食費を賢く節約!おすすめの節約食材13選や購入方法とは?

目次

物価高が続く昨今、食費は家計を圧迫する大きな要因です。ですが、普段から食べるものの質は落としたくない、美味しい料理をコスパよく作りたいと考える方も多いのではないでしょうか?

今回は、食費を節約し、家計を助けるコスパの良い食材の紹介とそれらを活用したメニューなどについて紹介します。

家計の節約の強い味方!コスパの良いおすすめ食材13選

食費を節約するためには、価格が安い食材や安定している食材を活用することが重要です。

ここでは、そんな節約の味方になるコスパの良い食材について紹介していきます。

もやし

価格が安い食材と言われて、真っ先に浮かぶのは、やはりもやしではないでしょうか?もやしは、1袋あたり約200gとボリュームがあるにも関わらず、1袋20~30円と非常に安いのが特徴です。

通年を通して価格が安定しており、冷凍保存しておくことで数週間は食べることができます。

キノコ類

キノコ類も価格が安く安定している食材の一つで、しめじ、えのき、エリンギ、舞茸などは1パックあたり100円前後で購入できます。

キノコは噛み応えがありお腹が膨れる食材でもあるので、スープなど汁気の多い料理に使用し、ボリューム感を出す使い方がおすすめです。

豆苗

豆苗は、短期間で育ち育成コストが低いため、常に価格が安い食材の一つです。最近では健康食品としての需要も高まっているため、価格が安定しています。どんな料理でも邪魔をしない豆苗は、使い勝手も良くおすすめの食材です。

豆腐

野菜以外にも、豆腐も価格の安い食品です。豆腐は意外と重量があるので、コスパも良い食品と言えます。他にも、豆腐はカロリーが低い上にタンパク質等の栄養素が多く含まれている食材でもあります。

価格が安く栄養価が高い点はとても嬉しいのですが、意外と痛むのが早い食品でもある点に注意が必要です。賞味期限が過ぎてからはあまり食べないほうが良いでしょう。

パックに記載の保存方法を守り、期限内に食べきることを心がけましょう。

納豆

納豆は、原料である大豆が比較的安価なため、低価格で買える食材の1つです。また、日本で古くから食されており、市場が安定している点も低価格につながる要因です。

期限も長く、簡単に1品加えられるという利便性もあるため、価格以外のメリットも多い食材です。

じゃがいも

じゃがいもは、収穫量が多いため価格が安くなりがちな食材です。冷暗所で保存をすることで長期保存が可能になるので、食品ロスの削減にも繋がります。加えてボリュームがあるため、食事の満足感を得やすい点も食費削減に効果を発揮します。

たまねぎ

玉ねぎも、じゃがいも同様収穫量が多いため価格が安くなる食材の一つです。皮をむかずに保存しておけば日持ちもする上、和食から洋食まで幅広く使えるため、食品ロスも少ない食材です。通年を通して価格が大きく変動しない点も嬉しいですね。

にんじん

にんじんも日本で幅広く食されており、需要が高く価格が安定している食材の一つです。皮をむく工程で食品ロスが出やすく、火が通るのに時間がかかりますが、電子レンジで加熱することで簡単に加熱ができます。

使い勝手も良く期限も長いため、ストックしておきたい野菜の一つです。

キャベツ

キャベツもコスパの良い食材です。一見もやしやキノコに比べて価格が高いように見えますが、1玉あたりの重量が大きいため、コスパという観点ではとても優れている食材の一つです。

キャベツは他の野菜に比べて日持ちがするため、とりあえず購入しておいて損のない食材でもあります。ただし、単純に冷蔵庫に入れておくだけでは乾燥が進むため、スーパーで購入する際は、一番外側の葉を捨てずに持ち帰り、そのまま一緒に袋に入れて保存しておくだけでかなり日持ちします。

しかし包丁で切るとその断面から黒ずんでいきますので、切り口の水分を拭き取り、キッチンペーパーでくるんだあと、ビニール袋に入れて空気を抜いて保存しておくと、腐敗が進みづらくなります。

他にも、1玉よりも半カットのほうが価格が高くなる傾向にありますので、1玉購入して、適切な保存方法で長く食べるのがおすすめです。

鶏むね肉

肉類の中では、鶏むね肉が一番コスパが良い食材だと言えます。日本でよく食べられている鶏肉、豚肉、牛肉のなかでは、鶏肉が最も安価で、1パックあたりの重量も多い傾向にあります。

