一年の中でも大きなイベントの一つである、バレンタイン。お菓子をあげる女性のみならず、もらう男性からしても楽しみなイベントですよね。また、最近では性別や異性・同性を問わず、仲良くしたい人や気持ちを伝えたい人全てにとって特別なイベントになっています。
そんなバレンタインですが、チョコ以外のものを渡すことを考えたことはありますか?「チョコではありきたりな気がする」、「毎年チョコを渡しているから少し変わったものを渡したい」、「他の人と被らないものを渡したい」と言った悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな悩みを持つ方に向けて、チョコ以外のプレゼントを渡す際のポイントや意味、手作りできるお菓子のレシピなどを紹介します。
今年のバレンタインデーはチョコ以外のプレゼントで印象アップ!?
バレンタインデーといえば、「チョコを渡すイベント」として根付いていますが、決してチョコしか渡せないというわけではありません。チョコ以外のお菓子やプレゼントを準備して、渡したい相手の印象に残るように工夫してみましょう。
【お菓子言葉】バレンタインデーにチョコ以外のお菓子を渡す意味
バレンタインデーにチョコ以外を渡すことには、特別な意味があります。基本的に相手が好きなものや喜んでくれるものを渡せば良いのですが、お菓子ごとに謳われている「お菓子言葉」を知っておくことで、渡した相手にどのような気持ちで渡したのかが伝わります。
代表的な「お菓子言葉」を紹介しますので、特別な想いを伝えたい場合などに参考にしてみてください。
ちなみに、チョコのお菓子言葉は「あなたと同じ気持ち」です。チョコはバレンタインの代表的なお菓子ですが、告白する際などには、むしろ他のお菓子のほうが想いが通じるかもしれません。
マカロンのお菓子言葉

マカロンのお菓子言葉は、「あなたは特別な人」です。
マカロンの発祥はイタリアと言われており、パスタの一種であるマカロニを語源とする説が有力です。マカロンは昔から高級感があるお菓子であることから、特別な人にしか送らないものとして、この意味合いが込められています。そのため、告白する際や恋人に対して渡す際に適したお菓子であると言えます。
マフィンのお菓子言葉

マフィンのお菓子言葉は、マカロンと同じく「あなたは特別な人」です。
マフィンは、元々お祝いの席や特別な日にしか食べられなかったため、特別なお菓子をというイメージからこのような意味合いに取られるようになったと言われています。マカロンよりも作るのが簡単なため、特別な想いを感じ過ぎないでほしい場合に選択するのも良いかもしれません。
クッキーのお菓子言葉

クッキーのお菓子言葉は、「友達でいよう」です。
手作りお菓子の代表でもあるクッキーですが、初心者でも作りやすくサクサクした軽い食感から、恋人ではなく軽い友人関係をイメージしていると言われています。そのため、友人に渡すのに適したお菓子です。逆に、告白の際には選択しないほうが良いかもしれません。
マドレーヌのお菓子言葉

マドレーヌのお菓子言葉は、「仲良くなりたい」です。
マドレーヌは、本場ではホタテ貝の形に焼き上げるのが伝統とされています。日本でも、昔から二枚貝は貝殻がピッタリと合わさる姿から、夫婦円満や縁結びなどを連想させると言われ、それが転じてこのような意味合いになったと言われています。そのため、友達にも恋人にも渡せる意味合いになっています。
ドーナツのお菓子言葉

ドーナツのお菓子言葉は、「永遠に続く愛」です。
ドーナツは円形をしていて終わりがないため、それを自身の愛情にからめて「永遠に続く愛」を意味していると言われています。ドーナツは他のお菓子に比べて強い想いを表しているため、恋人や家族などに送るのがおすすめです。
【大切な人向け】バレンタインデーにおすすめのチョコ以外のプレゼント
バレンタインデーには、お菓子だけでなくプレゼントを一緒にわたす方も多いのではないでしょうか?チョコ以外におすすめしたいプレゼントについても紹介します。
特別な意味のあるお菓子
ここまでに紹介してきた特別な意味のあるお菓子も、おすすめしたいプレゼントの一つです。特に、告白する際や恋人にわたす際は、マカロンやマフィン、マドレーヌなどの特別な意味があるお菓子を選びましょう。
また、特にお菓子言葉の意味がないとしても、「あなたのために作った」という気持ちが伝わりやすいものもおすすめ。今回紹介するいちごのシュークリームは季節感もあり、ある程度の手間もかかるため、思いを伝えるのにぴったりなお菓子になっています。
手編みのアイテム
お菓子以外にも、手編みのアイテムなど手作りのものをプレゼントするのも効果的です。
バレンタインは冬の終わりであるため、マフラーや手袋などの真冬に使用するものよりは、ハンカチなどのオールシーズンで使用できるようなものを選ぶのがおすすめです。特に、男性は女性に比べてそういった小物にこだわることが少ないため、喜ばれやすいプレゼントといえます。
メッセージカード付き
お菓子やプレゼントに、メッセージカードをつけるのもおすすめです。
特別な想いを直接伝えるのが恥ずかしい方や、普段思っていることをなかなか口に出せない方などは、メッセージカードや手紙を使って想いを伝えるのも効果的です。また、メッセージカードを準備することで、友達として渡すわけではないことをしっかりと相手に知ってもらうこともできます。
【大切な人向け】チョコ以外の手作りスイーツ①いちごのシュークリーム

