ゴミ箱の臭いは、原因を知って対策しよう!定期的な掃除方法も教えます

目次

快適な住まいを台無しにする原因の一つが、ゴミ箱から漂う嫌な臭いではないでしょうか。いくらお気に入りのインテリアに囲まれたお部屋でも、ゴミ箱からの臭い一つで、ストレスを感じてしまいますよね。

今回は、手軽にできるゴミ箱の臭い対策をご紹介。臭いに悩まされない、帰りたくなる部屋を目指しましょう。ゴミ箱が臭いと悩んでいる方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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対策前に確認しよう!ゴミ箱が臭う主な原因3つ

ゴミ箱から漂う嫌な臭いの原因は、主に以下の3つだと考えられます。

・ゴミ箱の掃除をしていない

・生ゴミやおむつなど臭いが強いものを捨てている

・ゴミ箱を置いている場所が良くない

それぞれの原因について、分かりやすく解説していきます。

原因①ゴミ箱の掃除をしていない

長期間ゴミ箱の掃除をしていない場合、ゴミ箱自体が臭っていることが考えられます。たとえゴミ袋をセットして使っていても、知らず知らずのうちにゴミ箱は汚れています。特に生ゴミなど水気のあるものを捨てるゴミ箱は、ゴミ袋に穴が空いて水分が漏れたり、カビが生えたりすることも。

臭いを抑えるためには、ゴミ箱を定期的に掃除する必要があります。掃除の方法は、後ほど説明します。

原因②生ゴミやおむつなど臭いが強いものを捨てている

ゴミ箱に入れるゴミによっても、臭いの発生程度は異なります。

紙クズや包装容器など乾燥しているゴミは、時間が経っても臭うことはほぼありませんよね。一方で、腐敗によって臭いが発生する生ゴミや、元々臭いがきついおむつを捨てるゴミ箱は、当然ながら悪臭を放ちやすくなります。

日々の生活を送る上で、これらのゴミの発生は避けられないでしょうから、何らかの臭い対策が必要です。

原因③ゴミ箱を置いている場所が良くない

悪臭を発生させる代表的な家庭ゴミの一つである生ゴミは、気温が高いほど臭いも強くなることが分かっています。

気温の高い夏場、冬に比べて生ゴミの臭いがひどくなりやすいことは多くの人が経験的に知っているでしょう。夏以外でも、直射日光が当たる場所や、暖房の近くなど、温度が上がりやすい場所にゴミ箱を置くのはNGです。

生ゴミ臭を抑えるためには、なるべく気温が低い場所を選びましょう。

主婦歴15年の私がおすすめする、ゴミ箱の臭いを抑える10の方法・対策

ここからは、憂鬱なゴミ箱の臭いを抑える対策を紹介します。どれも簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。

生ゴミの量を減らす

そもそも臭いの元になる、生ゴミの量を減らせないか考えてみましょう。

まずは、残菜を減らすために、必要以上に買ったり料理したりしないよう意識します。さらに、野菜クズもできる範囲で料理に活用すると、生ゴミが減ります。大根の皮をきんぴらにしたり、ブロッコリーの芯をスープに入れて柔らかく煮込んだりしてみましょう。

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生ゴミを濡らさない

生ゴミの臭いは、水分が多いほどひどくなります。臭いを抑えるためには、生ゴミを不必要に水で濡らさないことがポイントになります。

野菜の皮やきのこの石づき、かぼちゃのわたなどは、蛇口からの水がかかるシンクのゴミ受けや三角コーナーに捨てず、直接ゴミ袋に入れるのがおすすめです。

生ゴミを捨てる前にしっかり水分を絞る

水分を含んだ生ゴミは、捨てる前にしっかりと水切りすることも大切です。水切りネットを使って水分を絞ったり、新聞紙の上で乾燥させてから捨てるようにしましょう。

予算やスペースに余裕があれば、電気式の生ゴミ処理機の導入も、選択肢の一つです。生ゴミを乾燥させるタイプは、臭い対策に加えて、ゴミの減量も叶いますよ。家庭菜園をしている人なら、乾燥後の生ゴミを肥料としても活用できるので、一石二鳥です。

生ゴミを新聞紙で包む

忙しい毎日だと、生ゴミを新聞紙の上で乾かす時間もないかもしれませんね。

そんな時は、生ゴミを新聞紙で包んでからビニール袋に入れるだけでも大きく違ってきます。新聞紙が生ゴミの水分を吸ってくれるので、臭いが抑えられますよ。

生ゴミやおむつを防臭袋で密閉する

市販の防臭袋を利用するのも、手間いらずでおすすめです。

防臭袋とは、特殊な素材を使うことで、中に入れた生ゴミやおむつの臭いをほとんど感じさせないビニール袋です。専用の袋を購入するので多少のコストはかかりますが、袋にゴミを入れて口をしっかりと縛るだけ、という簡単さが魅力です。

私も生ゴミの処理に手間をかけたくないので、夏場の臭い対策には防臭袋を採用しています。防臭袋に生ゴミ入れると、週2回のゴミ回収頻度でもゴミ箱の臭いはほぼ気になりません。生ゴミの水切りや乾燥と併用すると、さらに防臭効果が期待できるでしょう。

