おうちで簡単!スノードームの作り方、子どもが作れる “水を使わない” 方法で自由研究の作品にも!

目次

スノードームは、キラキラと雪が舞い落ちる、幻想的で美しい小さな世界です。お土産やクリスマスプレゼント、季節を楽しむインテリアアイテムとして、世界中の人々から愛されています。みなさんも子どもの頃、キラキラと舞う雪景色に夢中になり、じっと見つめていたことが一度はあるのではないでしょうか?

実は、スノードームはおうちで簡単に手作りすることが可能で、材料も手軽に100均でそろえられます。今回は、簡単で可愛いスノードームを手作りする方法、アイデアを紹介していきます。

スノードームと言えば、クリスマスプレゼントなど冬のイメージが強いですが、貝殻やヨットのオブジェなど中に入れるものを工夫すれば、夏休みの自由研究工作にもぴったりです。小さなお子さまには、水を使わないスノードームも安心でおすすめです。

親子で工作タイムに、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

スノードームとは

スノードームとは、透明の容器に人形や建物、町並みなどのオブジェと、雪のように見える小さな白い粒を入れ、水で満たして密閉したものです。振ったり、逆さまにして戻したりすることで、白い粒が水の中をゆっくりと舞い落ちます。まるで、瓶の中に閉じ込められた小さな世界に雪が降っているかのような、幻想的な世界を楽しめるでしょう。

スノードームの起源は、19世紀初めに、フランスで紙を押さえるためのペーパーウエイトとして作られたと言われています。日本で言う文鎮のようなものです。1889年に、フランスで開催されたパリ万博のシンボルであるエッフェル塔を閉じ込めたスノードームが作られ、万博のお土産としてとても話題になりました。

スノードーム作りに必要な材料

スノードームを手作りするにあたって、まずは必要な材料をそろえましょう。材料を選ぶ際のポイントなどを紹介していきます。

ガラス瓶などの容器

容器は、スノードームのドームとなる部分に必要です。ガラス瓶、ジャムの空き瓶や100均の瓶でOKです。中に入れたい小物の大きさや高さを考慮して、サイズを選びましょう。

小さなお子さまには、プラスチック製の蓋のできる容器をおすすめします。ガラス瓶と比べると透明度は落ちてしまいますが、落としても割れないので安全です。100円ショップなどのガラス瓶風のプラスチック容器を使用すると良いでしょう。

洗濯糊、水

中に入れる液体に使用します。洗濯糊3:水7くらいの割合でブレンドして入れます。洗濯糊を入れることにより、水の粘度が増して、スノードーム内の雪がゆっくりと舞い落ちるようになるのです。

洗濯糊を選ぶ際は、PVA(ポリビニルアルコール)と表記のあるものを選びます。透明度が高く、水と混ざりやすいためです。

また、お好みで糊の量を変えることにより、ラメやグリッター、ホログラムなどのキラキラの舞い方が変わってきます。量が多いほどゆっくりと舞い落ち、少ないほどサラサラと速く舞い落ちるように調節することが可能です。

メラミンスポンジorスポンジ

中に入れる小物と、瓶を固定するクッションとして使うものです。瓶の蓋に貼り付けて、その上に人形などのお好みの小物を貼り付けます。

また、中に入れたい小物の背が瓶に対して低い場合、スポンジの高さを高くして、雪に埋もれてしまわないように高さを出すのにも役立ちます。

耐水性のボンドorグルーガン

スノードーム内の小物を固定するのに使用します。スノードームは水を使っているので、水溶性のボンドだと溶けてしまいます。木工用ボンドなどは避け、水に強い耐水性のボンドやグルーガンを使用しましょう。

お好みのオブジェや小物

スノードーム内の景色のメインとなる小物を用意しましょう。クリスマスならサンタさんやクリスマスツリー、ハロウィンならジャックオランタン、夏をイメージするならヨットや貝殻など、作りたい景色に合わせて小さな人形やミニチュアオブジェを用意します。

スノードームをキラキラと輝かせるアイテム

キラキラした雪景色を作るために、ラメ、ホログラム、スパンコールなどを用意しましょう。スノードームをキラキラと輝かせるのに、必要不可欠なアイテムです。

100円ショップの工作やハンドメイドコーナー、ネイルアートコーナーで手に入れられます。季節によっては、雪の結晶やクリスマスツリー、ジャックオランタンの形をしたスパンコールなどが販売されていることもあります。

