内見のコツ教えて下さい!②(収納編)
内見で収納スペースについて確認する時、チェックポイントがあれば教えて下さい。
Answer
十分な広さと機能を兼ね備えた収納スペースがある6帖のお部屋は、収納のない8帖のお部屋より広く使える場合もあります。
しかし、その収納もしっかりと内見の時に確認しておかないと、後で後悔することになるかもしれません。
【カビ】
収納で最も気をつけなければいけないことはカビです。
どんなお部屋でも収納スペースにはカビがはえやすいもの。これは通気性の悪さや部屋自体の湿気、新築だとコンクリートなどにまだ水分が残っており、それがわずかずつですが湿気の元になることもあります。
様々な要因があり、通常の部屋でもカビが繁殖しますが、中には基礎工事の不備などで湿気のコントロールがうまくいかず、カビのはえやすいお部屋も存在します。
さすがに内見で基礎工事までみることは不可能です。しかし確認できることもあります。
例えば収納の奥まで入り、カビの臭いはしないかチェックする。内見の時点ですでにカビ臭いお部屋はその後の数年間はカビとの戦いになる可能性があるので要注意です。
また、収納の壁紙も不自然に貼り替えられている部分や補修されている部分、あるいはシミなどは要チェックです。理由を確認しておくとよいでしょう。
【隣室との位置関係】
収納スペースの中でも押入れなどの大きな収納部分については、できるだけ隣の部屋との間に設けてある方がよいでしょう。そうすれば少々部屋で音をたてても収納スペースによって、その音が隣へ漏れるのを防いでくれるのです。逆に隣からの音も聞こえにくくなる為、必ずチェックしておきましょう。
もちろん内見前に間取図で確認できますが、実際のお部屋でどのような感じなのか、自分の目で確かめることは非常に重要です。
【下駄箱】
下駄箱も収納の一つです。特に女性の方は多くの靴を所有している場合が多いので、下駄箱に何足入るか、あるいはブーツなど一定のスペースが必要なタイプの靴を入れることができるか確認しておきましょう。
また、入りきらなかった場合でも、その周辺に靴を置いて日常的に下駄箱の代わりとして利用できるスペースはないかなども忘れずにチェックしておきましょう。
【クローゼット】
クローゼットには多くの場合ハンガーを掛ける為の棒がありますが、ロングコートなどを掛けるだけの十分な高さがあるか確認しましょう。意外と高さが足りないということが多いのです。
一番厄介なのはカビなので、確認を怠らないようにしましょう。