猫を飼っている方の多くは、来客時に室内の臭いが気になったり、猫特有の臭いを何とか解消したいと考えているのではないでしょうか。
今回は、猫のいる部屋に特有の臭いの発生源と、その具体的な対処法、そして臭い対策を行う上での留意点についてご説明します。ぜひ、快適な空間作りの参考にしてください。
猫を飼っている家が臭い(においが独特)と感じられる原因

猫の臭いとしてまず気になるのは、猫自身の身体とトイレの臭いでしょう。ここでは、その二つの主要な臭いの原因についてそれぞれ解説します。
原因①猫の体からの臭い
動物は臭うというイメージを持っている方も多いかもしれませんが、健康な猫はほとんど体臭がありません。猫の唾液が無臭で消臭効果があるため、毛づくろいをすることで、猫は自ら臭いを消していると言われています。
しかし、健康な状態の猫からも、以下のような体臭を感じることがあります。
わずかな汗による臭い
動物の被毛は、体温が上がると臭いが強まる性質を持つため、日向ぼっこをしている猫から香ばしい臭いが漂うことがあります。また、人間とは違い、猫は鼻と肉球だけで汗をかくのが特徴です。
そのため、猫の鼻や肉球からポップコーンに似た臭いがする場合は、それはわずかな汗による臭いである可能性も考えられます。
肛門腺に溜まる分泌液の臭い
猫の肛門の回りには、分泌液が溜まる肛門腺という嚢があります。この肛門腺に溜まる分泌液は、非常に強い臭いを放つのが特徴です。
通常、分泌液はうんちと一緒に排出されますが、自力でうんちと一緒に排出できない猫もなかにはいます。肛門腺に分泌液が溜まると、嫌な臭いがするようになるケースもあります。
猫のフェロモンによる臭い
猫のフェロモンは、額や耳の付け根、アゴから出ています。従来、フェロモンは猫同士で感じとれるものと思われていましたが、近年の研究では、人も無意識の中でフェロモンを感じているという報告があります。
そのため、猫の顔から臭いがする場合は、猫のフェロモンを感じているのかもしれません。
原因②猫の病気からくる臭い(疑われる症状)
健康な猫はほとんど体臭がありませんが、病気が潜んでいると体臭が強くなる場合があります。
口からの臭い(歯肉炎や歯周病、口内炎など)
猫の口元から強い臭いがするときは、単にフードやおやつの残りが挟まっているだけでなく、歯周病や歯肉炎、口内炎、さらには腎臓病や胃腸疾患といった病気が原因で口臭が強くなっている可能性もあります。
猫や犬には虫歯はないものの、歯垢が歯石へと変化する速度が人間よりも速いという特徴があります。そのため、歯石が付着することで歯周病や歯肉炎を発症し、口の臭いがきつくなります。口臭以外にも、歯茎からの出血や腫れ、抜歯といった症状も見られます。
また、口内炎も口臭の一因です。口内炎の症状としては、食事時の痛みに加え、よだれが多くなる様子が見られます。さらに、腎臓の疾患や胃腸の病気によって口臭が発生するケースも確認されています。
耳からの臭い(外耳炎など)
猫の耳から臭いが発生している場合、ミミヒゼンダニや細菌、マラセチアのような真菌(カビ)が引き起こす外耳炎など、耳の疾患が疑われます。
外耳炎の兆候として、臭いに加えて、耳の腫れや赤み、多量の耳垢が見られます。また、黒茶色や黄色の耳垢、あるいは膿のような耳垂れが出るのも特徴です。外耳炎を患った猫は、頻繁に後ろ足で耳を掻いたり、頭を振ったりする動作が増えます。
おしりの臭い(感染による肛門腺炎など)
肛門腺から発せられる臭いの強さには個体差がありますが、あまりに強烈な臭いを感じる場合は、細菌感染による肛門腺炎を発症している恐れがあります。
また、分泌物を自力で出せない猫は、溜まりすぎた分泌物によって肛門腺の袋が破裂してしまう事態も起こり得ます。加えて、胃腸の不調により、下痢や軟便が肛門周りに付着することもあります。
皮膚からの臭い(皮膚炎や皮膚の化膿など)
皮膚の炎症や化膿が原因で、体全体から不快な臭いを発しているケースも存在します。化膿とは、細菌感染などにより組織が膿を作り出している状態を指します。
一部の猫は、顎にニキビのような症状が出やすく、その箇所が化膿することがあります。その他にも、体調不良や高齢化による毛づくろいの不足、あるいは歯周病などの口の臭いが毛づくろいを通じて被毛に移ってしまうこともあります。
原因③猫のトイレや粗相などおしっこの臭い
