突然の東京転勤で暮らしはどう変わる?家賃や物価・交通・子育てなど知っておくべきこととは

目次

「東京へ転勤することになったけど、家賃や物価のことを考えるとすごく不安になる」「知人や友人が誰もいない中、東京で子育てしながら生活するイメージがわかない」といった悩みを持つ方もいらっしゃるでしょう。

初めての場所での生活に心配はつきものですが、東京のような都会で生活していけるかどうか、不安に感じることは多いようです。

そこで今回は、東京に転勤になった人の不安を一掃する情報についてお伝えします。

【暮らし】地方から東京への転勤で知っておくべきこと

東京での生活について正しい情報を知ることにより、ある程度の不安は消えるはずです。ここでは、実際の生活におけるさまざまな事実について押さえておきましょう。

物価や光熱費などは他県と比べてどのくらい?

全国物価統計調査によりますと、東京都の物価水準が 108.5 と最も高いです。しかし、他のほとんどの都道府県も95%以内にあり、東京との差は10%程度になります。

東京の物価指数が高くなっている最大の要因は、住居費です。物価指数は146.7であり、平均的な都道府県と比べると1.6倍以上となっています。それ以外の項目については、おおよそ100~105あたりであり、他県と比べた物価高は10%に満たない数値です。

逆に光熱費は96.1となっており、これは居住空間の狭い集合住宅が多いことが理由として挙げられます。以上のことから、居住費以外の物価はやや高い程度と考えて良いでしょう。

ネット配達の普及はどのくらい?

東京都といっても西多摩郡にある町や村には、宅配便などの荷物が届く通常の日数より、1日多くかかるような土地もあります。しかし、それ以外の地域に関しては気にする必要はありません。

ネット配達など自宅への配達サービスを利用するうえで大切なのは、宅配ボックスの有無です。国土交通省は人手不足解消やエネルギー消費削減の対策として、宅配ボックスの設置に助成金を出しています。そのため、集合住宅を中心に、宅配ボックスの設置は増えています。

また、東京の駅や商業施設には、PUDOステーションなど誰でも利用できる荷物の受け渡しサービスが設置してあることも多いです。宅配便やネット配達などの利用が多くなりそうな場合は、居住地の状況を調べるようにしましょう。

東京にいても購入できないものはある?

東京には日本各地のアンテナショップが数多く存在しており、地域の特産品や限定商品などを購入できます。しかし、多くの品ぞろえをそろえることは難しいので、好きな銘柄の商品が売っているとは限りません。店舗に一度訪れて品ぞろえを確認し、取り寄せできるかどうかの確認を行うと良いでしょう。

【娯楽】地方から東京への転勤で知っておくべきこと

全国の家計における支出費を見ると、教養娯楽費の全国平均を1とした場合、東京都は1.28 倍です。かなり多くの支出をしているように見えますが、実態はどうなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

東京でかかる外食費はどのくらい?

コロナ禍になる前の東京都の外食費は、年間で17万円前後(4%後半~5%)となっており、都道府県の中では第1位でした。月額に直すと、1万4千円程度です。青森県や愛媛県、福島県など外食費を使う金額が少ない県と比べると、倍以上の差があります。

ランチ代が気になるところだと思いますが、株式会社タンタカが行った調査によりますと、働く30代女性は一人で食べる派が「65.9%(282人)」、お弁当持参率が「57.0%(244人)」で、外食費の管理はしやすいのでご安心ください。

地方から東京への転勤で衣服を新しく買い替える?

東京で買った洋服など持っておらず、何を着れば良いのかわからないため、洋服を買い替えなければならないと考えている人もいるかもしれません。しかし、それよりは季節に合わせることに目を向けましょう。東京で勤めている同僚に確認して、季節に合った服をすぐに取り出せるように荷造りする必要があります。

職種にもよりますが、オフィスに通勤するのであれば、しばらくはスーツなどフォーマルな格好で様子を見るのも良い方法です。

満員電車やオフィスなどは外気温との温度差が激しく、着ている洋服で調整する必要があります。通勤方法なども考慮し、事前に同僚に相談しておきましょう。

東京の駐車場や維持管理費はどのくらい?

