脱汚部屋!つっぱり棒活用アイデア19選と失敗例あるあるの解消法教えます

目次

「部屋が片付かない」「物を置く場所がない」など、収納に関する困ったことを解決してくれる便利なアイテムがつっぱり棒です。100均などで手に入るため、どなたでも気軽に使えます。

かゆいところに手が届くつっぱり棒のアイデアで、部屋をスッキリ片付けましょう。つっぱり棒を正しく使う方法や失敗しないための予防策も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

つっぱり棒とは

つっぱり棒とは、向かい合う壁に押し当てて固定する、伸縮性のある棒のことを指します。突っ張れる場所さえあれば、収納スペースを増やしたり、家具の転倒を防いだりできる大変便利なアイテムです。

簡単に試せるつっぱり棒の活用アイデアを、実際に整理収納アドバイザーの私が行っている実践例も交えて紹介していきます。

キッチンで試したい、つっぱり棒活用アイデア4つ

散らかりがちなキッチンのデッドスペースを、つっぱり棒で活用するアイデアです。

つっぱり棒をふきん掛けにする

ふきん掛けを置くスペースがない場合、突っ張れる場所があればつっぱり棒をふきん掛け代わりにできます。ふきんを広げられるほどの幅がない場合には、ワイヤークリップなどで吊るす収納にしても良いでしょう。

わが家では、キッチンの窓枠に2本のつっぱり棒を使い、ふきんを2枚干しています。

日当たりが良く、乾きやすい良い場所を見つけました。

つっぱり棒をキッチンペーパーホルダーにする

ペーパーホルダーを設置する場所がない場合や、隠す収納をしたい場合などにつっぱり棒が活躍します。

わが家では、コンロ下の引き出し上のわずかなデッドスペースに隠しました。

設置の際には、いちいちつっぱり棒を外さなければなりませんが、隠すことで油の飛び跳ねやホコリの付着を防げるというメリットもあります。

ゴミ袋はつっぱり棒で取り出しやすさアップ

ゴミ袋は、中身をすべて出してつっぱり棒に掛けておくと、取り出しやすいです。

わが家ではキッチンラックの横スペースを使って、ゴミ袋を収納しています。

もう1本は袋を押さえるように突っ張ると、1枚ずつさらに取り出しやすさがアップします。ゴミ箱の近くに設置できれば、取り出す時間を短縮することも可能です。

スポンジをつっぱり棒に吊るして収納

つっぱり棒に100均でも売っているワイヤークリップなどを付けることで、スポンジを吊るして収納できます。

スポンジは吊るすと水はけも良くなり、乾きやすくなるのでおすすめです。

キッチンのデッドスペースを見つけたら、つっぱり棒が使えるチャンスといえます。つっぱり棒を上手く活用して、キッチンをさらに使いやすくしましょう。

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お風呂で試したい、つっぱり棒活用アイデア

お風呂では水気や湿気が多く、つっぱり棒の設置には注意が必要です。サビにくく、浴室でも使えるつっぱり棒を選びましょう。

つっぱり棒で洗濯物干しスペースを作る

洗濯物を浴室乾燥させたい場合に、つっぱり棒を設置してスペースを作ったり増やしたりできます。洗濯物は重さがあるため、しっかりとしたつっぱり棒を選ぶことがおすすめです。

