殺風景な部屋をイメージチェンジ!改善方法や設備を有効に使う方法、おすすめアイテムとは

目次

シンプルでミニマルな暮らしが流行っている一方で、シンプルを目指したつもりが「なんだか殺風景な部屋になってしまった」とお悩みを抱えていませんか?殺風景なお部屋も少し工夫するだけで、理想のお部屋に変えられます。

この記事では、殺風景な部屋の原因を知って、お部屋をイメージチェンジするための改善方法や設備を有効に使う方法、取り入れたいアイテムをご紹介します。

この記事を読むことで、現状のお部屋の問題点を解決する具体的な手法を知って、殺風景な部屋を改善し、心地よく暮らすヒントやアイデアを探すことが可能です。ぜひこの記事を参考にして、殺風景な部屋をイメージチェンジし、快適で楽しい空間にしましょう。

殺風景な部屋とは

殺風景な部屋とは、どのようなものでしょうか。殺風景という言葉は「眺めに情趣が欠けている」「単調」という意味があるように、殺風景な部屋は色彩や装飾が乏しく、個性や趣味を感じられない部屋のことを指します。そのような部屋では生活の不便さはなくとも、心地よさや楽しさを感じられないでしょう。

殺風景な部屋は、具体的に以下の特徴が挙げられます。

特徴①必要最低限のものしかない

殺風景な部屋は、生活するのに必要最低限のものしか置いていないのが特徴です。部屋には、最低限の大きさのテーブルと椅子、家電のみが置かれ、絵画や観葉植物などの趣味や癒やしのアイテムなどがありません。素材が人工的で、デザインも簡素な家具を選べば直線が多くなり、さらに単調で無機質な印象になってしまいます。

殺風景な部屋は空間に対してものが少ないため、壁や床の見えている面積が多くなり、バランスの悪さや寂しい感じがしてしまうでしょう。

特徴②家具やインテリアを適当に置いている

殺風景な部屋は、家具やインテリアの配置にも気を配っていません。そのため、家具やインテリアを適当に置いている感じがしてしまいます。例えば、食事をするダイニングセットとくつろぐためのソファの色やデザインのテイストが違っていたり、カーテンとチェアの座面の張地に色や柄の関連がなかったりと、インテリアに統一感がありません。

また、置いてある家具の奥行きや高さがそろっていなかったり、家具の配置も空間全体のバランスを考えずに置かれてたりしています。

特徴③焦点が定まる部分「フォーカルポイント」がない

フォーカルポイントとは、無意識に目を引く場所のことです。フォーカルポイントを意識して作ると、部屋がおしゃれな雰囲気になったり、見せたいイメージに近づけたりできます。フォーカルポイントの例として、フォーカルポイントになる壁にアートや時計を飾ったり、サイドボードの上に花瓶や雑貨などを置いたりして空間を彩ります。

しかし、殺風景な部屋にはフォーカルポイントがありません。そのため、部屋に焦点が定まらず、メリハリのない印象の薄い部屋になってしまうのです。また、焦点が定まる部分がないため、あまり見せたくないものに視線が行ってしまったり、雑然とした印象になったりします。

殺風景な部屋を改善する方法

家具のレイアウトや配色などの専門的な観点から、殺風景な部屋を改善するいくつかの方法をご紹介します。インテリアを工夫したり変えたりすることで、殺風景な雰囲気を一掃することが可能です。これから紹介する方法を実践して、あなたの部屋を快適で魅力的な空間に変えましょう。

素材を増やして暖かみをプラスする

素材が単調だと殺風景に感じられるため、ファブリックの質感にこだわったり、木材などの自然素材やアイアンなど異素材をミックスしたりすることで、部屋に暖かみと個性を与えられます。

例えば、カーテンやラグに天然素材が入ったものやテクスチャーが感じられるものを選ぶと、高級感や温もりが感じられます。また、大理石の天板にスチールの脚など違う材質をミックスすると、素材のコントラストも生まれるため、シンプルな形状でも洗練された雰囲気を演出することが可能です。

全体の調和を意識しながらアクセントカラーを加える

色を統一することでお部屋のまとまりが出ますが、単色のみだと寂しい印象になってしまいます。色を増やしても雑然とさせるのではなく、調和ある色調にすることがポイントです。

例えば、ベースカラーは白やグレー、ベージュなどの明るめのニュートラルカラーにし、アクセントカラーは鮮やかな色を選ぶと部屋に明るさと華やかさが出ます。また、カラーを複数取り入れる場合は、同一トーンでそろえるとまとめやすくなります。

アクセントカラーは、壁やカーテンなどの大きい面積で取り入れてしまうと、印象が強くなりすぎる点に注意が必要です。小物やクッション、アートなどの小さな面積で取り入れると、自然に色を取り入れられます。

照明の光の色を変える

照明の光の色だけでも、お部屋の雰囲気が変わります。青白い光や白っぽい光は、無機質で殺風景な雰囲気になってしまう傾向があり、照明の光の色を暖色系にすれば部屋に温かさと落ち着きが出ます。白熱灯のような黄みがかった電球色の光を選ぶと、部屋がほっこりした温かい雰囲気になりますよ。