猫との暮らしの中で、気になる臭いとして特に多いのが、トイレやおしっこ、うんちの臭いではないでしょうか。
猫のおしっこの臭いの特徴
猫のおしっこの臭いの主要な原因は、アミノ酸の一種である「フェリニン」という成分です。これが空気と触れ合うことで「チオール」へと変わり、鼻を突くような強い臭いを放つようになります。
特に、去勢手術を受けていない雄猫の尿は、雌猫や去勢済みの雄猫と比較して、より強烈な臭いを発するという特徴があります。そのため、猫が粗相をしたり、トイレからはみ出して排尿したりすることは、室内の臭いの大きな原因になります。
さらに、縄張りを示すためのマーキング行為(スプレー)は、濃縮された尿のような臭いがします。壁などにスプレーされた場合、単に拭き取るだけでは臭いを完全に除去するのは困難です。賃貸物件にお住まいの場合は、退去時の問題を避けるためにも、必ずペット飼育が許可されている物件を選びましょう。
また、おしっこと同様に、うんちの臭いも非常に強いため、放置せずにすぐに処理しなければ、室内に不快な臭いが染みついてしまいます。
猫のおしっこの臭いや粗相から疑われる病気
猫の尿が通常よりも臭いが強い、または刺激臭を伴う場合は、細菌感染による膀胱炎を発症している可能性があります。また、糖尿病を患っている猫は、おしっこから甘酸っぱい臭いを発するのが特徴です。
さらに、多飲多尿の症状を伴う腎臓病や甲状腺機能低下症などでは、尿が薄くなり多量に排出されるため、おしっこの臭いがほとんどなくなることもあります。
原因④猫を取り巻く飼育環境の臭い
食べ残しやゴミ、インテリアなど、猫を取り巻く飼育環境が原因で気になるにおいが発生するケースもあります。
キャットフードの食べ残しやゴミから発される臭い
キャットフード、特にウェットフードや手作り食の食べ残しは、放置すると酸化や腐敗が進み、生臭いにおいを放つ原因となります。また、使用済みの猫砂や排泄物を入れたゴミ箱も、密閉が不十分であれば、強いにおいを部屋中に広めかねません。
布製インテリアに染みついた臭い
猫はソファ、カーペット、布団、キャットタワーの布地など、布製のインテリアで過ごす時間が長く、これらの布製品にはにおいが染みつきやすくなります。
においの主な成分は、猫の唾液、皮脂、そしてブラッシングなどで舞い上がった尿の微粒子などです。これらが布の繊維に付着し、雑菌が繁殖すると、不快なにおいの原因になる場合があります。
「原因①猫の体からの臭い」の対策

ここでは、自宅でできる猫の体の臭いへの対策をご紹介します。
猫の体の臭いには、定期的なお手入れがおすすめです。臭いを防ぐだけでなく、病気の早期発見にもつながります。
日頃のブラッシングを欠かさず行う
日々のブラッシングは、抜け毛や付着した汚れを取り除き、被毛を衛生的に保ちます。加えて、ウェットタオルで優しく体を拭くのも有効な方法です。
肛門腺のお手入れをしてあげる
猫のお尻周りから不快な臭いがする、あるいは壁や床に肛門付近を擦りつけるといった行動が見られたら、肛門腺を絞って分泌液を排出させるべきサインです。
まず、使い捨ての手袋やペット用の臭い消しスプレー、ティッシュ、廃棄用の袋などを準備しましょう。分泌液が周囲に飛散することがあるため、浴室で処置するか、ティッシュで押さえながら絞り出すようにしてください。
肛門腺の位置は、肛門を時計の中心と見立てて、4時と8時の方向に2箇所あります。その部分に親指と人差し指を当てて肛門腺を確認し、やや下側から肛門の中心に向けて、溜まった分泌液を上方向に押し上げるように絞り出します。
一度ですべて絞り切るのは難しいため、数回に分けて行いましょう。肛門腺絞りを行うと、分泌物の臭いで肛門周りが臭くなるため、ティッシュに臭い消しスプレーなどを吹きかけて拭き取ってあげてください。ご自宅で処置が困難な場合は、無理せず動物病院やトリミングサロンに依頼しましょう。
歯磨きやデンタルケアグッズで口腔内を清潔に保つ
猫は食べかすや歯垢が蓄積しやすい傾向があるため、日々の食事後の歯磨きを習慣化し、口腔内を清潔に保つことが大切です。口元を触られるのを嫌がる場合は、噛むことで歯磨き効果が得られるおもちゃや、デンタルケア用のおやつを試すと良いでしょう。
歯磨きだけでは改善できないほど口の臭いが強い場合は、早期に動物病院で診察を受けることをおすすめします。
定期的にシャンプーをしてあげる
