泥棒が割った窓の修理代って誰が負担するの?
泥棒が窓ガラスを割って部屋を荒らしていった。割られた窓は誰が修理代を支払うのですか?
Answer
筋から言えば泥棒が支払わなければなりませんが、今のところは大家さんが負担することになります。
窓ガラスが破損したなら居住に支障をきたしてしまいます。大家さんは居住者が正常に居住できる部屋を提供する義務を負っているため、居住に影響するようなトラブルの対処費用は大家さん側が負担しなければなりません。ただし、そのトラブルの原因が居住者にある場合は当然ながら居住者が負担することになります。
後になって泥棒が捕まった場合、大家さんは泥棒に対してガラスの修理代を請求できます。捕まらなかったなら、大家さんの加入している保険会社が支払うか、あるいは大家さん自身が自腹で修理という形になるかと思われます。
なお、泥棒が入居者の私物を壊した場合は、大家さんに修理代を請求することはできず入居者の負担となってしまいますが、入居時に加入した保険の補償対象となる可能性がありますので、保険会社に問い合わせてください。保険が適用できず自腹で修理したとしても、もし後で泥棒が捕まれば修理代を泥棒に請求できます。
いずれにしろ、窓ガラスなどの部屋の設備の破損原因が入居者の責にないものであれば、修理代を払う必要はありません。