自転車通勤を始めよう!自転車選びや必要なアイテム、確認ポイントとは?

目次

「自転車通勤って健康に良いイメージがあるけど、実際のところどうなのかな?」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自転車通勤は、健康やダイエットの観点だけでなく、毎日の時間を有効活用したいと考えている人にとっても最適な方法です。

今回は、自転車通勤をしている私の体験をもとに、自転車通勤のメリット、始める前に確認すべきポイント、継続のコツと取り組み方、トラブル遭遇時の対処法などをご紹介します。

なお、自転車通勤をするうえで、そもそも自宅に自転車を置ける場所がないと自転車を購入できないので、駐輪場のある住まいを探していきましょう。

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自転車歴10年の私が感じる、自転車通勤のメリットとは

自転車通勤のメリットは、何と言っても健康面への影響です。健康状態が改善し、ダイエットになるだけでなく、仕事面でも良い影響があります。本章では、私が自転車通勤によって感じたメリットを5つ紹介します。

ダイエットになる

自転車通勤のメリットの1つ目は、やはりダイエットになることです。通勤・帰宅して家族と趣味に時間を使うと、運動する時間はほとんどありません。しかし、自転車通勤をすると、通勤と帰宅の時間が運動の時間に置き換わりますので、自然と消費カロリーが増えます。

私も自転車通勤を始めたおかげで、10kgのダイエットができました。運動する時間がとれず、なかなかダイエットができないと思っている方ほど自転車通勤はおすすめです。

運動をする習慣が身につく

自転車通勤のメリットの2つ目は、運動する習慣が身につくことです。自転車通勤に慣れてくると、自転車をこいでいないと体力が余って、運動せずにはいられなくなってきます。自然と運動がしたくなり、通勤以外にも少しずつ運動する癖がつきます。

運動すると適度に疲れてよく眠れるうえに、日常にメリハリもつくようになるので、この点についても大きなメリットです。

人ごみを避けて通勤できる

自転車通勤のメリットの3つ目は、朝の通勤ラッシュ時の人ごみを避けられることです。通勤時の混雑を気にすることがなくなり、コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症対策にもつながります。

私は冬の時期になると、必ずと言っていいほど風邪をひいていましたが、自転車通勤をするようになってから冬場に風邪をひくことがなくなりました。人ごみを避けていることも大きな要因になっているように感じます。

通勤代が抑えられる

自転車通勤のメリットの4つ目は、通勤代が抑えられることです。通勤代が支給される会社がほとんどですが、通勤代を支給しない会社も存在します。自転車で通勤すると交通費の節約になり、長期的に見て節約効果は大きいです。車に比べて維持費も低く抑えられるため、経済的なメリットも大きいと言えます。

頭の回転が良くなる

自転車通勤のメリットの5つ目は、頭の回転が良くなることです。最初は気のせいかと思っていましたが、シカゴのネーパーヴィルセントラル高校では『0時間体育』を取り入れることで、TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)で数学は世界6位、理科は世界1位という好成績を収めたという記事を読んで、自転車通勤のおかげであることがわかりました。

これは、仕事にも良い影響が出た意外なメリットでした。自転車が置けるかで自転車通勤できるかが変わってきますので、これからお住まいを選ぶ方は駐輪場があるかを確認しましょう。

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自転車通勤を始める前に確認すべき3つのこと

自転車通勤をスムーズに始めるためには、事前に確認するポイントがいくつかあります。本章では、自転車通勤をするうえで重要なポイント3つを紹介していきます。

①会社の規定(通勤方法や服装など)

重要なポイント1つ目は、会社規定を確認することです。会社の規定上、自転車通勤が認められているかをチェックしましょう。

また、服装についても同様に確認が必要です。自転車通勤では確実に汗をかくため、通勤時はトレーニングウェアを着て、出社後に着替えるのが望ましいです。会社から特定の服装が求められていないかなど、会社の規定をチェックしましょう。

②通勤距離やルート

重要なポイント2つ目は、通勤距離やルートを確認することです。自転車通勤のルートや距離も大きな要因になります。最適なルートを事前に調べ、安全でスムーズな通勤を確保しましょう。また、自転車を選ぶ基準として、距離に応じて選ぶことをおすすめします。

③駐輪場所の有無

重要なポイント3つ目は、駐輪場の有無です。自転車通勤を始める前に、自宅はもちろん、会社やその周辺の駐輪場所があることを確認しておきましょう。会社に設置されている駐輪場があれば良いですが、有料の駐輪場を利用する場合は、頑丈な鍵にするなどの検討事項も増えてきます。