猫は自力での毛づくろいにより体を清潔に保つ能力があるため、基本的にシャンプーは不要とされています。しかし、排泄物で汚れた、加齢により毛づくろいが困難になった、または口臭が強く毛づくろいで臭いが被毛に移ってしまうなど、自力で清潔を保てない場合はシャンプーが必要です。
お尻や足など、汚れた箇所だけを洗いたいときには、ノズルが引き出せるタイプのシャワー付き洗面台(シャンプードレッサー)があると、部分的な洗浄に大変重宝します。
「原因②猫の病気からくる臭い」の対策:病気が疑われる場合には動物病院を受診しよう
前述したように、猫の体から嫌な臭いがするときは、耳や皮膚などの病気にかかっている場合があります。日頃から愛猫を観察し、気になることがあれば、早めに動物病院を受診しましょう。
「原因③猫のトイレや粗相などおしっこの臭い」の対策

ここでは、トイレの臭いへの対策をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
トイレを1日2~3回ほど掃除するように心掛ける
排泄物を長時間放置せず、日中は仕事などで家を空けていても、可能な限り1日2~3回、最低でも1日1回は猫のトイレを確認し、掃除を行うようにしましょう。
システムトイレを使用している場合は、うんちはすぐに取り除き、下の吸水シートは汚れたら頻繁に交換することが重要です。また、トイレの周囲もウェットティッシュなどで清潔に拭き取ってください。もし、尿がトイレの外に漏れてしまうことが多い場合は、周囲にペットシーツを敷いておけば、こまめに取り替えることで清掃が簡単になります。
万が一、マーキング行為(スプレー)やトイレ外での排泄があった場合は、水拭きをした後、必ず消臭スプレーを使用して臭いを元から絶つようにしましょう。
静かで落ち着けるスペースにトイレを複数設置する
人通りが多い場所や、振動・騒音が発生するような環境では、猫がリラックスして排泄を完了できない可能性があります。猫が安心して排泄できるように、静かで落ち着いた場所にトイレを配置してあげましょう。
猫は不潔な場所での排泄を嫌うため、留守中などすぐに排泄物が処理できないときに粗相をするのは、この理由が原因かもしれません。そうした場合は、トイレの数を1つか2つ増やし、常にきれいな場所で排泄できるように工夫してみるのが良いでしょう。
トイレや猫砂をいくつか試して環境や猫に合ったものを見つける
こだわりの強い猫の中には、トイレの形状や猫砂が気に入らないために、粗相をするケースがあります。トイレや猫砂は、さまざまな種類のものが販売されています。大きさやサイズ、形状など、いくつかの種類を試してみて、愛猫が気に入るものをさがしましょう。
トイレの猫砂は月に1回以上は取り替える
猫砂にはいろいろな種類があり、消臭力もさまざまです。しかし、どんな猫砂でも、月に1回は全部取り替えるようにしましょう。
トイレを丸洗いしたら必ず天日干しする
多くの猫用トイレはプラスチック製であり、長期間使用していると、猫砂や爪でできた表面の微細な傷に臭いが付着しやすくなります。月に一度は、柔らかいスポンジと中性洗剤で全体を洗浄し、天日干しした後に抗菌スプレーなどで消毒を行うべきです。
もし、同じトイレを長期間使い続けた結果、素材自体に排泄物の臭いが染みついてしまっている場合には、新しいトイレへの交換を検討することをおすすめします。
「原因④猫を取り巻く飼育環境の臭い」の対策
飼育環境が原因で臭いが生じている場合は、飼い主がきちんと管理すれば、すぐにでも状況を改善できます。具体的な対策を見てみましょう。
部屋の掃除とゴミ出しを習慣づける
部屋に臭いをこもらせないためには、日頃からの換気が大切です。特に夏は高温多湿になるため、空気中に臭いの分子が増え、臭いを感じやすくなります。冬は部屋をしめきりがちになるので、換気を心がけましょう。
頻繁に窓が開けられない場合には、空気清浄機の使用や、24時間換気システムのある物件を選ぶのがおすすめです。また、トイレからはみ出した猫砂が部屋中に散らばっていたり、猫の抜け毛が溜まっていたりすると臭いの原因になるので、掃除もしっかり行いましょう。
キャットフードの食べ残しはすぐに処理する
猫が食事を終えたら、食器に食べ残しがないかすぐに確認し、速やかに処分することが大切です。また、食器そのものも雑菌の繁殖を防ぐために、使用後はすぐに洗い、よく乾燥させて清潔に保つように心がけましょう。