また、鶏むね肉は脂質が少なく、カロリーが比較的低い上、タンパク質を多く含んでいるため、昨今の健康ブームも相まって大人気の食材です。脂質が少ない分加熱してもかさが減りづらく、満足感のある料理を作ることができる点も嬉しいですね。

ささみ

ささみは、鶏むね肉より価格が安く、コスパの良い食材です。また、鶏むね肉よりも脂質が少ないため、ダイエットやトレーニングをしている方におすすめの食材です。

脂質が少ない分ぱさつきやすいため、茹ですぎには注意しましょう。

豚こま肉

豚こま肉も、比較的価格が安い食品の一つです。豚こま肉は、豚肉のいろいろな部位から出た端材を集めたものをいい、廃棄されやすい部位のため価格が安い傾向にあります。

すでにカットされているため、様々な料理に活用しやすい点もおすすめです。

豚ひき肉

豚ひき肉も、豚こま肉同様、端材を用いて加工されていることが多いため、安価な食材です。ハンバーグや麻婆豆腐など、日本食以外への使用用途も多く、我々の生活に欠かせない食材の一つになっています。

食材費を節約するために意識したい購入方法

食材費を抑えるためには、価格の安い食材を選ぶだけではなく、購入方法を考える必要もあります。それでは、どんな購入方法をすれば食材費を抑えることができるのでしょうか?

まとめ買いをする

食材費を抑えるためには、まとめ買いをするようにしましょう。ちなみに、一度に大量の食材を購入するのもそうですが、大容量パックなどを購入し、小分けして冷凍するなどの工夫をすることでも、食材費を抑えることができます。

まとめ買いをすることで購入金額の何%割引というクーポン等も効果的に活用できるのでおすすめです。

セールや特売日を狙う

スーパーなどでは、特定の日や曜日にセールや特売が行われているため、そのタイミングで購入するのも食材費を抑えるのに有用です。まとめ買いをし、小分けにして保存しておくことで、食材費を節約することができます。

ただし、セールや特売だからといって、使う予定のないものばかり買っていては本末転倒です。事前に冷蔵庫の中身などを確認しておいて、購入するものはしっかりと決めておきましょう。

プライベートブランド商品を購入する

大規模チェーンのスーパーなどは、プライベートブランドの商品を販売しており、多くの場合それ以外の商品と比べて価格が安い傾向にあります。

品質も他の商品と遜色ない場合が多いため、特にこだわりがない場合は、プライベートブランドの商品を活用することで食材費を抑えることができます。

オンラインショップを活用する

食材の価格を抑えるためには、実店舗で購入するだけでなく、オンラインショップを活用するのも効果的です。オンラインショップは、人件費や店舗の維持費などがかからないため、実際の店舗よりも価格が抑えられている傾向にあります。

陳列場所が必要ないため、コアな商品も販売されているというメリットもあります。食材を買いに行くという手間も省けるため、適宜オンラインショップを活用することで食費以外の経費も削減することができます。ただし、配送料には注意しましょう。

クーポンやポイントカードを活用する

食材を購入する際は、クーポンやポイントカードも活用しましょう。最近では、各スーパーにポイントカードやアプリが存在しており、クーポンの活用やポイントを貯めることでお得に買いものができるようになっています。

また、昨今の物価高でそういったサービスを活用しないと割高になってしまうことも多いため、積極的に使っていきたいサービスです。

食材をロスしないための下処理や保存方法

食材を安く購入するだけではなく、購入した食材をロスなく消費することも、食材費を抑えるためには重要です。それでは、どのように保存することでロスを減らすことができるのでしょうか。

野菜類

野菜類は、種類によって適した保存方法が違うため、冷蔵庫に入れておけばよいというものではありません。実際に、どのように保存しておけば良いのか、下処理はどう行えばよいのかについて紹介していきます。

葉物類は密閉して保存する

葉物の野菜類は、キッチンペーパー等でくるみ、ビニール袋に入れて密閉することで保存期間を伸ばすことができます。葉物野菜は、野菜の呼吸が進むと腐食が進むため、密閉して空気を遮断することで呼吸を止めれば期限を伸ばすことができます。

また、水分が付着しているとその部分から腐食が進みやすくなるため、しっかり水を切ることも重要です。

根菜類は高温多湿を避けた冷暗所で保存する

野菜は育った環境と同じ状態で保存するのが望ましいため、根菜類は冷蔵庫ではなく、高温多湿を避けた冷暗所で保存するのが原則です。

使用までに時間がある場合は、土も落とさずに保存するほうが長持ちします。土を落としたり、カットしてから保存したりする場合は、きれいに洗って冷凍保存するほうが保存期限が長くなりますので、無理に冷暗所で保存する必要はありません。

