賃貸でもOK!一口コンロを二口にする方法とは?自炊を快適にするテクニックも

目次

賃貸物件に住んでいると、キッチン設備が限られていることが多く、特に単身者向けのアパートあるいはマンションにおいては一口コンロしか設置されていない場合も少なくありません。

一口コンロだと、自炊を楽しみたい人にとっては調理スペースが狭いと感じ、ストレスを抱える場面も出てくるでしょう。とはいえ、賃貸物件のキッチンでも工夫を凝らすことで、一口コンロを二口コンロのように使うことができ、自炊の幅を広げることが可能です。

今回は一口コンロを二口コンロのように使える具体的な方法や、自炊を快適にするための工夫、さらに二口コンロ物件のメリット・注意点まで詳しく解説します。賃貸にお住まいの方や、これから引越しを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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賃貸で一口コンロを二口コンロにする方法

賃貸物件では、通常のリフォームや改修工事を自分で手配、実施したくても難しい場合がほとんどです。そのため、キッチン設備を大幅に変更することはできませんが、いくつかの工夫をすることで、実質的に二口コンロのような使い方が可能になります。

ここでは、一口コンロを二口コンロのように使えるアイディアや、大家さんの許可を得てコンロをアップグレードする方法を紹介します。

既存のコンロ台の近くにカセットコント・IHコンロを設置する

最も簡単でコストも抑えられる方法は、既存のコンロ台の近くに追加でカセットコンロやIHコンロを設置することです。カセットコンロはガスボンベを使い、手軽に設置・片付けができるため、使いたいときだけセットすればよいという点で非常に便利です。特に料理の種類や量が多い時には、臨時の追加コンロとして活用することができます。

コンロが一口しかないキッチンはスペースも限られていることが多いため、その場合は近くに台や折りたたみテーブルなどを設置して使いましょう。(安定した場所に設置するようにしてください)

他には、IHコンロも人気の選択肢です。電気を使うため、ガス栓がなくても使用できるのもメリットといえるでしょう。火を使わない分安全面でも優れており、火事のリスクを抑えたい方にもピッタリです。

このように、賃貸でも簡単に導入できる追加コンロを使えば、手軽に二口コンロのように使える環境を整えることができます。ただし、これらの調理器具は既存のコンロの近くで使用すると故障や火災の原因になりますので、近づけすぎないように注意しましょう。

工事不要で設置できる二口コンロを導入する

最近では、工事が不要な据え置き型の二口コンロが販売されています。これらはガスや電気を使用するタイプがあり、賃貸物件でも使いやすい設計が特徴です。

たとえばガスボンベを利用する二口コンロは、特に賃貸物件では設置が簡単で、コンロ周りの大掛かりな工事が不要です。これにより工事や高額な費用をかけずに、自宅で二口コンロの利便性を楽しむことができます。

また、設置型のIHコンロも選択肢の一つです。こちらは電気を使用するため、ガスを使わずに調理することが可能です。電圧が200V対応の商品も多い為、設置可能なコンセントがあるか事前に確認した上で設置するようにしましょう。

大家さんに許可を取って二口コンロに交換工事を行う

もし長期間その物件に住む予定があり、現在のキッチン設備に不満がある場合、大家さんに相談して二口コンロへ交換する許可を取るという方法もあります。許可が得られれば、プロの業者に依頼して工事を行い、正式に二口コンロを導入することが可能です。この方法は、より本格的にキッチンを使用したい方や、自炊の頻度が高い方におすすめです。

ただし、賃貸物件では工事後に元の状態に戻す必要があることが一般的です。そのため、交換工事をする際には、退去時に発生する費用や手続きについても事前に確認しておくことが求められます。設置費用の負担割合、退去時に元に戻す必要があるかなど、具体的に大家さんと話し合っておくと、後々のトラブルを避けることができます。