特に水分を含むフードは腐敗しやすく、できるだけ早く処理する必要があります。
臭いが染み込みやすい場所の布は定期的に取り替える
猫が日常的に触れる布製アイテムににおいが蓄積するのを防ぐために、布製品は定期的に取り替えるか、予備のカバーと交換しながら頻繁に洗濯しましょう。
具体的に対策が必要なのは、ソファカバーや猫用ベッドのマットなどです。洗濯の際は、においの元を分解する効果のある洗剤を使用し、完全に乾燥させましょう。これにより、におい対策の効果を高めやすくなります。
獣医師が教える、猫の臭い対策で意識すべき3つのこと

どうしても臭いが気になる場合、消臭剤や芳香剤を使う飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?ここでは、猫の臭い対策をする際に意識すべき点について解説します。
猫が舐めても安心なものを選ぶ
消臭剤や芳香剤、消臭スプレーの中には、猫の体に悪影響を及ぼす成分が含まれていることがあります。これらを使用する際には、必ずペットに配慮した商品をペットショップで選ぶようにしましょう。
強い香りのものは避ける
猫は強い香りがとても苦手なため、消臭剤や芳香剤は優しい香りのものを選ぶのがおすすめです。強い香りの消臭剤や芳香剤を使用すると、ストレスから粗相などの問題行動につながることもあります。
猫にアロマは禁忌であることを認識する
部屋をいい香りにしたいからと、部屋の中でアロマを焚いたり、使用したりする人もいるかもしれません。
しかし、植物の成分を抽出して、何倍にも濃縮した精油(エッセンシャルオイル)やそれを含むアロマオイルは、猫にとっては少量でも危険です。そのため、猫がいる部屋でアロマを焚いたり、香りのあるものを使用したりするのは避けましょう。
おすすめの猫の臭い対策グッズ3選
ここでは、猫の臭い対策におすすめのグッズをご紹介するので、ぜひ試してみてください。
おしっこ汚れ専用お掃除シート
おしっこ専用のお掃除シートです。おしっこの汚れを落とすだけでなく、消臭や除菌もできます。
猫を飼っている人におすすめのお掃除シート
・商品HP:https://jp.unicharmpet.com/ja/deotoilet/home.html
・価格(2025年12月現在):848円
サンドとシートのそれぞれが、ニオイ菌の99.9%を抑制する、強力なお掃除シートです。愛猫が1頭の場合、消臭・抗菌シートは約1週間、消臭・抗菌サンドは約1ヶ月効果が持続します。砂が飛び散りにくい構造で、お手入れが簡単なこともメリットです。
強力消臭・染み抜きスプレー
食物由来成分のみを使用しているものを選びましょう。消臭だけでなく、シミや汚れにも対応してくれます。
猫を飼っている人におすすめの消臭スプレー
・商品HP:https://store.kankyo-daizen.jp/products/d-kp-100?gad_source=1&gad_campaignid=21740461422&gclid=CjwKCAiA3fnJBhAgEiwAyqmY5a-DRxo2lgEdQBi2pBEk0A3xwS6oXz8gW-5RP5z0UlLYKIdfMpGQBBoCvuAQAvD_BwE
・価格(2025年12月現在):660円
ケージ周りからトイレまで、広範囲で使用できる消臭スプレーです。天然成分100%で猫に無害のため、スプレーした直後に猫が戻ってきても安心できます。水や餌に直接振りかけて使うことも可能で、便の臭いが減る可能性もあります。
ペット用お部屋の消臭剤
人気なのは、スイッチを入れるだけで部屋のすみずみまで成分が広がるタイプの消臭剤です。1日24時間の使用で、約60日間も効果が持続し、部屋に漂うペット特有の嫌な臭いを良い香りに変えてくれます。
猫を飼っている人におすすめの消臭剤
・商品HP:https://www.kobayashi.co.jp/seihin/sg_pet/
・価格(2025年12月現在):オープン価格
猫が嫌がりにくい、さわやかなウォータリーヴァーベナの香りが漂う消臭剤です。倒してもこぼれない構造で、遊び盛りの元気な猫がいても安心して使用できます。消臭成分が壁にも留まり、防臭成分をコーティングできる点が特徴です。
猫を飼っていて部屋の臭いが気になる人のよくある質問

