ハンドメイドに興味はあるけれど、何から始めればいいか分からない…そんな人におすすめなのが、「消しゴムはんこ」です。
初心者でも気軽に始められる消しゴムはんこは、必要な道具や手順を抑えておけば、初心者でも簡単に楽しむことができます。
消しゴムはんこ作りに必要な道具・材料
消しゴムはんこ作りは、いくつかの材料や道具を使います。ここでは、必要な材料や道具、あると便利な道具まで分かりやすく紹介します。
消しゴムはんこ作りに必要な道具・材料

まずは、消しゴムはんこ作りに必要な基本的な道具を紹介します。
消しゴム
消しゴムはんこ作りに使用する消しゴムは、専用のものを用意しましょう。消しゴムはんこ専用の消しゴムは通常のものとは異なり、表面に色がついていて彫るのに適した材質になっています。
図案
彫りたい図案をあらかじめ用意しておきます。イラストや文字などなんでもOKですが、初めての方はあまり細かくない図柄がおすすめです。
カッターナイフ
消しゴムを切り出すために必要な道具です。普通のカッターナイフで十分使うことができます。
デザインナイフ
図案を彫り出すためにデザインナイフを使います。刃の角度が30度のものを選ぶと、細かい図案も彫りやすいためおすすめです。
彫刻刀
広い面や細い直線を彫る時に使います。使用するのは主に丸刀と三角刀です。
トレーシングペーパー
図案を写し、消しゴムに転写するために使います。
鉛筆またはシャープペン
トレーシングペーパーに図案を写す時に使います。芯の硬さはHB〜2Bのものを用意しましょう。
インク
完成した消しゴムはんこを押す時に使います。絵柄や好みに合わせて、お好みのものを用意してください。また、紙に押す時は紙用、布に押す時は布用を用意しましょう。
あると便利な道具
消しゴムはんこを作る時にあると便利な道具を紹介します。これらの道具を使うことで、消しゴムはんこ作りがより本格的になりますよ。
カッターマット
机を保護するために使います。鋭利な刃物やインクを使用するため、机を汚したくない場合や傷つけたくない場合にあると便利です。
練り消しゴム
彫った消しゴムはんこの溝にたまった削りカスをとるのに役立ちます。また、押した後のインク残りをとるためにも便利な道具です。
マスキングテープ
図案をトレーシングペーパーに写す時、消しゴムに転写する時などにあると便利です。
つまようじ
小さな点を彫る時に使います。つまようじを消しゴムに刺すだけで、簡単に小さな点を打つことができるため、あると便利です。
材料と道具はどこで買える?
消しゴムはんこ作りに必要な材料や道具を買えるお店について紹介します。
文房具店
文房具店であれば、消しゴムはんこ作りに必要な道具を全て揃えることができます。本格的な道具や材料を使ってみたい人は、ぜひ文房具店で揃えてみてください。
100均
身近にある100均でも、消しゴムはんこ作りに必要な道具や材料を入手することができます。消しゴムはんこ作りに気軽に挑戦したい人におすすめです。
お値段がお手頃なため、気になる材料や道具をたくさん試してみることができるのも、100円ショップを利用する大きな魅力です。
【初心者向け】基本の消しゴムはんこの作り方
ここでは、基本的な消しゴムはんこの作り方について紹介します。初心者でも、ステップ通りに作ることで、簡単にオリジナルの消しゴムはんこを作れますよ。
1. 図案を転写する

まず最初に、用意した図案にトレーシングペーパーをのせ、上から鉛筆やシャープペンシルなどでなぞっていきます。この時、インクをつけたい部分を塗りつぶしたり、印をつけておくと分かりやすくて便利です。
図案とトレーシングペーパーがズレてしまう場合は、マスキングテープなどで固定して描くとやりやすいでしょう。

図案を写せたら、トレーシングペーパーの図案を描いた面を消しゴムはんこにこすって転写します。人差し指の爪の面などでこすると、紙や消しゴムを傷つけずに綺麗に写すことができますよ。まんべんなくこすって、転写が薄いところがないようにしてください。
これで図案が転写されました。文字などを転写する場合は、反転した状態で転写されているのが正解です。図案をそのまま転写するだけで大丈夫ですが、裏表を意識して転写するようにしましょう。
2. 消しゴムを切り出す

図案を消しゴムに転写できたら、消しゴムを切り出します。カッターナイフを使って、図案の3mm〜4mm外側を切り落としましょう。カッターは斜めにならないよう垂直に下ろして、一気に切るようにしてください。硬い時は、少し体重をかけるようにして切ってみましょう。
3. 図案の内側を彫る