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一口コンロだけでも自炊を充実させるためのポイント

一口コンロしかない場合でも、自炊を十分に楽しむことは可能です。工夫を凝らし、キッチンの限られたスペースを有効活用することで、料理の幅を広げることができます。ここからは、一口コンロを使っても快適に自炊生活を送るためのポイントを紹介します。

調理効率化を図るための調理家電を活用する

一口コンロでは同時に複数の調理を行うことが難しいですが、電子レンジや自動調理器、炊飯器といった調理家電を活用すれば、調理の効率を大幅に向上させることができます。たとえば、電子レンジで下ごしらえを行うことで、コンロを使う時間を短縮したり、自動調理器で煮込み料理を火を使わずに作ることが可能です。

炊飯器も、料理をする際に便利なアイテムです。炊飯だけでなくスープやリゾット、煮物なども作れる多機能炊飯器を活用することで、一口コンロに頼らずにさまざまな料理を楽しむことができます。このような調理家電をうまく取り入れることで、一口コンロでも無理なく自炊を続けられます。

一口コンロで作る料理のレパートリーを増やす

一口コンロでも工夫次第で多彩な料理を作ることができます。たとえば一つの鍋で主食から副菜までをまとめて作る「ワンポット料理」も、一口コンロの活用法としては非常に便利です。

煮込みやスープ系の料理、炒め煮などの料理を多用することで、簡単に栄養バランスの良い食事を作ることができます。他にもワンパンパスタも非常に人気のメニューで、フライパン一つで色々な味のパスタを作れるのが魅力です。

時間や手間をかけずにバリエーション豊かなメニューを楽しめるため、一口コンロでも自炊の幅を広げることができるでしょう。

週末などにまとめて作りおきをしておく

忙しい平日に自炊をするのは一口コンロでは時間がかかることもありますが、週末などの時間がある日にまとめて作り置きをしておくことで、平日の負担を軽減することができます。

たとえばカレーやシチュー、肉じゃがなど、日持ちする料理を一度に大量に作っておけば、冷凍保存しておくことができ、平日でも簡単に温めるだけで美味しい食事を楽しむことができます。

また作り置きをすることで、毎日の料理時間を短縮でき、コンロを使う頻度も減らせるため、一口コンロでも無理なく自炊生活を維持することができます。また、野菜を下ごしらえして冷凍しておけば、必要なときにさっと調理に使えるため、効率的に料理を作ることができるでしょう。

二口コンロの物件を選ぶメリット

二口コンロが設置されている物件を選ぶことには、多くのメリットがあります。特に自炊を日常的に行う方にとっては、料理の効率が大幅に向上する点で、二口コンロは非常に便利です。ここでは、二口コンロを選ぶことの具体的なメリットについて見ていきましょう。

複数の料理を同時に調理できる便利さ

二口コンロの最大のメリットは、複数の料理を同時に調理できる点です。たとえば片方のコンロでパスタを茹でながら、もう片方でソースを作るなど、複数の料理を並行して進めることができます。これにより、調理時間を大幅に短縮でき、忙しい日でも効率的に食事の準備を進めることが可能です。

特に、複雑な料理や調理時間が異なる料理を作る際には、二口コンロが非常に役立ちます。

自炊のバリエーションが広がる

二口コンロがあることで、同時に複数の調理器具を使用できるため、料理のバリエーションが大きく広がります。一口コンロでは難しい、複雑な料理や手の込んだ料理も、二口コンロなら作りやすくなります。

たとえば、煮込み料理をしながら炒め物を作る、あるいは蒸し料理とスープを同時に調理するなど、一度に多くの料理を準備できるため、食卓が豊かになります。

作業スペースが広くなる

一口コンロが設置されているキッチンは、一般的に単身者向けのコンパクトな設計が多く、調理スペースが限られていることが少なくありません。コンロとシンクの間が狭く、調理器具や食材を置く場所に困ることもあるでしょう。そのため、効率的に料理を進めるのが難しいと感じることが多いです。

