コンロ以上の賃貸物件を選ぶ際の注意点

2口コンロ以上の賃貸物件を探すときに気をつける点があります。それは、コンロのタイプとガスの種類です。これから快適な生活が待っているかどうかを決める大事なポイントですので、物件を決める前に確認しましょう。

コンロのタイプをチェックする

コンロは「ガス」と「IH」の2つのタイプがあります。

  • ガス:火力があるものの日々の手入れが必要
  • IH:火力が小さく電気代がかかるものの掃除は楽

ガスタイプは、五徳(ごとく)に焦げつき汚れやごみが溜まっていくため手入れが必要になるものの、火力が強いという特徴があります。中華料理を作るときや急いでいるときは、強い火力が便利に感じられます。

一方、IHタイプは火力を上げにくいですが、フラットなので掃除の手間がかかりません。自分にはどちらのタイプが合っているかを考えたうえで、賃貸物件を探すと良いでしょう。

都市ガスかプロパンガスかをチェックする

物件により、コンロのタイプのほかにガスの種類も異なります。

  • 都市ガス:住居にガス管が通っている地域のみ使用することができる
  • プロパンガス:都市ガスの通っていない地域で使う

都市ガスは、基本的に東京や大阪などの都市部で見られます。一方、プロパンガスはガスボンベで配送されるため、ガス会社のエリア内であれば全国どこでも使用が可能です。

プロパンガスは、都市ガスよりガス料金が高めに設定されているため敬遠されがちです。しかし、災害時の復旧はプロパンガスの方が早く、災害に強いという特徴があります。入居してからガスの種類を変更することは難しいので、部屋探しの際にはガスの種類を確認しておきましょう。

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ガス栓だけある物件の場合は自分でコンロを設置できる

賃貸物件にガス栓がある場合は、自分で選んだコンロを設置することができます。賃貸物件で新しくガスコンロを設置する場合、使用するガスが「都市ガス」と「プロパンガス」のどちらか種類を確認する必要があります。これは、ガスコンロによって対応しているガス栓が異なるからです。

都市ガスとプロパンガスはそれぞれ成分が異なります。ガスの種類を間違えると、大きな事故に繋がる危険があるので注意しましょう。

賃貸物件のサイトや不動産屋さんに問い合わせることで、ガスの種類に関する情報を得ることができます。ガスコンロを持ち込む場合は、あらかじめガスの種類を確認のうえ、購入しましょう。

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一人暮らしで自炊を頑張りたい人は2口コンロ以上がおすすめ!

一人暮らしで自炊をするには、2口コンロ以上の物件に住むのがおすすめです。1口コンロとは違い、2口コンロには以下のようなメリットがあります。

  • 複数の料理を同時に作ることができる
  • 料理のレパートリーが広がる
  • 片方が壊れてしまっても自炊生活を続けることができる

一人暮らし向けの2口コンロの物件数は、1口コンロの物件に比べると少ないのですが、生活を豊かにする設備のため時間をかけて探す方も少なくありません。時短テクニックも存分に使うことができ、自炊を続けやすくなります。2口コンロ、あるいはそれ以上の数のコンロがあれば一人暮らしの生活は大きく変わるので、理想の物件を見つけ、素敵な毎日を送ってみてください。