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スノードームの基本的な作り方

基本のスノードームの作り方をご紹介します。キラキラ素材の量や種類、使う小物などを工夫して、世界で一つだけのオリジナルスノードームを作ってみましょう。

STEP1. ガラス瓶の蓋より少し小さめにスポンジをカットする

瓶の蓋がきちんと閉まるように確認しながら、蓋より一回り小さめにスポンジをカットしましょう。小物をのせる台座になりますので、小物を貼り付ける上の面と、蓋との接着面である下の面は平らにしておきます。

四角のままでも良いですが、山のように周りを丸くカットすると雪山のように見えて可愛く仕上がります。

STEP2. スポンジを蓋の裏側に固定する

スポンジと蓋の裏側をグルーガンや耐水性のボンドで接着します。しっかりと剥がれないように接着しましょう。蓋がきちんと閉まるかどうかの確認も行います。

STEP3.小物をスポンジの上に配置して固定する

入れたい小物をスポンジの上にグルーガンや耐水性のボンドで接着していきます。水を入れると中身が膨張し、水なしのときよりも膨らんで大きく見えるため、詰めすぎるとごちゃごちゃした仕上がりになってしまいます。メインの小物の周りに、小さな小物をあしらうのがおすすめです。

STEP4.洗濯糊3と水7を混ぜたものを瓶に注ぐ

洗濯糊と水を3:7くらいの分量にブレンドして、瓶に注ぎます。小物が入ったときにその分が溢れてしまわないよう、まずは瓶の8分目くらいまで注ぎ、割りばしなどで良く混ぜておきましょう。

STEP5.キラキラ素材を入れる

お好みのキラキラ素材を入れましょう。大きめのスパンコールやホログラムは、存在感のある雪のようになります。粒の細かいラメやグリッターは、水全体がキラキラと輝くように見えます。量や種類を調節して、楽しんでみてください。

STEP6.蓋をして水の量を調節する

小物を接着した蓋をかぶせて閉めます。このとき、水の量が足りないと感じたら、洗濯糊と水をちょうど良い水位になるまで足してください。

STEP7.蓋をして逆さにする

逆さにしてキラキラの舞い方を確認し、スポンジの空気が抜けるまでしばらく待ったら完成です。キラキラが足りないようであれば、もう一度蓋を開けて追加しておきましょう。

蓋が外れてしまわないか心配な場合は、蓋の周りに接着剤を塗って蓋を固定してしまいます。お好みで、リボンやマスキングテープなどでデコレーションをしてみるのもおすすめです。

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小さなお子さまには“水を使わない”スノードームがおすすめ

小さなお子さまが遊んだときに、うっかり落として割ってしまうことが心配な方には、水を使わないスノードームがおすすめです。水なしなのでゆっくりと舞い落ちる雪景色は作れませんが、中に塩やスノーパウダーを入れるだけで簡単に作れます。蓋が開いてしまっても、水が飛び散る心配がありません。

また、水を入れないので、写真などの水に弱いものを入れることが可能です。画用紙や折り紙などで作ったオリジナル飾り、枝、松ぼっくりなど、水に長期間水につけておくとよくないものも入れられます。

“水を使わない” スノードームの作り方

小さなお子さまが触っても安心な、水なしスノードームの作り方です。ガラス瓶ではなく、プラスチックカップで作るとさらに安心できます。100円ショップのキッチングッズ売り場にある、プラスチック製のガラスボトル風の保存容器がおすすめです。透明度が高く、蓋部分もガラス瓶と同じようになっています。

雪の代わりに使用するのは、塩やスノーパウダーです。スノーパウダーは、クリスマスシーズンであれば100円ショップで手に入りますが、手に入らなければサラサラタイプの塩でも十分に素敵な仕上がりにできます。

STEP1.ガラス瓶の蓋より少し小さめにスポンジをカットする

瓶の蓋がきちんと閉まるように確認しながら、蓋より一回り小さめにスポンジをカットします。小物をのせる台座になりますので、小物を貼り付ける上の面と、蓋との接着面である下の面は平らにしておきましょう。