この記事の締めくくりとして、猫を飼っていて部屋の臭いが気になる人のよくある質問5つにお答えします。すぐに改善できる問題もあるので、細かく確認しましょう。
Q. 家の猫の臭いを放置するとどういったリスクがありますか?
A. 猫の臭いを放置すると、衛生的な問題や、近隣トラブルに巻き込まれるリスクが生じます。
臭いの原因の多くは、尿や皮脂、食べ残しなどに含まれる有機物が雑菌によって分解される過程で発生します。この臭いを放置すると、雑菌がさらに繁殖しやすい環境となるため注意が必要です。特に湿度の高い場所ではカビの発生を引き起こすリスクが高まり、猫や同居する人の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、臭いが布製品や壁、床材に深く染みついて常態化すると、退去時に高額な原状回復費用や消臭費用を請求される原因となり得ます。さらに、強烈な臭いは近くに住む人にも不快感を与え、近隣住民とのトラブルに発展する可能性も否定できません。
Q. 鼻が慣れてしまって自分では臭いに気付かないのですが、客観的に臭いを知る方法はありますか?
A. 長時間同じ環境にいると、嗅覚が特定の臭いに慣れる「順応」という現象が起こります。客観的ににおいの状態を知りたい場合は、友人や親族などを自宅に招き、臭いに関する正直な意見を聞きましょう。
自力で臭いの有無を知りたい場合は、一度外に出て深呼吸をしてから部屋に入りなおしてください。また、市販の臭気測定器(においチェッカー)の使用もおすすめです。専門的な機器を利用すると、気になる箇所の臭いが数値化され、客観的なデータを確認できます。
Q. 猫の臭いにすぐ効果が出るグッズはありますか?
A. 消臭力の強いスプレー類や、高性能な空気清浄機、オゾン発生器などが有効です。
瞬間的ににおいを打ち消すものや、においの元となる成分を分解するものには即効性があります。また、におい成分や微粒子を吸着する機能が付いた空気清浄機の使用も効果的です。
ただし、これらのグッズはあくまで対症療法であり、においの元を取り除かなければ、効果は持続しません。また、スプレーなどのグッズの一部には、猫に有害な成分が含まれるリスクがあるため、安全に利用できるグッズかどうかを必ず確認しましょう。
Q. 100均で買える、猫の臭いに効果的なグッズを教えてください
A. 100円均一ショップで購入できるグッズの中では、重曹やクエン酸が有効です。
重曹は、湿気や酸性の臭い、特に尿のアンモニア臭などを吸収・中和する効果が期待できます。小皿に出して猫トイレの近くに置いたり、ゴミ箱の底に入れたりして、効果が出るか確認しましょう。
クエン酸は、アルカリ性の臭いに対して特に有効です。水で希釈してスプレーボトルに入れ、猫の粗相の後などの拭き掃除で使いましょう。ただし、猫は酸っぱいにおいを嫌がる場合があります。使用後は換気を徹底して、猫にとって快適な環境を維持してください。
Q. 猫からどういった臭いがすると病気が疑われますか?
A. 臭いがする場所に応じて、疑われる病気が異なります。
・口からの臭い…歯肉炎や歯周病、口内炎など
・耳からの臭い…外耳炎など
・おしりの臭い…感染による肛門腺炎など
・皮膚からの臭い…皮膚炎や皮膚の化膿など
これらの異常なにおいに気づいた場合は、様子を見るのではなく、速やかに動物病院を受診しましょう。場合によっては、さらに重篤な病気が潜んでいる可能性もあります。
お部屋の気になる猫の臭いは工夫次第で軽減できる!
健康な状態の猫は基本的に体臭がほとんどないため、もし室内から強い臭いを感じるようであれば、清掃が不十分であるか、あるいは猫が何らかの疾患を抱えている可能性があります。
普段から愛猫の状態を注意深く観察し、異変に気づいた場合は動物病院での診察を受けることをおすすめします。適切な消臭対策を徹底し、愛猫と飼い主の双方にとって心地よい生活空間を維持しましょう。





