家庭でできる食品ロスを減らす方法と、ロスしがちな食材の活用レシピ

目次

「食品を買いすぎたり作りすぎたりして、もったいないと思ったけど結局捨ててしまった」という経験をしたことはありませんか?食べ物を毎日捨てていると食費がかさむうえ、何より作ってくれた人に申し訳ないですよね。

今回は、家庭で食品ロスを減らす方法をご紹介します。読んで実践すれば、食費が減らせて、食品ロス問題の解決にもつながるでしょう。

買い物に行く前に在庫を確認したり、冷凍保存を活用したりすることで食品ロスを減らせます。ぜひ試してみてください。

食品ロスとは?どのくらい家庭から廃棄されている?

食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。みなさんもついつい食べ物を買いすぎて食べきらなかったり、腐らせてしまったりした経験はありませんか?

日本では年間522万トンの食品が廃棄され、国民1人あたりに換算すると、毎日おにぎり1個分の食料を捨てています。さらに、日本の食品ロスのうち、約47%が家庭から排出されているものです。

参考:政府広報オンライン「今日からできる!家庭でできる食品ロス削減」

せっかく生産者が作ってくれた食品をロスしないためには、どうしたらいいのでしょうか?

食品ロスを出さないために普段からできること

食品ロスを出さない工夫はたくさんあります。次のような工夫は、意識すればすぐに取り入れられます。

不必要なものを買わないように心がける

食品を買いに行く前は、冷蔵庫のなかの在庫を確認しましょう。必要だと思っていた食品がまだあったなんてこともあるかもしれません。

本当に必要な食品をメモして、スーパーでは余計なものを買わないように気をつけます。空腹時に買い物に行くと余計なものを買ってしまうので、お腹を満たしてから出かけるのもおすすめです。また、いつも買うものをリストアップしておくと、在庫がない食品が一目でわかって便利といえます。

さらに、あえて駅から遠い物件に住むのもおすすめです。駅付近にはスーパーがたくさんありますが、駅から離れるとスーパーの数が少なくなります。買い物に行くのに手間がかかり、買い物の頻度が減り、余計なものを買わないようになりますよ。

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外食で頼んだ食べ物が余ったらパックで持ち帰る

外食の際、量が多くて残してしまった経験はありませんか?そんなときは、持ち帰り用のパックに入れてもらうのがおすすめです。

最近では、持ち帰り用のパックを提供してくれるレストランが多くなりました。大手のレストランでは、食べ残しの持ち帰りを推奨しているところもあります。最初は気が引けるかもしれませんが、恥ずかしがらずに持ち帰りを申し出てみましょう。

コンビニやスーパーの商品は手前取りを意識する

商品を購入する際に、賞味期限が長い奥の商品から取りたくなりますよね。賞味期限が近くなってくる商品があると、お店は商品を破棄しなくてはいけません。食品ロスの観点からだと、賞味期限の短い手前の商品から取る方が良いでしょう。

食品ロス問題に対して私たちができること

実際に、私が家庭で食品ロス問題に対して気をつけていることをご紹介します。

捨てた食べ物をホワイトボードに書き留めておく

捨てた食品と量を記録しておきます。そうすると、同じものを買うときに「本当に必要か?使い切る量か?」と慎重に考えるようになるのです。私の場合、食品ロスの記録を初めてから、調味料とお惣菜を買いすぎてしまう傾向があることに気がつきました。

米や肉、魚は冷凍して長期保存する

賞味期限の短い炊いた米・肉・魚は、小分けにしてラップに包んで冷凍庫で保存すると、長期保存が可能です。冷凍の米と肉は約1ヶ月、魚は2週間もちます。たしかに味の質は落ちますが、それを逆手に取ったレシピを「ロスしがちな食材と活用方法3選」でご紹介します。

野菜は保存方法を工夫する

一人暮らしや家族が少ない場合、野菜を買うと余ってしまいませんか?冷蔵保存するときに、一工夫すると野菜が長持ちします。

鮮度保持袋に入れて保存する

鮮度保持袋は、青果から発生するガスを吸収します。袋の中の湿度を適度に保ってくれて、野菜や果物の腐敗や熟れ過ぎを遅らせることが可能です。

葉物野菜は芯に爪楊枝を刺すと長持ちする

キャベツやレタスの葉物は量が多いので、食べ切る前にしなしなになってしまいがちです。芯のお尻に楊枝を3本ほど刺すと、鮮度が長持ちしますよ。

食品ロス問題を意識することで感じるメリット

食品ロスを減らすことで、得られるメリットはたくさんあります。

食費の節約になる

食べ切れる分だけ購入し、余分なものを買わなければ食費の節約になります。家計の節約になるのは嬉しいですよね。

フードバンクへの寄付で社会貢献を実感できる

フードバンクとは、企業や家庭でさまざまな理由から捨ててしまう食べ物を寄付することで、食品が困窮者に無償で提供される活動のことです。賞味期限が残っていれば、食品を寄付できます。