ゴミに重曹もしくはお酢をかける

重曹をゴミに振りかけてから捨てると、臭いの軽減が期待できます。アルカリ性の重曹が、酸性の臭い成分を中和してくれるからです。また、重曹がゴミの水分を吸収することも、臭い対策に役立ちます。

水で半分に薄めたお酢を、生ゴミにスプレーするのもいいでしょう。お酢は殺菌効果があるので、腐敗菌の発生を抑えてくれます。お酢の匂いが苦手な場合は、クエン酸で代用しましょう。

注意点として、重曹とお酢(もしくはクエン酸)を同時に使わないようにしてください。アルカリ性の重曹と酸性のお酢が混ざると、両方中和されて効果がなくなってしまいます。使う場合は、どちらか一つにしてくださいね。

ゴミ回収日まで冷凍庫で保存する

ゴミの回収日まで生ゴミを冷凍庫で凍らせて保存すれば、腐敗を、ひいては臭いの発生を予防できるでしょう。

しかし、冷凍庫は本来食品を入れる場所。生ゴミでいっぱいになって、食品がストックできない事態は避けたいところです。

最初から24時間ゴミ出しできる物件を選ぶのも、ゴミ箱の臭い対策には効果的です。回収日を待たなくても、気になったらいつでもゴミを出せますよ。

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蓋付きのゴミ箱を使う

簡単に臭い対策をしたいのであれば、蓋付きゴミ箱を使いましょう。蓋があることで、ゴミ箱から漏れる臭いを軽減してくれます。また、中のゴミが見えないので清潔感やスッキリ感を保てるというのも、インテリアの面でうれしいメリット。

パッキンやロックがついている密閉性の高いものだとより効果的ですが、パーツが分解できるかなど、お手入れのしやすさも考慮して選びましょう。

ゴミ箱の底に新聞紙を敷く

新聞紙は、先述したゴミを包む用途だけでなく、ゴミ箱の底に敷く使い方もあります。

生ゴミを直接ゴミ箱に入れている場合は水分を吸ってくれますし、ビニール袋で包んでから捨てている場合も、液ダレなどをカバーしてくれます。

ゴミ箱用の消臭剤を利用する

市販の消臭剤もさまざまな商品が揃っているので、自分に合ったものを取り入れるといいでしょう。ゴミ箱のフチフチにひっかける「吊り下げタイプ」や、蓋の裏に貼る「シールタイプ」などは、一度セットすれば一定期間そのままにしておけます。

一方、ゴミに直接吹きかける「スプレータイプ」や、ゴミと一緒に入れる「シートタイプ」などは、都度対応する必要があるので、まめな人向きかもしれません。

ゴミ箱の臭いがひどい場合は定期的に掃除する習慣を作ろう

ゴミ箱の臭いを抑えるには、ゴミ箱をきれいに保つことも大切です。汚れたゴミ箱自体が臭っていては、いくら生ゴミの臭いを抑えても、効果が薄れてしまうからです。

2〜3ヶ月に1回程度は、ゴミ箱を掃除するのがおすすめです。ただし、臭いが発生しやすい夏場は、1ヶ月に1回程度に頻度を上げるといいでしょう。

以下に、ゴミ箱を丸洗いする方法を紹介するので、ぜひ定期的に行ってください。

必要な道具

ゴミ箱の掃除に必要なものは、次の3つです。

・クエン酸(重曹)

・中性洗剤

・スポンジ

掃除をする手順

ある程度大きさのあるゴミ箱は、浴室やベランダでシャワーを使って洗いましょう。丸洗いの手順を説明します。

①ゴミ箱を空にし、分解できるパーツは本体に入れる

②ぬるま湯を溜めて、カップ1杯のクエン酸(重曹)を溶かす

③30分〜1時間放置する

④溜めた水を捨てて、シャワーで流す

⑤中性洗剤を含ませたスポンジで優しく洗う

⑥シャワーで洗剤を流す

次は、丸洗いできれいになったゴミ箱を乾かしていきます。

ゴミ箱の効率的な乾かし方

ゴミ箱を乾かす方法のうち、一番のおすすめは、天日干しです。太陽光には、殺菌と消臭の効果があるといわれていて、ゴミ箱の臭い消しが期待できるからです。お部屋にバルコニーがあると、天日干しがしやすいですね。

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バルコニーがなかったり、あっても狭かったりする場合は、浴室乾燥機で乾かしましょう。浴室乾燥機を使うと、天気に関係なくゴミ箱の掃除・乾燥ができる点がメリットです。

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ゴミ箱の臭いは対策でさよならしよう

ゴミ箱の臭いを抑えるためには、生ゴミやおむつを捨てる時の工夫と、定期的な掃除でゴミ箱をきれいに保つことが必要です。今回紹介した臭い対策やゴミ箱の丸洗いを行えば、臭いはかなり軽減されるのではないでしょうか。

加えて、24時間ゴミ出しOKなど、臭い対策に有利な物件を選ぶことで、住まいの臭いストレス低減につながります。できる対策から実行して、ゴミ箱の臭いが気にならない快適な暮らしを実現しましょう。