ここからは、いよいよ図案を彫っていきます。まずは図案の内側からです。デザインナイフを鉛筆と同じように持ち、アウトラインの内側に斜めに切り込みを入れていきます。

一周できたら、今度は逆向きに刃を入れ、先ほどの切れ込み部分と交差するように彫っていきます。すると、版面のアウトラインが完成します。
彫る時に力を入れすぎないのが、綺麗に仕上げるコツです。力が入ってしまうと線がガタガタになってしまうため、緊張しすぎずにスッと刃を入れるようにしてみましょう。特に、細い線やパーツの部分は深く切り込みを入れず、力を抜いて浅めに彫るのが大切です。

また、面積が広い部分は彫刻刀の丸刀を、細い線の部分は三角刀を使って彫ると綺麗に彫ることができます。デザインナイフでは彫りづらい小さな点などは、つまようじを使うのもおすすめです。
4. 図案の外側を彫る

図案の内側が全て彫れたら、今度は外側を彫っていきます。
まずは内側と同じようにアウトラインに対して斜めに切り込みを入れ、反対側からぐるっと刃を入れます。すると、アウトラインの部分が完成しました。

次に、残った周りの部分を彫刻刀の丸刀で彫って落とします。余白が気になる方は、図案を傷つけないように周りを切り落としてもかまいません。
そして最後に、周りの部分に斜めに彫刻刀を入れ、ぐるっと角を落とします。これを行うことで、フチにインクがついてしまうのを防げるため、綺麗に消しゴムはんこを押せますよ。
5. 試し押し、調整をして完成

さて、消しゴムはんこを彫り終わったら、いよいよ試し押しをしてみましょう。
彫ったばかりの版面には消しゴムのカスや図案の鉛筆跡などが残っていることがあるため、練り消しゴムを押し付けて綺麗にしておくと安心です。
消しゴムはんこを机に置いたまま、インクパッドを手にもってぽんぽんと軽く叩いてインクをつけましょう。そして、まんべんなく体重をかけて消しゴムはんこを押します。
試し押ししたはんこの余白部分などにインクがついてしまっていたら、その部分をもう一度彫って試し押しをしてください。余分なところにインクがつかなくなったら、消しゴムはんこの完成です。

押した後の消しゴムはんこは、ティッシュや練り消しゴムなどでインクを取り除いておき、また使えるようにしておきましょう。
【上級編】多色刷り消しゴムはんこの基本手順
消しゴムはんこは、一色だけでなく多色刷りをすることで、一気に華やかに仕上がります。基本の消しゴムはんこが作れたら、ちょっとステップアップして多色刷りに挑戦してみませんか?
1. 色ごとに図案を分ける

まずは、用意した図案をトレーシングペーパーに写すことから始めます。この時、色別にパーツを分けて写してください。
例えばアウトラインと色の部分を分けたい場合は、それぞれ別で図案を写し取ってください。図案が重なる部分は余白にすると綺麗に仕上がりますが、難しい場合はそのままでも大丈夫です。

図案を写しとれたら、それぞれ消しゴムに転写します。図案同士が近すぎないよう、位置に注意して転写してください。
そして転写できたら、それぞれ消しゴムを切り出します。これで、多色刷り消しゴムはんこを彫る前準備ができました。
2. それぞれ彫る

切り出した消しゴムを、図案に沿って彫ります。外側を彫った後、アウトラインに対してギリギリの部分で消しゴムを切り落とすと、押す時に図案が見やすくなります。
3. 位置を確認しながら押す
消しゴムはんこを全て彫り終えたら、まずはそれぞれ試し押しをしてみましょう。彫り残しがあれば、再びその部分を彫ってください。どちらも綺麗に仕上がったら、今度は重ね押しをしてみます。

