大家さんが破産したら家賃はどこへ支払う?
大家さんが破産しました。その後、大家さんの債権者を名乗る某会社から手紙が届き、その会社に家賃を支払えと記されていました。最近は詐欺もあるので、本当に大丈夫なのか不安です。どうすればよいですか?
Answer
その手紙は、多分、見たこともないような難しい単語が並んでいたのではありませんか?
わざと難しい言葉を並べて不安を煽っているのだろうか、と詐欺を心配するのも当然です。こういう時は、まず最初に仲介をしてくれた業者に連絡してください。業者は大家さんとも取引をしているので、何が起こっているのかを確認してその後の対応をサポートしてくれます。
なお、詐欺が心配だからと誰にも相談もせず払わないままでいると、賃料未払いとなって滞納とみなされてしまうおそれがあります。払っていいのか不安、どこにお金を払えばいいのか分からない、という場合は、「供託」という制度を利用しましょう。「供託」とは、簡単に言えば裁判所にお金を預けておく制度です。その物件がある地区の裁判所に行き、家賃を供託したいと説明して手続きを取ることで供託することができます。そうすれば賃料未払いになる心配はとりあえず防ぐことができます。
良く分からない場合は裁判所や法律相談所などの専門機関に供託について問い合わせてみてください。