四角のままでも良いですが、山のように周りを丸くカットすると、雪山のように見えて可愛く仕上がります。

STEP2.スポンジを蓋の裏側に固定する

グルーガンやボンドなどで、蓋の裏側にしっかりとスポンジを接着します。

STEP3.小物をスポンジの上に配置して固定する

スポンジの上に小物を配置します。水を入れないので、松ぼっくりやドライフラワー、折り紙や画用紙で作ったものも入れることが可能です。

STEP4.塩やスノーパウダーを入れ、蓋をする

容器に塩やスノーパウダーを入れます。入れる量は、中の小物の足元が隠れるくらいの高さになるくらいまでです。入れすぎると小物が埋まってしまい、少なすぎると物足りなさを感じてしまいます。ここで様子を見ながら量を調節してください。お好みで、キラキラ素材も一緒に入れましょう。

蓋を閉めます。

ひっくり返すと小物に雪が被ったようになり、素敵な雪景色の完成です。

蓋が外れてしまわないか心配な場合は、蓋の周りに接着剤を塗って蓋を固定しましょう。お好みで、リボンやマスキングテープなどでデコレーションをしてみても素敵になります。

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ハンドメイド作家の私が教える、スノードームを作るポイント・コツ

スノードームと言えば冬のイメージですが、それにとらわれず、いろいろな種類を作ってみましょう。お好みの飾りを入れれば、インテリアの一部としておしゃれな飾りにもなります。

家族で行った海で拾ってきた貝殻やヒトデなどを使って、思い出を閉じ込めたスノードームを作るのも良いでしょう。想いをこめたメッセージや小物を閉じ込めた、メッセージ性のある手作りスノードームをプレゼントするのも素敵なアイデアです。

糊の量やキラキラの量を変えてみよう

手作りスノードームは、洗濯糊の量を調節することで雪の舞い落ち方が変わります。さらにゆっくりと舞い落ちる景色を楽しみたい方は、糊の量を多めにしてみてください。糊の量を多くするとどうなるのか、また逆に少なくするとどうなるのかなど、いろいろ試して調べてみることで、お子さまの夏休みの自由研究と工作両方の宿題のテーマにもできます。

中に入れるキラキラ素材は、ラメ、グリッター、スパンコール、ホログラムなどいろいろな種類があります。使う素材の種類によって見え方が変わってくるので、いろいろ工夫してみましょう。

細かいラメやグリッターを入れれば、全体的にキラキラした雰囲気を演出することが可能です。大きなスパンコールやホログラムを入れると、存在感のあるキラキラが舞い落ちる景色を楽しめます。お好みのキラキラ素材と糊の量で中の雪景色の舞い方が変わるため、自分好みに調整してみましょう。

メインが目立つように詰めすぎないように心がける

スノードームは、瓶の中のとても小さな世界です。いろいろな小物を詰めたくなるとは思いますが、あまりぎゅうぎゅうに詰めすぎず、シンプルに作るよう心がけましょう。あまりにたくさんの小物を詰めすぎてしまうと、ごちゃごちゃとしてしまいます。メインの小物が目立つように、配置を考えて小物を選びましょう。

水を入れるとレンズのようになり、中の小物が実際より大きく見えるので、意外と小さな小物一つでも十分に存在感がでます。

お菓子のおまけなどのキャラクターを使うと子どもが喜ぶ

チョコエッグなどのお菓子のおまけについてくるキャラクター人形などを使うと、お子さまが喜ぶスノードームを作れます。わが家では、クリスマスに妹の大好きなプリンセスのキャラクター人形の入ったスノードームを、姉が手作りしてプレゼントしました。とても喜んでくれて、子どもたちにとって素敵なクリスマスの思い出になっています。

中に小物を入れずペットボトルで作ればおもちゃにもなる

ペットボトルの中に、キラキラ素材やビーズ、パスタなどを入れて蓋をするだけで、振るとキラキラと音を楽しめるおもちゃに早変わりします。マラカスのように振って、赤ちゃんでも遊ぶことが可能です。

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さっそくスノードームを作ってみよう!

キラキラ輝く景色が幻想的なスノードームは、季節を楽しむインテリアとして、またプレゼントしてもきっと喜んでもらえること間違いなしです。材料も1100円ショップでそろえられるものばかりなうえ、作り方も意外と簡単なので、ぜひおうちでお子さまと一緒に手作りしてみてください。