定期借家契約ってなに?
定期借家契約って具体的にはどういうものなんですか?
Answer
定期借家契約は契約期間が満了すると必ず退去しなければいけない契約です。従って更新という概念がなく、継続して居住したいならもう一度契約を結び直さなければなりません。また、契約期間中の途中退去も特約で定められない限り不可になっていることが多いです。
これは契約期間が満了しても自動的に更新され、また退去も自由に行える普通の賃貸借契約と比較するとメリットが低そうに見えますが、その分賃料は相場より少し安めに設定されることが多く、家賃を安く抑えたいなら有用な選択肢です。また、数年以上にわたる長期の契約期間であれば更新料などの各手数料も不要なので、トータルで見れば全体的な賃貸コストを低く出来ます。他に、競争倍率が低めなので良質な物件に巡り合いやすいのもメリットと言えるでしょう。
もし定期借家契約を再契約する場合は、契約条件をもう一度確認しましょう。家賃が上がる、契約期間が変更になる、と契約内容が変わることは珍しくありません。いずれにしろ、契約内容は逐次チェックし、疑問点があったらどんどん確認していきましょう。
賢く契約を結んでいけば、通常の賃貸より安価で質の良い物件に長く住むことができます。