住居費と並んで、東京が他の地域と比べて圧倒的に高いのは駐車場料金です。東京都23区内であれば、3~4万円は必要だと考えてください。なお、月極駐車場の全国平均相場は約8千円なので、いかに破格の値段であるかがご理解いただけると思います。

川を1本越えると、月極駐車場の料金が1万円は安くなるという風評もありますが、世田谷区と川崎市高津区の差は9千円、北区と戸田市や墨田区と江戸川区に至っては1万円以上の差がありますので、大げさな話ではないようです。

車を手放さない方針であるならば、住む場所は駐車場代を考えて選ぶようにしましょう。

東京で駐車場代を抑える方法はある?

どうしても自家用車を手放したくないと考えている人は、月極の駐車場料金を抑えることこそが最重要課題です。ここでは、いくつかの方法を紹介します。

駐車場が併設されている物件を選ぶ

物件によっては、敷地内に住民用の駐車場が併設されている場合があります。例えば東京都墨田区の月極駐車場料金は平均で約3万円ですが、併設の駐車場料金が2万円前後に設定されている物件を見つけることが可能です。

入居する物件を探す場合、併設している駐車場の料金も忘れずにチェックしましょう。

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駐車場が無料の物件を選ぶ

都心部からかなり離れた場所であれば、駐車場が無料で利用できる物件を探せます。都心部の主要駅から電車で1時間以上、または最寄駅から徒歩20分以上といった立地条件の場合が多いです。

自家用車が必須の土地に住んでいた人にとって、駐車場無料物件の周囲の環境には慣れている可能性が高いといえます。通勤さえ問題なければ、物件を探す際に駐車場無料の条件をつけてみても良いかもしれません。

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カーシェアリングなどを利用する

自家用車を持ちたいという理由ではなく、車がある生活をしたいと考えているのであれば、カーシェアリングなどのサービスを活用するのも良いでしょう。

なお、カーシェアリングとは、会員登録した人の間で車を共有して使用するサービスのことです。短い時間であれば、レンタカーよりも安価になるように設定されていることが多いので、買い物や家族の送迎などでも利用できます。

東京都内には多くのステーションがありますので、近くに住むことでマイカー感覚での利用が可能です。

【住まい】地方から東京への転勤で知っておくべきこと

実際に東京に転勤することが決まった際、転居することでどのくらいの費用がかかるのか気になると思います。ここでは、それぞれ具体的に検証してみましょう。

地方から東京への転勤でかかる初期費用はどのくらい?

部屋を新しく借りるときには、敷金と礼金を支払うのが一般的です。地域によって相場が違っていますが、おおむね家賃の1ヶ月から2ヶ月分くらいを支払うケースが多いといえます。

東京の場合は、それぞれ家賃の1ヶ月分と設定している物件が多いです。最近は、敷金と礼金がかからない賃貸マンションも増えてきています。しかし、長期にわたって借り手が見つからないなど、何か問題がある物件である可能性も高いので、現地を見ずに借りることになる場合は避けたほうが無難です。

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東京の家賃は他県と比べてどのくらい?

ハウスコムのお部屋探しサイトに掲載されている「平均家賃相場」を見ると、他県と比べ1.5倍から2倍弱ほどの家賃となっています。

東京といっても、地域によって家賃の金額は2倍から2.5倍以上は違っていますので、今とあまり差がない地域を探せるかもしれません。

参照:ハウスコム「全国の賃貸マンション・アパート・一戸建て物件の平均家賃相場

東京で暮らす家賃や初期費用を抑える方法はある?