料理での使い方が決まっている場合は、下茹でをしてから冷凍をしておくという手もありますので、使い道によって選択しましょう。

肉・魚類

肉や魚は野菜に比べて腐敗が進みやすく、食中毒防止等のためにもより適切な保存が求められます。

ラップに包んで保存する

肉や魚をすぐに使わない場合は、パックから出してラップに包んで冷凍保存しましょう。パックの状態でも冷凍はできますが、食費を抑えるという観点では、一食分に小分けして冷凍するほうが食べ過ぎ防止に効果的で、結果食費を抑えることに繋がります。

まとめ買いや大容量パックの購入をしている方は、特にこういった保存方法を試してみてください。

タレに漬け込んで冷凍する

肉や魚をどんな味付けで料理するかが決まっている場合は、事前にタレに漬け込むなどして味をつけてから冷凍するのも効果的です。漬物と同じ原理で、塩分濃度の高い状態で肉や魚をおいておくと、菌の繁殖を抑えることができます。

また、漬けておくことで味が染み込むため、料理のクオリティも上がります。加えて、事前に漬けておけば解凍して焼くだけで済むので、忙しい時に料理の手間を省けるというメリットもあります。

コスパの良い食材を使った献立、レシピ3選

ここまで紹介してきた食材を使って、簡単に作れるレシピを紹介します。

キャベツと鶏肉のチャーハン

材料(2人分)

・白米 500g

・鶏胸肉 200g

・キャベツ 1/4個

・卵 2個

・にんじん 1本

・ネギ 2本

・しょうゆ 大さじ2

・塩 適量

・こしょう 適量

・ごま油 大さじ1

作り方

1. ご飯を炊き、キャベツをざく切り、にんじんをみじん切り、ネギを小口切りにしておく。

2.鶏肉は筋をとり、食べやすい大きさにスライスしておく。卵をボウルに割り入れ、混ぜておく。

3.フライパンにごま油を入れて中火で熱し、鶏肉を入れて炒める。鶏肉に軽く焼き色がついたら一度取り出しておく。

4. 鶏肉を取り出したフライパンでキャベツを炒め、しんなりしてきたらにんじん、炒めた鶏肉を加え炒める。

5.全ての食材に火が入ったら炊けたご飯を入れ、強火でサッと炒める。

6. 最後にしょうゆ、塩とこしょうで味付けをし、ネギを加えてさっと混ぜたら、盛り付けて完成。

鶏胸肉の照り焼き

材料(2人分)

・鶏胸肉 2枚(約400g)

・しょうゆ 大さじ3

・みりん 大さじ3

・砂糖 大さじ1

・酒 大さじ2

・にんにく 1片

・サラダ油 大さじ1

・白ごま 適量

・青ネギ 適量

作り方

1. 鶏胸肉の筋をとり、食べやすい大きさに切る。

ニンニクは皮を剥きみじん切り、ネギは小口切りにしておく。

2. ボウルにしょうゆ、みりん、砂糖、酒、みじん切りのにんにくを入れて混ぜ、鶏胸肉を30分ほど漬け込む。

3. フライパンにサラダ油を熱し、鶏胸肉を皮側から焼く。中火で両面に焼き色がつくまで焼く。

4. 漬けダレをフライパンに加え、鶏肉に絡めながら煮詰める。

5. タレがとろりとして鶏肉にしっかり絡んだら火を止める。

6. 盛り付けて白ごまをふり、小口切りにした青ネギを散らして完成。

もやしと豆腐のスープ

材料(4人分)

・もやし 1袋

・絹ごし豆腐 1丁(300g)

・鶏がらスープの素 大さじ1

・水 800ml

・しょうゆ 小さじ2

・塩 適量

・こしょう 適量

・青ネギ 適量

作り方

1.鍋に水と鶏がらスープの素を入れて火にかける。

2.もやしを加え、中火で煮る。

3.豆腐を一口大に切り、鍋に加える。

4.しょうゆを加え、塩とこしょうで味を調える。

5.ひと煮立ちしたら火を止める。

6.盛り付けて青ネギを散らして完成。

食材の工夫次第で、食費の節約が叶う

食費を削減するためには、価格の安い食材や安定している食材をお得に購入する工夫をすることが重要です。また、食べ盛りの子どもがいる方は、単純な食材の値段ではなく、食材の重量や満足度といった部分にも着目し、コスパの良い食材を購入することで食費の削減に繋げることが可能です。