一方で、二口以上のコンロが設置されているキッチンは、比較的広めの作業スペースが確保されていることが多く、調理中にゆとりを持って作業できるのが特徴です。複数の調理器具や食材を同時に置いたり、鍋やフライパンを並行して使用する際にも、広い作業台があることでスムーズに進行できます。

片方のコンロの調子が悪くなってももう片方が使える

二口コンロの大きなメリットの一つは、片方のコンロが故障したり調子が悪くなった場合でも、もう片方のコンロが使える点です。一口コンロしかない場合、コンロが壊れてしまうとすぐに料理ができなくなり、修理が完了するまで他の調理手段に頼る必要があります。

しかし、二口コンロであれば、片方が使えなくなってももう一つが正常に動作していれば、日常の自炊を続けることができ、急な不便さを感じることは少なくなるでしょう。

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二口コンロの物件を選ぶ際の注意点

二口コンロの物件は多くの利点がありますが、選ぶ際にはいくつかの注意点も存在します。物件選びの際には、家賃や設置されているコンロの種類、物件の選択肢の広さなど、さまざまな要素を検討することが大切です。ここでは、二口コンロを選ぶ際のデメリットや注意点を解説します。

一口コンロの物件と比較すると家賃が高くなる傾向にある

二口コンロが設置されている物件は、一般的に一口コンロの物件よりも家賃が高めに設定されていることが多いです。特に都市部や設備の充実した物件では、家賃が数千円から数万円高くなるケースもあります。

自炊の頻度が高くない方や、限られた予算で物件を探している方にとっては、この点がデメリットとなる可能性があります。二口コンロの便利さと予算を天秤にかけ、自分にとって最適な物件を選ぶことが大切です。

単身向けマンションの場合は選択肢が減る

単身者向けのマンションやアパートでは、二口コンロが設置されている物件の選択肢が限られていることが多いです。特にワンルームや1Kの物件では、一口コンロが標準仕様となっている場合が多いため、希望するエリアで二口コンロ付きの物件を探すのが難しくなる可能性があります。

物件選びの際には、キッチン設備だけでなく、全体の間取りや利便性も含めてバランス良く検討することが重要です。

ガスコンロとIHコンロの違いを理解する

二口コンロを選ぶ際には、ガスコンロとIHコンロの違いを理解しておくことが大切です。ガスコンロは火力が強く、細かい火力調整がしやすい反面、火を使うため安全面に注意が必要です。

一方で、IHコンロは火を使わないため安全性が高く、掃除がしやすいのが利点ですが、対応する調理器具が限られるというデメリットがあります。自分の料理スタイルに合ったコンロの種類を選ぶことが、自炊生活を快適にするためのポイントとなります。

魚焼きグリルがあるか確認する

二口コンロには、魚焼きグリルが付いているものもありますが、全ての二口コンロにグリルが設置されているわけではありません。魚を焼く習慣がある方や、グリルを頻繁に使いたい場合は、コンロにグリルが付いているか事前に確認しておくことが重要です。

また、グリルがない場合でも、別途グリル調理器を用意するなど、対応方法を考えておくと良いでしょう。特に魚料理が好きな方は、グリル付きのコンロがあると日常の料理がさらに便利になります。

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一口コンロを二口にするなら部屋探しの段階で検討しよう

一口コンロでも、追加の調理器具や工夫次第で二口コンロに近い使い方をすることが可能です。しかし、頻繁に自炊をする場合や、より効率的な料理環境を求める方には、二口コンロ付きの物件を選ぶのがおすすめです。特に、調理の幅が広がり、効率的に料理ができる二口コンロは、自炊を楽しむ方にとって大きなメリットがあります。

ただし、二口コンロ付きの物件を選ぶ際には、家賃が高くなる傾向や物件の選択肢が限られる点など、注意すべき点も多くあります。自炊を快適にするためのキッチン選びは、毎日の生活の質を大きく左右しますので、自分のライフスタイルや予算に合わせて、どのような設備が必要かを考えた上で、最適な住まいを見つけて、充実した自炊生活を送りましょう。