ここからは、上記で紹介した特別なお菓子言葉があるスイーツ以外でバレンタインデーにおすすめのスイーツを紹介します。
まず紹介するのは、少し手間暇をかけて大切な相手のために作りたい場合にぴったりな「いちごのシュークリーム」です。シュークリーム自体にお菓子言葉はありませんが、だからこそ純粋な気持ちを伝えたいという場合におすすめ。バレンタインの時期に旬を迎えるいちごを使い、季節感と特別感を演出できます。
用意するもの
■シュー生地用
・水 100ml
・無塩バター 50g
・薄力粉 60g
・卵 2個
■カスタードクリーム用
・卵黄 2個
・砂糖 50g
・薄力粉 20g
・牛乳 250ml
・バニラエッセンス 適量
■仕上げ用
・いちご 8個
・粉砂糖 適量
作り方
【シュー生地を作る】
①オーブンを200℃に予熱しておく。
②鍋に水とバターを入れ、バターが溶けたら火を止めて薄力粉を加え、一気に混ぜる。
③再び弱火にかけ、生地がまとまるまで加熱する。
④生地がまとまったら火を止め、溶いた卵を少しずつ加えて混ぜる。
⑤生地が滑らかになったら、オーブンシートを敷いた天板に直径6cmほどになるように絞り出し、180℃のオーブンで25分焼く。
【カスタードクリームを作る】
⑥鍋に卵黄と砂糖を入れて混ぜ、薄力粉を加える。
⑦温めた牛乳を少しずつ加えて混ぜ、鍋を中火にかけながらとろみがつくまで混ぜる。
⑧とろみがついたら火を止め、バニラエッセンスを加えて冷ましておく。
【仕上げ】
⑨焼き上がったシュー生地を冷まし、半分に切る。
⑩切った生地にカスタードクリームを詰め、その上にカットしたいちごをのせて蓋をする。⑪最後に粉砂糖をふりかけて完成。
【大切な人向け】チョコ以外の手作りスイーツ②いちごのカタラーナ

※レシピでは画像にさらにいちごを乗せています
チーズケーキやプリンとは一風変わった、大人のお菓子のカタラーナ。カタラーナ自体にお菓子言葉はありませんが、手作りで作るという印象があまりない分、渡す相手に印象付けることができます。
また、表面のカリカリ感がアクセントになり、食感も楽しいお菓子のため、実際に渡したときに食べてもらう口実にもなります。
用意するもの
・生クリーム 200ml
・牛乳 100ml
・卵黄 3個
・砂糖 60g
・バニラエッセンス 適量
・いちご 6個(薄切り)
■仕上げ用
・砂糖 大さじ2
作り方
【カスタード液を作る】
①ボウルに卵黄と砂糖を入れ、白っぽくなるまでよく混ぜる。
②鍋に生クリームと牛乳を入れ、沸騰直前まで温める。
③卵黄に少しずつ加えながら混ぜ、全て混ぜたらバニラエッセンスを加える。
【焼き固める】
④カスタード液をこし器でこし、耐熱容器に流し入れる。
⑤天板に湯を張り、150℃に予熱したオーブンで30~40分湯煎焼きする。
⑥焼き上がったら粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。
【仕上げ】
⑦冷えたカタラーナにいちごを並べ、砂糖をまぶしてバーナーで表面をカリッと焼く。
※バーナーがない場合は、オーブンのグリル機能を使って焼き色をつける。
【大切な人向け】チョコ以外の手作りスイーツ③ミルクプリンのベリーソースがけ

