分譲賃貸っていいの?
友人から分譲賃貸はいいと聞きました。メリットとデメリットはどんなものがあるのでしょうか?
Answer
分譲賃貸は分譲マンションの部屋を賃貸に出しているわけですので、分譲マンションのメリットがそのまま当てはまります。交通の利便性が高い場所に強固な造りで建てられ、エレベーターや宅配ボックスなどの設備が充実し、オートロックや防犯カメラのセキュリティ設備も完備している…などです。中には敷地内に庭や運動ジムを備えている物件もあります。
デメリットはもちろん、元々の分譲マンションが高級なため、家賃が非常に高いことです。最低でも月あたり十数万円、最高級物件では月の家賃が100万円を超えることも珍しくなく、ハイクラスの分譲賃貸は文字通り富裕層のための住居といえます。共益費も高く、普通のアパートやマンションの何倍もします。エレベーター、防犯カメラ、その他もろもろの設備の保守管理にコストがかかるので、その分高額になるのです。
なぜそんな分譲マンションの部屋が賃貸に出されるのでしょうか、それは大体以下の理由によります。
オーナーが転勤などの理由で長期間部屋を空けるため、その間が無駄にならないように賃貸に出す場合。投機対象として部屋を購入し、賃貸に出すことで定期的な家賃収入を得る場合。
分譲賃貸は物件としては申し分ない魅力を持っています。もし借りる場合は、自身の収入と家賃のバランスを考えて無理なく居住できる物件を選ぶのがよいでしょう。