ガラス素材や和紙など光を美しく魅せるペンダントと合わせれば、さらに空間に変化が生まれて単調さが改善されます。また、間接照明やキャンドルライトなどで光を演出すると、部屋にロマンチックさや幻想的な雰囲気を作ることが可能です。

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おしゃれな部屋は照明から!【部屋・目的別】照明の選び方とは?色と種類で最適な部屋づくりを

おしゃれに飾るスペースを作る

殺風景な部屋は、必要最低限のものだけを置いてしまいがちですが、おしゃれに飾るスペースを作ると殺風景な印象を変えられます。おしゃれに飾るスペースとは、自分の趣味や好きなものを飾り棚に飾ったり、壁面にアートや鏡、オブジェを飾ったりすることで、部屋に個性と楽しさを出すことです。

棚などの家具を置かなくても、出窓の窓台を活用すれば、簡単におしゃれに飾るスペースを作れます。出窓は自然光が入りやすく、飾り物が映え、フォーカルポイントにもなりやすい場所です。

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家具のレイアウトを意識する

家具のレイアウトが悪いと部屋が殺風景に見えたり、居心地にも影響したりするため、家具のレイアウトを意識することはとても大切です。家具同士を詰めて並べたり、逆に間が空きすぎたりすると、空間のバランスが悪くなるだけでなく、使いづらい場合もあります。

家具と家具の間には、必要な動線を十分に確保して家具をバランスよくゆったり置きましょう。ゆったりと家具を置くことで、見た目だけでなく、くつろぎと食事の場を分けるなどシーンごとに空間を楽しめます。また、家具のサイズや形状も部屋の広さや形に合わせて選ぶと、部屋にバランスと調和が出ます。ライフスタイルに合わせて、バランスのよいレイアウトを意識してみましょう。

殺風景な部屋は物件設備や条件を活用することでも脱却できる

殺風景な部屋を改善するための予算がないと、あきらめていませんか?高価な家具やインテリアを買わなくても、物件の特徴を見直してその利点を活かすことにより、快適で魅力的な空間を作れます。ここでは、物件設備や条件を活かして、お部屋を快適にする方法をご紹介します。

自然光を取り入れて空間に奥行きを与える

自然光は空間に奥行きを与え、殺風景な雰囲気を改善し、お部屋の印象を明るくしてくれます。また時間によって窓から入る光の変化を楽しめたり、自然光によって植物が育てやすくなったりと、お部屋の印象がよくなるだけでなく生活の質も向上します。自然光を取り入れるためには、大きな窓があるとよいでしょう。

特に南向きの窓がおすすめで、南向きの窓は一日中太陽の光が入りやすく、暖かくて快適です。また、お部屋に窓が2面あると、自然光が取り入れやすくなります。窓が2つ以上あると、風通しもよくなります。

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照明を多灯配灯に変える

照明を多灯配灯に変えることで、部屋の雰囲気が一変します。多灯配灯にすると、部屋全体が明るくなるだけでなく、明暗や光のアクセントができるので、空間を華やかに演出できます。天井に取り付ける照明は、部屋全体を明るく照らしてくれる器具を選び、壁や天井、家具にスポットライトや間接照明を当てて、暖かみのある光を作ってみましょう。部屋に奥行きや高さが感じられ、お部屋も広く見えますよ。

また、照明器具のデザインや色も重要ですので、自分の好みや部屋のテーマに合わせて色やデザインを選びましょう。照明の電源の位置やコンセントの位置は、見た目だけでなく使い勝手や居心地にも影響しますので、事前に確認しておくことが重要です。

現地に足を運ぶのが難しい人は、オンライン内見が便利です。オンライン内見では、照明の電源位置やコンセントの場所をリアルタイムで確認できますので、事前にインテリアの計画がしやすくなります。

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フローリングのお部屋で木の温もりを意識した内装にする

フローリングは、木の素材感や温もりが感じられ、心地よさや落ち着いた雰囲気を演出します。天然木は、経年変化で少しずつ変色していくため、時間による色の変化も楽しめます。樹種によって色や木目が違いますので、好みのフローリングを選ぶとよいでしょう。

フローリングの空間では、木製の家具や小物、天然素材のファブリックを取り入れ、木の温もりを意識した内装にすると、さらにお部屋が温もり溢れる空間に変わります。殺風景な部屋から温かみのある空間に変えたい人に、フローリングの住まいはおすすめです。

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ウォークインクローゼットを活用してお部屋を広く使う

ウォークインクローゼットは収納力が高いため、箪笥などの大きな収納家具を減らすことが可能です。家具を減らすことで、お部屋を広く使えるようになります。衣類のほかに、生活用品などをウォークインクローゼットに収納できれば、置く家具のデザインの選択肢が増えて空間のバランスを整えやすくなります。