捨ててしまうはずの食品が困っている人のもとに行くと思うと、温かい気持ちになりませんか?ぜひ、近所のフードバンクを探してみてください。

食品を捨てる罪悪感が減る

生産者さんがせっかく作ってくれた食べ物を捨てるのは、申し訳ないという気持ちが湧くものです。それに、料理した人も悲しい思いをしますよね。食べ切れる分だけ買って食べ切ると、罪悪感が湧きません。

ロスしがちな食材と活用方法レシピ

肉と野菜は、よく余ってしまう食品ではないでしょうか?保存方法を工夫したり、余り物だけのレシピを活用したりするのがおすすめです。

鶏肉もも肉とむね肉は下味をつけて冷凍保存する

鶏もも肉やむね肉は下味をつけてから冷凍すると、しっかり味が染み込みます。食べるときは解凍して焼くだけなので、忙しい日のご飯におすすめです。日持ちは3〜4週間ほどになります。

鶏もも肉のポン酢漬けの作り方・レシピ

<材料>

・鶏もも肉 250g

・玉ねぎ 4分の1個

・ポン酢 大さじ3

<作り方>

①玉ねぎを薄切りにします。

②ジップロックに鶏もも肉、玉ねぎ、ポン酢を入れて揉み込みます。

③食べる前日に冷蔵庫で解凍して、焼いて完成です。

絶品唐揚げの作り方・レシピ

<材料>

・鶏もも肉 250g

・醤油 大さじ2

・料理酒 大さじ1.5

・しょうがチューブ 3cm

・にんにくチューブ 2cm

・ごま油 小さじ1

<作り方>

①ジップロックに鶏もも肉と調味料をすべて入れ、揉み込みます。

②平にして冷凍します。

③食べる前日に冷蔵庫へ移し、解凍します。

④解凍できたら薄力粉大さじ2と混ぜ合わせます。

⑤片栗粉をまぶして揚げて完成です。

家電付きの物件なら、冷蔵庫などをそろえなくてもすぐに料理を楽しめます。新品の家電を買うと高くつくので、家電付きの物件を上手く活用してみてください。

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野菜が余ったらスープで消費する

野菜の切れ端がたくさん余ったら、スープの具材にしましょう。ミネストローネ、シチュー、コンソメスープの具材として、野菜の残りを入れます。食品ロスを防げますし、栄養もしっかり摂ることが可能です。

料理には、美味しい水が欠かせません。浄水器の水を使えば、料理がもっと美味しくなるはずです。お引越しの際は浄水器付きの住まいを探せますので、活用してみてください。

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冷凍ごはんはチャーハンに活用する

ごはんは冷凍保存すると味の質が落ちるため、そのまま食べるよりチャーハンのように味付けして食べた方が美味しくなります。冷凍ご飯は解凍するとパサパサしているので、チャーハンに最適です。時間がないときに、解凍した冷凍ご飯・キムチ・溶き卵を炒めて中華だしを加えれば、簡単にキムチチャーハンができます。

料理をする際に、二口コンロがあると便利です。忙しい時間帯も、同時に2、3品作れるのはありがたいですよね。お引越しの際は、ぜひ二口コンロの物件を探してみてください。

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また、料理をした後に、コンロ周りを毎回掃除するのは面倒くさいでしょう。IHコンロなら、さっと拭くだけでお掃除が簡単です。またIHは火を使わないので、万が一消し忘れても火事の恐れがありません。お引越しの際は、IHコンロのある物件を探してみてください。

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家庭の食品ロスを減らすと家計にも地球にも優しくなる

家庭の食品ロスを減らす方法をご紹介しました。少しの工夫によって、食品ロスを減らすことが可能です。

例えば、次のような工夫はすぐできます。

・捨てた食べ物をホワイトボードに書き留めておく

・米や肉、魚は冷凍して長期保存する

・野菜は保存方法を工夫する

食品ロスが減れば、以下のように嬉しいことがあります。

・食費の節約になる

・フードバンクへの寄付で社会貢献を実感できる

・食品を捨てる罪悪感が減る

食品ロスを減らすと、家計にも地球にも優しくなれるので、ぜひ試してみてくださいね。