Question

内見のコツ教えて下さい!③(居室編)

内見で居室部分を見るときに気をつけるべきポイントを教えて下さい。

Answer

誰でもお部屋にいる時、最もくつろぐ場所といえば居室(リビング、ダイニング、寝室、あるいはそれら全部)ではないでしょうか。人が最も生活で利用する空間なだけにしっかりと確認を怠らないようにしましょう。 

【戸の建てつけ】
これは思ったよりも重要です。
例えば引き戸があった場合しっかりと抵抗なく開くかどうか確認してください。よく使うところはみなさんよく開け閉めして確認されるのですが、普段使わない収納などの部分もしっかりと確認しておきましょう。
その際、定規をもっていくと便利です。戸が開閉する部分に定規をあて、間違いなく直角になっているかどうか確認しておきましょう。


和室があるお部屋なら大切なポイントとなります。しっかりとイ草独特の香りがするかチェックしましょう。もし畳が古ければ新しい畳に替えてもらうか、表替え(表面だけの張替え)をしてもらう約束を必ず取り付けておきましょう。

フローリング
キズの有無確認は必須です。キズを見つけたらすぐに指摘することです。見過ごすと、退去時の原状回復でのトラブルの種になることもあり得ます。しっかりと直しておくように伝えておきましょう。

【コンセント】
コンセントの数、テレビアンテナの端子の位置やその数は必ずチェックしてください。これらは簡単に位置を変えることができませんので、入居後の家具のレイアウトに影響します。確認せずにいると、場合によっては思い描いていたようなレイアウトができなくなります。

【電波】
スマホの電波が入るかも見ておいてください。電波が入りにくい物件だったら、電話するたびに窓際へ行ったり、友人から着信があってもいつも留守電になっている人になってしまいます。
ついついお部屋の他の設備に気をとられがちですが、全部屋の電波状況を忘れずにチェックしましょう。

【窓】
窓ガラスの上の方に換気用の小さな空気の流入口がある場合があります。これがついていれば、寒い冬でも窓を全開にして換気する必要がなくなるため非常に重宝します。気密性の高い最近のマンションではこのように常に空気を換気できる状態にすることによってハウスダストを防ぐ役目も担えます。同時に換気口の穴があるかも確認しておきましょう。
また、外が鉄道や幹線道路沿いの場合は窓が二重サッシになっているかも非常に重要です。その辺りをあまり確認せず賃料が安いということで契約してあとで騒音でノイローゼになってしまうかもしれません。

最も重要なのは、自分のチェックポイントを不動産屋の担当者にあらかじめ伝え、内見で実際に見て気付いた点を指摘して改善を確約してもらうことです。
いくら自分で確認やチェックを入れても、結局大家さんが何の対応もしてくれなかったら時間を無駄にしてしまいます。