入居したら部屋が内見時と同様に汚くボロボロのままだった。おかしくない?
内見の時、床に細かい傷があってその他の場所もボロボロでホコリもたまっていました。それを除けば好条件だったので、入居時には綺麗になっているだろうと思って契約して入居したのですが、入居時も内見時と変わらないままで驚きました。 大家さんにクレームをつけると、「原状引き渡し」だから自腹で修繕して掃除もしてくれと言われました。 それでも最低限の修理はするべきでしょ…。おかしくないですか?
Answer
残念ながら、この程度の状態であれば「原状引き渡し」という条件で借りた以上、大家さんの言う通り自腹で直すしかないでしょう。
どのような状態で部屋を貸すかは大家さんの自由であり、部屋を借りるかどうか決めるのも入居者の自由です。前もって内見して状態を確認したことと、「原状引き渡し」と説明された上で契約を交わしたことで、その状態の部屋を借りることに同意したとみなされているのです。
もしさまざまな箇所を修繕した状態で引き渡すとの内容で重要事項説明も受けていたなら、修理費用の請求、もしくは契約を解除することが可能です。また、内見時には気付かなかった雨漏り箇所があるなど、明らかに生活に支障をきたしてしまうレベルの重大な不具合がある場合も修理代の請求が可能です。