室内物干し機付きの物件なら、自らつっぱり棒を設置する手間が省けます。

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脱衣所で試したい、つっぱり棒活用アイデア4つ

脱衣所のわずかなスペースを活かしたアイデアです。

つっぱり棚で洗剤を収納

洗濯機上に突っ張れる場所があるなら、つっぱり棚で洗剤などを置くスペースを増やすことが可能です。洗濯機のすぐ近くなら、時短にもつながります。

洗面台下のあいた空間に、つっぱり棒でスプレーを収納

洗面台下の収納スペース内のあいた空間を利用して、つっぱり棒に掃除道具やスプレーを吊るして収納する方法です。

引っ掛けることで、取り出しやすくなります。

つっぱり棒でタオルを乾かす

お風呂上がりに使用したタオルを簡易的に乾かすスペースを、つっぱり棒で作ることが可能です。

わが家では、タオルを干している下からサーキュレーターで風を送り、早く乾かしています。

お風呂のドアにつっぱり棒でバスマットを干す

お風呂のドア前も、つっぱり棒を活かせる絶好のスペースです。

わが家ではこちらにバスマットを干しており、乾きやすく掃除の邪魔にならないようにしています。脱衣所の収納が少なくても、つっぱり棒で収納は無限大になるでしょう。

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トイレで試したい、つっぱり棒活用アイデア2つ

トイレの収納スペースが足りない場合や、掃除をラクにするためのアイデアです。

つっぱり棒でトイレットペーパー置き場を作る

トイレットペーパーを置く場所がない場合に、つっぱり棒で収納スペースを作れます。

2本使うとさらに安定しますし、つっぱり棚を使っても良いでしょう。

つっぱり棒でゴミ箱を浮かせる

トイレを掃除する際には、床に置いてあるゴミ箱が邪魔になりがちです。

つっぱり棒で浮かせれば、掃除もラクに行えます。

玄関まわりで試したい、つっぱり棒活用アイデア2つ

物が多くなりがちな玄関でも、つっぱり棒を使ってスッキリさせられます。

つっぱり棒でスリッパを浮かせて収納

スリッパをつっぱり棒で浮かせて収納すれば、掃除もラクで取り出しやすくなります。

つっぱり棒で傘を収納

シューズボックス内に突っ張れば、傘を吊り下げて収納できます。

シューズボックスの中に隠して収納できれば、玄関もスッキリするでしょう。

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リビングで試したい、つっぱり棒活用アイデア3つ

長い時間を過ごすリビングで使えるアイデアです。

つっぱり棒で部屋干しスペースを作る

雨の日や一人暮らしでは外に干しづらいこともあるので、リビングに部屋干しができると安心です。洗濯物は重さがあるので、耐荷重の大きいつっぱり棒を選びましょう。エアコンの近くに部屋干しスペースを作れば、エアコン使用時は洗濯物も乾いて一石二鳥になります。

つっぱり棒と布で目隠しにする

棚の中身を見せたくない場合に、つっぱり棒と布があれば簡単に目隠しを作ることが可能です。カフェカーテンならつっぱり棒を通すだけですし、布ならクリップで留めて代用できます。

ダイニングテーブルの下につっぱり棒で隠し収納

ダイニングテーブルの下につっぱり棒を2本突っ張ることで、ティッシュや小物の収納スペースにできます。ダイニングテーブルまわりがごちゃつくのが嫌な方におすすめです。隠し収納のようで、技ありといえます。