他県より家賃が高い東京都ですが、都会ならではの初期費用を抑えやすい条件や方法があります。ここでは、それぞれを具体的に解説していきます。

築年数が古い物件を選ぶ

築年数が古くなると、当然家賃は下がる傾向にあります。

例えば新宿区のアパート、駅から徒歩7分、築5年、21㎡の物件の平均家賃は約8万5千円に対して、同条件で築30年になると約6万7千円となります。

キーワードとなるのは、耐震対策に大きく関わる建築基準法の改正年です。耐震基準は1971年と1981年、2000年に大きな改正が行われ、最も大きな改正は1981年です。

一般的に建築業界では、1981年5月31日までに確認申請を受けた建物は「旧耐震」、1981年6月1日以降の確認申請を受けた建物は「新耐震」と呼ばれます。新耐震では「中地震では軽微なひび割れ程度の損傷にとどめ、震度6程度の大規模な地震で建物の倒壊や損傷を受けないこと」という基準になりました。しかし、この改正からはすでに40年以上が経過していますので、ほとんどの物件は新耐性になります。

2000年の改正前における新宿区の同じ条件における築20年の物件は約7万4千円、改正前の築25年の物件は約7万円ですので、それほど大きな差はありません。

2000年以降の大きな特徴は住宅性能表示制度が導入されたことで、素人にも住宅の性能がわかりやすくなりました。

これらの情報を参考に、上手に選ぶようにしましょう。

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駅から遠い物件を選ぶ

東京都での生活は公共交通機関の利用が基本なので、最寄駅からの距離はかなり家賃価格に影響します。アパートやマンションだと、駅から5分以内の場合と駅から15分以上離れている物件とでは、かなり違いが出るのです。

例えば、三鷹市のマンション、築10年、70㎡で駅から徒歩3分ですと、平均家賃は約14万5千円、それに対して、同条件で駅から徒歩18分になると約13万1千円となり、1万4千円ほど下がります。

電車を使わない通勤手段の場合、他の家族が駅からの距離を気にしなければ、かなり家賃を安くできます。

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始発駅や指定席のある通勤電車の発着駅を選ぶ

都心からかなり離れた距離にあっても、始発駅であったり、指定席があったりする通勤電車の発着駅であれば座って通勤できますので、車内の時間を有効活用できます。

西武線、東武線、京成線、京急線、京王線、小田急線など、首都圏を走るほとんどの始発に指定席で通勤できる電車が出ています。料金は、300~500円程度の価格帯がほとんどです。

JRですと、例えば武蔵小金井駅は中央線の真ん中あたりの駅ですが、車両センターがあるため、数本ですが始発電車があります。また、栃木県の小金井駅や埼玉県の籠原駅、神奈川県国府津駅などは、都心まで1時間以上電車に乗ることになりますが、始発電車がありますので座って通勤することが可能です。

他には、急行などの停車駅か否かといった要素も家賃には大きく影響してきますので、時刻表などもしっかりと調べるようにしましょう。最近の動向として、通勤ラッシュ緩和の施策として、朝の急行電車の運行を取りやめる動きなどもあります。例えば、東急田園都市線は朝の時間帯の急行を廃止し、準急に変更しています。かつては急行停車駅であった利便性がなくなっている駅も発生していますので、最新の情報を収集するようにしましょう。

固定費が抑えられる家具・家電付きの物件を選ぶ

首都圏には数か月単位での出張者も多いため、家具や家電付きの物件もあります。実家住まいから東京へ転勤になった場合は、家財道具をそろえることを考えると、一式備え付けとなっている物件の方が安く済ませることが可能です。

いったん引越して生活を始めたうえで、自分の生活スタイルに合った住居を探す方法も、単身者にとっては良いかもしれません。

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インターネットが無料で利用できる物件を選ぶ

職種を問わず、今やインターネットを利用しない人はほとんどいないでしょう。インターネット環境があらかじめ整備されており、個人で契約しなくてもすぐに使用が可能で、使用量が無料となっている物件も増えています。そういった物件が見つかれば、かなり初期費用を抑えることが可能です。

しかし一方で、インターネット回線のヘビーユーザーの場合、無料でついている回線のスペックが低くて使えないといったような状況も考えられます。自分自身の現状のインターネット利用状況を把握し、転居先の回線のスペックなどはあらかじめ確認するようにしましょう。

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複数の引越し業者からお見積もりを出す

転勤による転居は引越し時期を自分で選べないため、どうしても繁忙期に転居しなければならないことが起きます。その場合、複数の業者から見積もりを出してもらい、比較検討することが肝要です。