駐輪場のない住まいもありますので、お住まいをお探しの際は駐輪場があるかを確認してみましょう。

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【通勤距離別】自転車の種類と選び方

メリットやポイントがわかったところで、次はどういう自転車を購入するか、またアイテムや付属品は何を購入すればよいかと疑問に思う方がいるかと思います。

本章では、通勤距離別におすすめする自転車と、用意したいアイテムについて解説します。

片道5km以内の通勤なら「シティサイクル(ママチャリ)」

片道5km以内の距離であれば、シティサイクル、俗に言う「ママチャリ」が最適です。このタイプの自転車は、そのシンプルさと実用性で日常の移動手段として適しています。

安価で、荷物を入れるためのバスケットが付いていることが多く、通勤バッグや買い物袋を楽に運べることも魅力の1つです。

片道5~10km以内の通勤なら「クロスバイク」

片道5~10kmの距離であれば、クロスバイクが最適です。クロスバイクは、シティサイクルの快適性とロードバイクの速度を兼ね備えています。

長い距離でも疲れにくく、またスピードも出るため、快適に移動することが可能です。都市部の通勤に適しており、日々の移動を快適なものにしてくれます。

片道10km以上の通勤なら「ロードバイク」

片道10km以上の距離は、ロードバイクが最適です。クロスバイクよりも速度が出やすく、長い距離でも楽に移動できます。また、ロードバイクは軽量なものが多いため、長時間の走行でも疲労が少ないです。

ただし、ドロップハンドルなので、慣れるまでには少し時間がかかるかもしれません。一度乗りこなせるようになれば、速度と機動性に魅了されるでしょう。

坂が多いルートを走るなら「e-bike」

通勤ルートに坂道が多い場合や体力に自信がない方には、e-bike(電動アシスト自転車)が最適です。e-bikeは、坂道でも軽いペダリングでスムーズに走行でき、体力に負担をかけずに通勤が可能です。

e-bikeは通勤のみならず、プライベートにおいても利便性を発揮してくれます。

自転車通勤をする上で用意したいアイテム

次に、自転車通勤を始める上で用意したい自転車のアイテムについて解説します。

ワイヤーロック

用意したいアイテム1つ目は、ワイヤーロックです。鍵は盗難防止のため、絶対に購入しましょう。種類は色々ありますが、おすすめはワイヤーロックです。

クロスバイクやロードバイクであれば、サドルやフレームに取り付けられ、携帯しやすいのが特徴です。また注射する際に柱などに括り付けやすいのも大きなメリットです。何を買うか迷った方は、ワイヤーロックがおすすめです。

フロント・リアライト

用意したいアイテム2つ目は、フロント・リアライトです。夕暮れ時、夜間に走行する際には必須アイテムです。特に自転車通勤している場合、帰りは夜間になるので必要になります。

夜間走行時は、車から見えにくい場合が多いです。交通安全の観点から絶対に購入しましょう。

スタンド

用意したいアイテム3つ目は、スタンドです。シティサイクルは特に気にしなくて良いと思いますが、クロスバイクやロードバイクはついていない場合が多いです。

自宅や会社の駐輪場に止めるためにも必須になってきますので、購入しておきましょう。

ヘルメット

用意したいアイテム4つ目は、ヘルメットです。自転車に乗っている際のヘルメット着用は2023年7月に努力義務化されました。そのため、自転車通勤で何キロも走行する関係で用意した方が良いです。

また自転車は走行の都合上、車道を走ることが多いです。事故の時に備える意味でもちゃんと用意しましょう。

グローブ

用意したいアイテム5つ目は、グローブです。長時間自転車に乗ると、思っている以上に両手に振動のダメージがあります。また冬の季節は手がかじかんで、とてもじゃないですがハンドルを握る事すらできません。

防寒の意味も込めて、グローブを購入することをおすすめします。

レインウェア

用意したいアイテム6つ目は、レインウェアです。雨の日に好んで自転車で通勤する人はいないと思いますが、通勤時に晴れでも夕方に雨に見舞われるケースはよくあります。

その時に備えてレインウェアを持っておくことをおすすめします。最近はコンパクトに収納できるものも多いので、お守り代わりに携帯しておきましょう。

パンク修理キット

用意したいアイテム7つ目は、パンク修理キットです。パンク修理キットはパンク時に備えて携帯するようにしましょう。最近はドリンクホルダーやリアバッグに収納できるタイプもありますので、好みで選んでください。

しかし、自転車を購入してすぐにパンクするケースは少ないです。しばらく経ってから後追いで購入するのでも大丈夫かと思います。

携帯ポンプ

用意したいアイテム8つ目は、携帯ポンプです。こちらはパンク修理キットと合わせて購入が必要なアイテムです。パンクの修理をしても空気を入れなければ自転車は走れません。

フレームに固定できるタイプのものが安価で種類も豊富なので、おすすめです。修理キットと合わせて購入しましょう。

フロント・リアバッグ

用意したいアイテム9つ目は、フロント・リアバッグです。バッグは、必要な人は購入する、という判断で良いかと思います。リアバッグはパンク修理キットを収納することもできますのでおすすめです。