クローゼットで試したい、つっぱり棒活用アイデア3つ

クローゼット内のわずかなデッドスペースを活かしたアイデアです。

つっぱり棒でバッグを吊るす

S字フックを使って、バッグを吊るしています。

よく使うバッグだけ吊るしておくことで、出かけるときにバッグで悩まず、すぐに取り出すことが可能です。

つっぱり棒で帽子を吊るす

帽子をクリップで挟み、吊るしています。

吊るした方が、型崩れせずに収納できます。クリップは跡が付きにくいものを選ぶのがおすすめです。

つっぱり棒でアクセサリーを吊るす

アクセサリーを服と一緒のクローゼット内に収納することで、コーディネートしながらアクセサリーを決められます。

わが家では、よく使うアクセサリーのみ少数精鋭で吊るしています。

このようにクローゼットの奥行きを使ったアイデアもありますが、クローゼット内に余裕を持たせるなら、ウォークインクローゼット付きの住まいを選ぶと良いでしょう。

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つっぱり棒を活用する際の注意点

つっぱり棒を活用するうえで、知っておきたいことや注意点をお伝えします。私自身もこれらを知ってから、上手につっぱり棒を設置できるようになりました。

つっぱり棒は2種類のタイプを使い分けよう

つっぱり棒は大きく分けて、バネ式とジャッキ式の2種類のタイプがあります。耐荷重で使い分けが必要です。

バネ式のつっぱり棒

よく使われるつっぱり棒は、バネ式といわれています。

つっぱり棒の中にあるバネの反発力によって、壁面などに固定することが可能です。以下の点から気軽に使えますが、重いものを支えることはできません。

・100均で手に入る

・サイズ・デザインが豊富

・取り付け・取り外しが簡単

ジャッキ式のつっぱり棒

一方のジャッキ式は、ネジで固定して壁に圧力をかけて突っ張ります。バネ式より重いものでも支えられますが、バネ式より高価です。

設置する場所の幅を測ってから選ぶ

つっぱり棒を設置する場所が決まったら、必ず幅のサイズを測ってから選ぶ必要があります。幅80cmの場合、54-90cm、65-100cmの長さのつっぱり棒があるなら、65-100cmのつっぱり棒を選びましょう。

中のパイプを短く伸ばして使う方が負荷を軽減できるため、より強い力を発揮します。ギリギリの長さより、余裕のある長さを選ぶことが重要です。

つっぱり棒を正しく取り付ける

つっぱり棒を正しく取り付けないと、外れやすくなります。実は私も正しい取り付け方を知らず、すぐに外れてしまって困っていました。ぜひ以下の正しい取り付け方を覚えておきましょう。

・パイプを回して、取り付けたい場所より数センチ長く伸ばす

・伸ばした方のパイプを壁面に押し当て、反対側を押し縮めながら水平にする

よくやってしまいがちなのが、パイプを回して伸ばしながら取り付ける方法です。その場合、正しい取り付け方ではないので、外れやすくなります。正しい取り付け方を実践すると非常に強力に突っ張るので、ぜひ試してみてくださいね。

つっぱり棒の活用でありがちな失敗と予防策

つっぱり棒は手軽に取り入れやすい反面、失敗することもよくあるのではないでしょうか。そのような失敗を予防する対策を紹介します。

つっぱり棒がすぐ落ちないようにする予防策

正しい取り付け方法を実践しても落ちてしまう場合は、補助アイテムを活用するようにしましょう。

例えばつっぱり棒の中央を支えることができるアイテムで耐荷重をアップさせたり、強度の弱い石こうボードやベニヤ板の壁にも取り付けできるサポート板などがあります。

気になる人はオンラインショップやホームセンターなどで一度探してみてはいかがでしょうか。

つっぱり棒の凹み跡が付かないようにする予防策

賃貸や新築の住宅では、つっぱり棒の凹み跡を付けたくないでしょう。そのためには、予防しておくことをおすすめします。

無料で凹み跡が付かない防止策をするには、壁とつっぱり棒の間にダンボールや板を挟むなどして、対応可能です。それでは見た目が気になるという場合には、100均でも「つっぱり棒壁面ガード」などの商品がありますので、安価で対応できます。

つっぱり棒の長さが足りないとならないようにする予防策

つっぱり棒を設置しようとしたら、長さが足りなかったという失敗はありがちです。そのような失敗をしないためにも、あらかじめ設置する場所の長さを測り、余裕を持った長さのつっぱり棒を選ぶようにしましょう。

つっぱり棒のアイデア次第で収納の幅が広がる

今回は部屋別につっぱり棒の活用アイデアを紹介しました。突っ張る場所さえあれば、デッドスペースを使ったり、隠したりとさまざまなバリエーションで収納の幅が広がります。

つっぱり棒は、どのご家庭にでもあるほど生活に身近な収納アイテムです。上手に使って、さらに暮らしをよくしていきましょう。