引越しは繁忙期であっても、平日や午後の時間帯、暦上で転居すべきではない日取りなどであれば、安い見積もり金額を提示されることもあります。それぞれの引越し業者の状況にも影響しますので、リアルタイムで料金が変わることも珍しくありません。

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【交通】地方から東京への転勤で知っておくべきこと

他地域から東京に転勤することで一番大きく変わるのが、通勤を筆頭とした交通手段の変化です。ここでは、どのように変わるのかを具体的に検証してみましょう。

東京の混雑率は他県と比べてどのくらい?

2021年度の三大都市圏における混雑率は、東京圏が108%、大阪圏が104%、名古屋圏が110%となっており、いずれの地域も前年度に比してほぼ横ばいの結果でした。

コロナ前は東京圏が165%前後で推移しており、大阪圏の125%前後、名古屋圏の130%前後と比べても突出していたことがわかります。

現状の混雑率がアフターコロナになったことでどのような変化が起こるのか、予想するのは難しい状況ではあります。しかし、東京の通勤電車の混雑率は、他県と比べて高い水準であることはこれからも続いていくでしょう。

通勤ラッシュを避ける方法はある?

朝の通勤ラッシュに慣れていない人にとって、避けられるものなら避けたいと思うのは当然です。ここでは、通勤ラッシュを少しでも避けるための方法について説明していきます。

混雑率が低い路線を使用する

コロナ禍によるリモート勤務の普及は、業界や働き方によってその後の定着率に大きな違いが出ています。各路線の混雑率の調査は、基本コロナ前であることが多く、現状と違っている可能性があるので注意しましょう。

また、2021年時点で混雑率が100%を切っている主な路線は、下記となります。

・東武東上線 98%

・京成押上線 93%

・京成本線  98%

・京急本線  95%

・JR常磐線  96%

・都営地下鉄浅草線  96%

・営団地下鉄銀座線  92%

・営団地下鉄半蔵門線 99%

混雑しがちな車両を避けて乗車する

各駅停車より、急行や快速など速い電車が混雑する傾向にあります。例えば、測定時刻や対象区間は違っていますが、JR中央線の快速が120%であるのに対して、各駅停車は61%です。

理想は下見をすることですが、転勤前は忙しくてなかなか時間が取れませんので、会社の同僚などから細かな情報を取得するのがおすすめです。

混雑しがちな時間帯を避けて通勤する

ITベンチャー企業を中心に、会社の始業時間を10時に設定する企業が増えたり、フレックスタイム制度を導入したりして、一律の出社時間を設定していない企業が増えるといった動きは今も変わらずに続いています。

また、時差出勤といって、決められた範囲の中で出退勤時間を選択できる制度を採用する企業も増えています。例えば、東京都庁ではコロナ前から積極的に時差出勤に取り組んでおり、朝7時の就業開始から11時の就業開始まで、9種類の勤務時間帯から選択することが可能です。

転勤先の勤務ルールを事前に確認し、混雑する時間を避けて通勤できるのかどうかを、まずは確認してみてください。

職場の近くに住む

ITベンチャー企業を中心に、会社の近くに住む人に対して手当を支給する会社も増えています。近距離手当と称する場合が多く、例えば会社から3km以内もしくは2駅以内に住んだ場合、一律2万円の家賃補助を出すといった内容です。

近距離手当がなくても、通勤場所によっては近くに住める場合もあります。電車通勤などが心配であれば、勤務地付近の住環境を会社の同僚に確認するようにしましょう。

【治安】地方から東京への転勤で知っておくべきこと

東京という大都会で暮らしたことがない人にとって、心配なことは多岐にわたると思います。ここでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

東京の犯罪率は他県と比べてどのくらい?

2022年の都道府県別の刑法犯認知件数を見ると、東京は7万8475件で1位となっており、2位が大阪の6万8807件です。しかし、これは東京の人口が多いことが関係しています。人口比での犯罪率で換算すると、東京は0.56%で6位であり、大都市を抱えている県と比べるとほとんど差はありません。

なお、1位は大阪府で0.78%、2位は兵庫県の0.61%、3位は埼玉県の0.57%です。

東京で犯罪率の低いエリアはどこ?