初心者の方でも、ゼラチンを溶かして固めるだけで簡単に作ることができます。カップのデザイン次第で簡単なお菓子が華やかに見える点もおすすめです。
ベリーソースの甘さは、砂糖を入れる量で簡単に調整ができる上、他のフルーツでも簡単にアレンジができるため、渡す相手がどんなフルーツが好きかをリサーチしておくと、その相手のために作ったという印象を強めることができるでしょう。
用意するもの
・牛乳 400ml
・砂糖 40g
・粉ゼラチン 5g
・水 大さじ2(ゼラチンをふやかす用)
・プリン型
■ベリーソース用
・冷凍ミックスベリー 100g
・砂糖 大さじ2
・レモン汁 小さじ1
作り方
①小さな容器に水を入れ、粉ゼラチンを振り入れてふやかす。
②鍋に牛乳と砂糖を入れ、中火で温めて砂糖を溶かす。
③沸騰直前で火を止め、ふやかしたゼラチンを加えて溶かす。
④よく混ぜたら、プリン型に流し入れ、冷蔵庫で3時間以上冷やし固める。
【ベリーソースを作る】
⑤鍋に冷凍ミックスベリー、砂糖、レモン汁を入れ、中火で煮詰める。
⑥とろみがついたら火を止め、冷ましておく。
⑦固まったミルクプリンにベリーソースをかけたら完成。
【友人向け】バレンタインデーにおすすめのチョコ以外のプレゼント
最近では、特別な人だけでなく、友人にもチョコ以外を渡すことが流行っています。日頃の感謝を伝えるためにも、友人に喜ばれるチョコ以外のプレゼントを知っておきましょう。
作りやすくておいしいお菓子
お菓子を渡すなら、クッキーや混ぜて焼くだけで作れるようなケーキなど、作りやすくておいしいお菓子がおすすめです。以下で紹介するようなお菓子は作りやすいため、大切な人にも、友人にも渡しやすい物となっています。また、何人かの友人に渡すのであれば、なおさらお菓子のほうが量の調整もしやすくリーズナブルなためおすすめです。
一度にたくさんお菓子を作りたいという方は、下に記載されているキッチンが広い物件も確認してみてください。
消え物アイテム
友人にプレゼントする際は、相手が困りすぎないよう、消え物アイテムを選択するのがおすすめです。例えば、入浴剤やハンドクリームなど普段の生活を少し豊かにするような消え物を選択すると、もらった側も気を使いすぎることがありません。
渡す相手が本当に喜ぶものがわからない場合は、こういった消え物を選択しておくのが無難です。
【友人向け】チョコ以外の手作りスイーツ①ベイクドチーズケーキ

ベイクドチーズケーキは、意外とシンプルな材料で作れるため、初心者の方でもチャレンジしやすいお菓子です。ケーキ全般にお菓子言葉はないため、友人相手でも気軽に振る舞えるでしょう。
甘さを調節しやすい点や、前日から冷やして作っておける点など、相手や渡すタイミングに合わせて作ることができるのもベイクドチーズケーキのおすすめポイントです。
用意するもの
・クリームチーズ 200g
・砂糖 70g
・卵 2個
・生クリーム 200ml
・薄力粉 15g
・レモン汁 大さじ1
・ビスケット 100g
・無塩バター 50g
・15cm丸型
作り方
【土台を作る】
①無塩バターをレンジで加熱し、溶かしておく。
②ビスケットを袋に入れて細かく砕き、溶かしたバターを加えてよく混ぜる。
③型に敷き詰めてスプーンの背で押し固め、冷蔵庫で冷やしておく。
【チーズケーキ生地を作る】
④クリームチーズを室温に戻し、柔らかくなったら砂糖を加えて滑らかになるまで混ぜる。⑤卵を1個ずつ加えながら混ぜ、生クリーム、薄力粉、レモン汁を順に加えて混ぜる。
【仕上げ】
⑥の土台に生地を流し入れ、160℃に予熱したオーブンで40~45分焼く。焼き上がったら粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。
⑦冷えたケーキを型から外し、お好みで粉砂糖やフルーツを飾れば完成。
【友人向け】チョコ以外の手作りスイーツ②オレンジパウンドケーキ

オレンジの香りと酸味で、甘いものが苦手な方でも食べやすいレシピです。2月に旬を迎えるオレンジを用いて季節感を演出できる点や、彩りが華やかで見た目にも楽しい点もおすすめポイントです。上記のベイクドチーズケーキ同様、多めに作ってもたくさんの友人に振る舞えるのが嬉しいですね。
用意するもの
・薄力粉 120g
・無塩バター 100g(室温に戻す)
・砂糖 90g
・卵 2個(室温に戻す)
・ベーキングパウダー 小さじ1
・オレンジ 1個(皮をすりおろし、果汁を絞る)
・粉砂糖 適量(仕上げ用)
・17×8×6のパウンドケーキ型
作り方
①オーブンを170℃に予熱し、パウンドケーキ型にクッキングシートを敷いておく。
②ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを合わせておく。
【生地を作る】
③別のボウルに室温に戻した無塩バターを入れ、クリーム状になるまでよく混ぜる。
④砂糖を数回に分けて加え、白っぽくなるまでよく混ぜる。
⑤卵を1個ずつ加え、その都度よく混ぜる。
⑥オレンジの皮のすりおろしと果汁を加え、生地になじむように混ぜる。
⑦ふるっておいた粉類を加え、ゴムベラでさっくりと混ぜる。
【仕上げ】
⑧生地を型に流し入れ、170℃に予熱したオーブンで40~45分焼く。竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がり。粗熱が取れたら型から外して冷ます。
⑨冷めたケーキに粉砂糖をふりかけ、お好みでオレンジスライスを飾れば完成。
今年のバレンタインデーはチョコ以外のプレゼントにチャレンジ!
バレンタイン=チョコというイメージがありますが、バレンタインにチョコ以外のお菓子をあげることも何もおかしいことではありません。それぞれのお菓子にはお菓子言葉があり、自分がどのような想いで渡すのかに合わせて、お菓子を選んでみましょう。
また、お菓子を選ぶ際は、今回紹介したレシピを参考にしてもらうのに加え、他のプレゼントも組み合わせて、自分の気持ちを伝えてみましょう。