夏に引っ越す方が家賃が安くなるというのは本当ですか?
夏の暑い時期は引っ越しが大変な分、家賃が安くなると友人に聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?
Answer
そうなる傾向が高いのは確かです。
一般的には、新学期や新年度に備えて1~3月に引っ越しが集中します。この期間を不動産業界では「繁忙期」と呼んでいます。
逆に6~8月は「閑散期」といい、梅雨や暑さ、長期休暇などの影響で、1年の中で最も引っ越しが少なくなります。
家賃は需要と供給のバランスによって変動します。繁忙期は需要が高いため、家賃を少々高く設定しても借り手はつきやすいですが、逆に閑散期は繁忙期と同じ家賃ではなかなか借りてもらえません。そのため、大家さんは何とか借りてもらえるようにと家賃を下げることが多くなります。
これは引っ越し業者も同様で、繁忙期と閑散期とでは引っ越し料金がかなり違ってきます。
よって、閑散期の方が引っ越しにかかる費用全体が安くつきやすいのです。
なら閑散期にお部屋探しをすればいいじゃないか、と思うでしょうが、いいお部屋は多くが繁忙期の時に埋まってしまうので、閑散期でも空いているようなお部屋は、あなたの希望条件を満たしたお部屋ではない可能性が高いともいえるでしょう。
もちろん、どこかに掘り出し物もあるかもしれませんので、ある意味じっくりとお部屋を探せる、と考えることもできます。