警視庁犯罪マップで調べると、犯罪発生件数が調べられます。犯罪率の低いエリアは、文京区、江東区、墨田区、目黒区、荒川区などです。都心から離れれば離れるほど、治安が良くなるような傾向はありません。繁華街は、どうしても犯罪率が高くなる傾向にあります。

警視庁犯罪マップでは、リアルタイムで細かい地域別に検索ができますので、転居先の候補地が決まったら検索してみると良いでしょう。

また警視庁「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数(令和4年度)」によると、東京23区内で治安の良い区(ベスト3)は以下のとおりです。

<東京23区内で治安の良い区>

1位:文京区(898件)

2位:荒川区(1,143件)

3位:目黒区(1,327件)

犯罪件数の少ないエリアや地域にある賃貸物件を探してみるのも良いでしょう。

犯罪に遭いにくい物件の設備や条件、特徴とは?

犯罪が発生しているといっても、住居由来の犯罪ばかりではありません。地域というよりは、防犯カメラなどの設備、夜になっても暗くならないなどの条件・特徴の方が影響は大きいです。ここではそれぞれについて、詳しく見ていきましょう。

遅い時間帯でも夜道が明るい

下見に行けるのであれば、ぜひ夜道の確認もしてみましょう。街灯が設置されているかどうかなどは昼間でも確認できますが、実際の明るさなどは実際に夜になってみないとわかりません。

明るさも大切ですが、人通りの多さも安全性には大きく関わってきます。人通りが絶えない、比較的大きな道を歩いて帰れる場所は、明るさもあってかなり安全です。

セキュリティ設備が充実している

女性の一人暮らしはとくに、下着泥棒、侵入盗、ストーカーなどへの対策は必須ですので、セキュリティ設備の充実は重要なポイントです。オートロック、防犯カメラ、防犯補助錠、防犯センサーなどの設置状況を確認してみてください。個人で設置可能かどうかについても、入居前に確認しておいた方が良いでしょう。

また、宅配員に変装して侵入しようとするストーカー対策として、宅配ボックスは必須だとお考えください。

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2階より上にあるお部屋

侵入者を防ぐという意味では、1階よりは2階以上の部屋の方が安全です。ただし、2階ははしごなど道具を使用すれば比較的容易に侵入できるうえ、2階建てであれば屋根からの侵入が容易な場合もあります。したがって、可能であれば3階以上ある建物で3階以上、最上階を避けたほうが安全です。最上階は何階建てであっても、屋根からの侵入リスクがあります。

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【子育て】地方から東京への転勤で知っておくべきこと

東京には知人や友人が一人もいない場合、子育てに対して不安を感じる人は多いでしょう。しかし、東京は都会であるがゆえに、公的機関が子育てをサポートする体制が整っています。内容をしっかりと理解して、上手に使いこなすようにしましょう。

子育て応援とうきょうパスポート事業

「子育て応援とうきょうパスポート事業」とは、子育てを応援する社会的機運の醸成を目的とした、東京都が推進している事業です。ステッカーが貼ってある協賛店企業・店舗で、さまざまなサービスを受けられます。具体的には、粉ミルクのお湯やおむつ替えスペースの提供、商品の割引などです。

子供家庭支援センター

「子供家庭支援センター」とは、18歳未満のお子さんや子育て家庭のあらゆる相談に応じる窓口です。ショートステイや一時預かりなど在宅サービスの提供や、ケース援助、サークル支援やボランティア育成などを行っています。

子育てひろば(地域子育て支援拠点)

「子育てひろば」とは、0~3歳くらいまでの乳幼児とその保護者が、無料で一緒に遊んで過ごせる場所です。施設内には絵本や遊具が置いてあり、自由に使えます。

また、同じような年齢のお子さんを持つ方が利用されますので、子育てする仲間を見つけることも可能です。他にも、子育てに関する講座や子育て相談なども実施しています。

高校生以下の医療費無償化

2023年4月1日から、東京都では高校生を対象とした医療費助成制度がスタートしました。今までは中学生以下を対象としていた子どもの医療費助成制度が、まずは2023年度からの3年間限定で、都下全域で高校生も対象年齢に拡大されることになったのです。