帰宅時によく買い物をすることがあるという方は、フロントバッグを用意するのも良いかと思います。ご自身の生活スタイルに合わせて購入を検討しましょう。

泥除け

用意したいアイテム10つ目は、泥除けです。こちらも必要な人は購入、という判断で良いと思います。

雨の日に走行すると、泥がはねて結構服が汚れます。雨の日に積極的に走行する人は少ないと思いますが、帰宅時に雨に見舞われた場合に備えて購入するのがおすすめです。

ドリンクホルダー

用意したいアイテム11つ目は、ドリンクホルダーです。必須アイテムではありませんが、飲み物を携帯したい場合や、パンク修理キットを収納する際にも役立つアイテムです。

高い商品ではありませんので、自転車購入時に一緒に揃えてみてはいかがでしょうか。

スマホホルダー

用意したいアイテム12つ目は、スマホホルダーです。通勤時には使う機会は少ないかもしれませんが、マップアプリを使用して遠出をする時は非常に役立ちます。(スマートフォンを操作しながら走行するのはやめましょう)

自転車通勤の継続のコツと取り組み方

自転車通勤に憧れて通勤したとしても、思った以上に大変で自転車通勤をあきらめてしまう方もいます。本章では、継続するためのコツと取り組み方のポイントを5つ解説していきます。

①無理のない範囲で通勤する

取り組み方のポイント1つ目は、無理のない範囲で通勤することです。自転車通勤は、体力に合わせて無理なく行うことが大切です。特に最初の頃は体力がなく、自転車通勤を続けると風邪をひく場合があります。

最初の1ヶ月は週1回、慣れてきたら週2・3回と徐々に慣らしていくようにしましょう。

②行きと帰りの天気をチェックする習慣をつける

取り組み方のポイント2つ目は、天気をチェックする習慣をつけることです。自転車通勤では、出発前の天気予報の確認が欠かせません。特に雨の予報がある日は、レインウェアを準備する、または自転車通勤しないという判断も重要です。

雨の日の走行は、身体が冷えて風邪をひきやすくなるほか、自転車が傷みやすくなるなどリスクが多いです。天気のチェックは欠かさずに行うようにしましょう。

③通勤時の運動記録をつける

取り組み方のポイント3つ目は、通勤時の運動記録をつけることです。自転車通勤の距離や時間、消費カロリーなどを記録することで、運動の進捗を確認できます。これにより、モチベーション維持や健康状態の管理に役立ちます。

最近はスマートウォッチで、運動やGPS機能で走行距離などを記録できるものがあるので、自転車と合わせて購入するのがおすすめです。

④通勤後には必ず軽食を摂る

取り組み方のポイント4つ目は、通勤後に軽食を摂ることです。自転車は消費カロリーが激しく、身体への負担も大きいため、軽食を摂らないとすぐに体調を悪くします。通勤後に軽い食事を摂ることで体力が回復しますので、パンやおにぎりを軽く食べるのがおすすめです。

⑤継続して頑張った自分にご褒美を用意する

取り組み方のポイント5つ目は、頑張った自分にご褒美を用意することです。例えば、一定の期間続けたら美味しいものを食べにいくなど、目標を設定して取り組むと長続きしやすいです。せっかく運動して頑張っているので、自分へのご褒美を用意してモチベーションをアップさせていきましょう。

自転車通勤のよくあるトラブルと遭遇した際の対応

自転車通勤には多くのメリットがありますが、ときにはトラブルに直面することもあります。本章では、トラブルへの対処方法を3つ紹介します。

自転車通勤トラブル①パンクしてしまった

トラブルの対処法1つ目は、パンクをしたときです。もし自転車がパンクしたときに備え、修理キットを常備することをおすすめします。通勤時にパンクしてしまった際は会社に一報し、その場で修理してしまうのがベストです。修理が困難な場合は、最寄りの自転車店に持ち込む、または近くの有料駐車場に置いて代替の交通手段を利用しましょう。

自転車通勤トラブル②突然雨などの悪天候に見舞われた

トラブルの対処法2つ目は、突然の雨や悪天候に見舞われたときです。急な天候の変化に備えて、常にレインコートを携帯しておくと良いです。濡れた道路では滑って転倒しやすいため、慎重に運転するようにしましょう。

自転車通勤トラブル③事故に遭った・遭わせてしまった

トラブルの対処法3つ目は、事故に遭った、または遭わせてしまった場合です。万が一事故に遭ったり起こしたりした場合は、まず落ち着いて状況を確認し、必要に応じて警察や救急車を呼んで指示に従いましょう。

事故の状況によって対応が異なりますので、その時々の判断が重要です。決して取り乱すことはせず、落ち着いて状況確認に努めてください。

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自転車通勤は、健康面、ダイエット面、また仕事の効率面でも多くのメリットがあります。通勤距離やルートに応じて最適な自転車を選び、無理のない範囲で自転車通勤を始めていきましょう。これから自転車通勤を始める方々の参考になれば幸いです。