基本的には薄い色から先に押していきますが、アウトラインのパーツがある場合などはそちらを先に押すことで、残りのパーツも押しやすくなります。

重ね押しをする時は、それぞれのパーツがズレていないか横から確認しながら押すのがおすすめです。
消しゴムはんこを綺麗に仕上げるコツ
消しゴムはんこは、ちょっとしたコツを使うことで綺麗に仕上げることができます。消しゴムはんこがワンランクグレードアップするコツをお伝えします。
刃の角度を一定にする
デザインナイフで消しゴムを彫る時は、必ず刃の角度を斜め45度にキープしましょう。
刃を消しゴムに対して垂直に入れたり、逆に傾いた方向に入れてしまうと、土台がグラグラして版面の強度が下がります。細かいパーツの場合は取れてしまうことも。
版面の土台は台形になるようイメージし、刃の角度を固定して彫り進めてみてください。
インクをつける時はやさしく
消しゴムはんこにインクをつける時は、はんこではなくインクを持ってつけるようにしましょう。一般的な印鑑などのはんこは、はんこを持ってインクをつけることが多いですが、消しゴムはんこの場合はインクがつきすぎてしまうことがあります。
インクがつきすぎてしまうと、図案の細かいところにインクが入り込んでつぶれてしまいます。インクを手に持ち、ぽんぽんとやさしく叩くようにしてインクをつけるようにしてみてください。
多色刷り消しゴムはんこは周りを小さめに
多色刷りはんこは、いかに綺麗に重ね押しできるかで仕上がりが大きく変わります。図案の外側部分が大きいと、押す場所が見えづらく、押した時にズレてしまうことがよくあります。
そのため、多色刷りはんこの場合は外側部分をできるだけ切り落とし、周りを小さめに仕上げるのがコツです。
作った消しゴムはんこの手軽な楽しみ方
自分で作ったオリジナルの消しゴムはんこは、色々なところに押して楽しみたいですよね。ここでは、消しゴムはんこを手軽に楽しめる方法を紹介します。
小物に押してデコレーション
消しゴムはんこをノートの表紙や付箋などの紙小物にポンと押すだけで、世界にひとつのオリジナルグッズが完成します。
天気やTODOマークなどの消しゴムはんこを押すと、手帳活動も一気に華やかに。シール帳ならぬ、消しゴムはんこ帳を作ってみるのも楽しいですね。
さらに布用のインクを使うことで、巾着袋やTシャツ、バッグなどにもワンポイントを足すことができますよ。
グリーティングカード作り
消しゴムはんこを押すことで、季節のイベントやお祝いなどに使えるグリーティングカードを簡単に作ることができます。
デザインの自由度が高いため、理想のカードを自分の手で生み出すことができ、シンプルなワンポイントでも様になるのが魅力です。
オリジナルのグリーティングカードには、既製品にはないぬくもりがあり、喜ばれること間違いありません。
消しゴムはんこのグリーティングカードで、ぜひ気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
ラッピングをワンランクアップさせる
地味になりがちなラッピングも、消しゴムはんこを使うことでかわいくグレードアップさせることができます。
シンプルなクラフト紙にポンポンと押すと、オリジナルのラッピングペーパーに。紙袋にひとつ押すだけで、目をひくワンポイントに。
消しゴムはんこを活用して、気持ちを伝えるタグを添えるのも良いですね。消しゴムはんこは、心のこもったプレゼント作りに最適です。
お部屋に飾ってインテリアを楽しむ
オリジナルの消しゴムはんこは、お部屋に飾ることでも楽しむことができます。紙に押したものを額に入れて飾るだけで、自分だけの小さな美術館に。額に入れなくても、壁にぺたぺたと貼るだけでお部屋の壁がギャラリーに早変わりします。
また、はんこ自体を木製トレーや小皿に並べて飾るのも、個性的で良いかもしれません。季節ごとに飾るものを入れ替えることで、お部屋の雰囲気を簡単に変えられるのも魅力です。
消しゴムはんこ作品を集約させた、自分らしいスペースづくりを楽しんでみてください。
作った消しゴムはんこの保管方法

作った消しゴムはんこは何度も使うことができますが、保存方法を間違えると劣化してしまう原因になります。ということで、最後に消しゴムはんこを長持ちさせる保存方法を紹介します。
ゴムの部分を重ねないようにする
消しゴムはんこは、重ねて収納しておくとゴム同士がくっついてしまうことがあります。版面同士がくっついてしまうと、せっかく彫った消しゴムはんこが二度と使えなくなってしまうことも。
消しゴムはんこはひとつずつ、彫った面を上にして平らな場所に並べて保存しましょう。平たいトレーやファイルケースの上に並べておくと、絵柄も見やすくて便利です。使う時にも、トレーごとサッと取り出して使うことができます。
ただし、プラスチック製の器に入れて収納する際は、器に消しゴムはんこがくっついてしまいます。そのため、ケースと消しゴムはんこの間に紙を敷いておくと安心です。
直射日光・高温多湿を避ける
消しゴムはんこのようなゴム製品は、日光や温度などによって質が変化しやすい素材です。
直射日光が当たる場所や高温多湿な環境で長時間保管していると、熱で溶けて変形したり、べたついたり、色褪せたりする原因になります。
そのため、消しゴムはんこは必ず暗くて涼しい場所で保管するようにしましょう。日光が直接当たらない戸棚の中などに、乾燥材とともに保存しておくと安心です。
消しゴムはんこは簡単に始められて奥が深い!
消しゴムはんこは、100均で手に入る材料や道具を使って、初心者でも簡単に始めることができます。「難しそう」「細かい作業が多そう」というイメージもありますが、ちょっとしたコツを使うことで、誰でも綺麗に仕上げることができるんですよ。
また、インクの色を変えたり紙に押したりすることで、オリジナルの作品作りを楽しめるのも大きな魅力です。作ったはんこは、インテリアや小物に押したり、カードやラッピングのデコレーションなどに使うと生活がワンランクアップします。
消しゴムはんこ作りは、ちょっとした工夫と道具選びで誰でも気軽に楽しめる趣味です。基本を押さえながら自分なりの表現を取り入れて、日常に彩りを加えてみましょう。