都の制度では、親の所得が一定以下の場合に適用されます。23特別区では助成を上乗せすることで、親の所得に関係なく、入院も通院も無償で医療を受けることが可能です。

東京都の待機児童対策

2015年には7,814人いた待機児童は、2022年には300人まで減少しています。2022年時点で待機児童数が多い区市町村は、下記のとおりです。

・町田市  75人

・国分寺市 25人

・狛江市  18人

待機児童が0になっている区市町村は、34自治体にも上ります。地域差はありますので、保育園への入園を希望するお子さまをお持ちの方は、状況を調べたうえで居住地を選んだ方が良いでしょう。

実際に地方から東京へ転勤したことのある私の実体験

私も地方都市から、東京への転勤辞令を受けて異動した経験があります。そのときの実体験について、少しご紹介します。

実際に地方から東京への転勤で上手くいったこと

困ったことがあったら、おそらく難しいだろうと思っていたことでも相談してみると、解決策が見つかることもあります。とにかく、周囲に相談して進めていくと良いと感じました。

同期に連絡して徹底的にヒアリングした

東京には同期入社の友人がいたので、徹底的にヒアリングを行いました。終電を逃した場合、乗合でタクシーに乗って帰宅することもあると聞いたので、社員が数多く住んでいる地区に住んだ方が良いというアドバイスも受けました。

自動車は慌てて処分せず、本当に必要かどうかを見極めた

新しい住居への引っ越しでは、間取りやサイズの異なる環境に合わせて、日用品の買い替えが必要でした。そのため、ゴミ箱などの日用品は思い切って新しく購入することを決断しました。

新生活を始めるために必要な日用品や普段使う日用品を買いそろえるために、自家用車があると便利だと考え、処分せずに東京に越しました。

当初は引っ越し前に処分をする予定でしたが、今は自動車があることで大量の買い物をしても安心だなと思っています。地方から東京への転勤の際に、自動車を慌てて処分せず必要性を見極めることが大切だと実感した出来事です。

実際に地方から東京への転勤で失敗したこと

全国転勤がある会社で働いている方は、突然の転勤の場合を想定して、転勤先に持っていくものや処分すべきものなどを事前に考えておくと良いでしょう。

私が地方から東京への転勤で一番大変だったのは、辞令が下りてから実際に転勤するまでがわずか2週間しかなかったことです。実は1年前に事業所内での部署異動があったため、しばらく転勤はないものと思っていたので、この辞令にはとても焦りました。

地方から東京への転勤では、下見や準備などをする時間がほとんどありませんでした。とりあえず荷物をそのまま持ってきた結果、引越し先が狭くて入りきらない状況になってしまいました。あわてて処分したり、買い替えたりしなければならず、生活が安定するまでにかなりの時間を要してしまったのです。

また、東京における粗大ごみのルールを知らなかったため、周囲の方にかなりご迷惑をかけてしまったと感じています。

突然の辞令が下りる可能性が少しでもある人は、予め身の回りの物の扱いを考えておくことで、いざという時に慌てず対応できるでしょう。

地方から東京への転勤で新しい人生を歩んでみては?

「広い部屋に住んでいる」「自家用車を所有している」「会社への通勤は車で20分以内である」など、現在の生活をそのまま東京に持っていこうとしても、無理が生じてしまいます。

生活文化も環境もまったく違う土地に行くのだという覚悟を持って、新しい人生を歩むという気持ちを持てば、新しい快適さを得ることも可能です。

例えば、東京なら自家用車がなくても、公共交通機関でいろいろな場所に気軽に出かけられます。長距離通勤になったとしても、その時間を資格試験の勉強や読書に費やすことも可能です。

後ろを振り返るのではなく、新しい生活を描いて夢のある東京での生活を送る準備をしてみてください。