部屋が雑多に見えてしまう生活感のあるものや、普段あまり使わない季節のものはウォークインクローゼットにしまい、デザイン性のある見せたいものは見せる収納にするとよいでしょう。普段よく使う生活用品のみをしまえる最低限の収納家具を置けば、すっきりとおしゃれな部屋にできます。ぜひ、ウォークインクローゼットを活用して、ライフスタイルに合わせた収納を目指しましょう。

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バルコニーで植物を育てる

バルコニーで植物を育ててみましょう。バルコニーを活用して植物を育てることは、窓から見える景色がよくなるだけでなく、自然と触れ合うことでリラックスできるというメリットがあります。植物は殺風景な部屋を素敵に変え、香りや色で癒やしを与えてくれるでしょう。また、季節の移り変わりを感じたり、食用の植物なら収穫の喜びを味わったりできます。

バルコニーで植物を育てるには、日当たりや風通し、水やりなどの条件に合わせて選ぶことが大切です。例えば、日当たりがよいバルコニーなら、日当たりを好むオリーブなどの植物や、ミリオンベルストロングやカリブラコアのような風や雨に強い花がおすすめできます。日当たりが悪いバルコニーなら、シュフレラなどの半日陰で育つ植物がおすすめです。

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殺風景な部屋に取り入れたいアイテム5選

殺風景な部屋に、ぜひ取り入れていただきたいアイテムを5つご紹介します。これからご紹介するアイテムは、どれも簡単に設置できて、殺風景な部屋の雰囲気を一変させる効果がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

①アート

何か物足りないと感じる殺風景な部屋には、アートがおすすめです。アートは額に入れて壁に飾るだけで、部屋に個性を演出してくれます。本物の絵画ではなくとも、レプリカや版画、写真、ポスターなど気に入ったアートを取り入れることにより、部屋が自分らしくなります。

サイズやデザインもさまざまなので、複数のアートを並べたり、高さを変えて飾ったりするのも素敵です。部屋の空間やテーマに合わせて選びましょう。

②ラグ

ラグは床に敷くだけで、部屋に温かみと柔らかさを与えてくれるアイテムです。冬は寒さから足を守ってくれたり、厚みのあるラグを選べば防音対策にもなったりします。ラグを敷くことで簡単に殺風景な印象を変えてくれますが、面積も大きめなので、部屋の印象も大きく変わります。そのため、ラグは部屋の雰囲気に合わせて選ぶことが重要です。

色や柄や素材もさまざまなので、なりたいお部屋のイメージから色や柄を選びましょう。白やベージュなどの淡い色のラグは、部屋を明るく広く見せ、赤や青などの濃い色のラグは部屋のアクセントになります。

➂クッションやブランケット

クッションやブランケットは、リラックスできるだけでなく、殺風景な部屋を改善しておしゃれな雰囲気を作れます。クッションは簡単に取り入れられ、アクセントがほしいときにとても便利なアイテムです。複数個、色違いや質感が違うものを並べると、おしゃれな雰囲気を作れるでしょう。また、ソファやベッドでリラックスしたいときに、身体の姿勢を支えるサポートとしても役立ちます。

ブランケットも、空間に暖かみを添えてくれるアイテムです。季節を問わず、少しひんやりと感じたときに、足元にかけられるので便利です。ブランケットは肌ざわりがよく、上質さが感じられるウールやカシミアなど素材にこだわって選ぶのがポイントになります。

④植物

室内にも植物を置きましょう。植物は、部屋に有機的でナチュラルな雰囲気を与えてくれます。植物は空気を浄化したり、湿度を調整したりする効果もあるうえ、心理的にもリラックスさせてくれます。植物は、フラワーベースに入れて飾ってテーブルの上に置いたり、鉢植えの観葉植物を床の上やプランターに置いて高さを変えて設置したり、ハンギングするのもおすすめです。

また、サイズもさまざまなので、小さいサイズであれば、窓辺や棚の上など空いている場所に置けます。サイズや種類も多くありますので、自分の好みや育てやすさに合わせて選ぶとよいでしょう。

⑤ミラー

ミラーは、部屋を広く見せたり、明るい印象にしたりするだけでなく、殺風景な部屋を魅力的に変えてくれるアイテムです。ミラーには、窓の外の風景や家具、観葉植物など部屋の風景が映り込むため、ものが少ない部屋でも空間に奥行きや変化を与えてくれます。

フレームのついたミラーであれば、絵画のように壁に飾ったり、立てかけたりしても素敵です。フレームの色や素材、ミラーの形もさまざまあるので、部屋のアクセントにもなります。ミラーは、どんなインテリアにも馴染むため、取り入れやすいアイテムです。

殺風景な部屋をテクニックで解消しよう

この記事では、殺風景な部屋を改善するためのテクニックをいくつかご紹介しました。物件設備や条件を活用しながらこれらのテクニックを使えば、自分の好きなスタイルやテーマに合わせてお部屋をコーディネートできます。殺風景な部屋をテクニックで解消して、居心地のよい空間を作りましょう。