おもちゃ片付けのコツとアイテム活用術、子どもが片付けたくなる工夫とは?

目次

小さなお子様のおられる方は、増えていくおもちゃの片付けにお悩みではありませんか?お子様にとって日常の空間は、赤ちゃん期から幼児期はリビング、学校に入ればリビングと子ども部屋などそれぞれのご家庭に合ったスタイルがあると思います。日々成長していくお子様が使うおもちゃの片付け術のコツを知って、おもちゃの散らばった日常を卒業しましょう。

そして“おもちゃの片付けの主役はお子様”という発想からちょっとしたコツを知って、お子様との暮らしをより穏やかにし、子育てを楽しむゆとりを持ちませんか?

3人の子育ての片付けにどっぷり関わった経験から、おもちゃの片付けのポイントをすべてお伝えします!

大人が意識すべきおもちゃを綺麗に片付けるポイント

おもちゃを綺麗に片付けるポイントは、以下の4つです。

・おおまかに分けて収納する

・おもちゃの使用頻度で分ける

・収納しにくい大きさや形のものはディスプレイとして収納する

・おもちゃの数や種類を定期的に見直す

ポイントを押さえたうえで収納を行っていきましょう。

おおまかに分けて収納する

おもちゃの片付けの主役は、お子様です。あまり細かく分けて収納しようとしても、子どもではできなくてリバウンドしてしまいます。ハードルを下げて、ざっくりとおおまかに収納するようにしましょう。

おもちゃの使用頻度で分ける

おもちゃを片付ける際の大人の役割は、仕組み作りです。リビングや子ども部屋を綺麗に保つためには、主役のお子様が自分で片付けられるようになることが一番の目標となります。それには、お子様がよく使うものから手の届きやすい低い位置で出し入れできるように、収納場所を決めてあげましょう。

子どもなりの片付け動線を短くしてあげることで、片付け時間の短縮にもつながりますね。大人がこうした仕組みを作ってあげるだけで、日常の片付けは格段に簡単になります。

また、シーズンもののおもちゃは、シーズンオフ時にウォークインクローゼットやトランクルームなどにしまい込んでもokです。これらの収納場所には、重くてかさばるものも納めやすいですね。さらに、リビングや子ども部屋にも収納があれば、季節、子どもの年齢、兄弟の誕生などの変化に応じて、各居室の収納スペースをうまく使っていきましょう。

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収納しにくい大きさや形のものはディスプレイとして収納する

おもちゃの中には、収納しにくい大きいものを納めてしまうと、そのもの自体を傷めてしまうものがあります。例えば、人形、ぬいぐるみ、楽器などです。このようなものは、片付ける収納という意識でなく、見せる収納として思い切ってディスプレイしてみましょう。

そして、飾ることを促して、ものを大切にするという意識がお子様に根付けばなおいいです。

おもちゃの数や種類を定期的に見直す

家庭で購入したものや頂き物としてのおもちゃ以外に、昨今ではお店での子ども向けおもちゃのプレゼントやおまけ、習い事、通信教材の普及やそのお試しなどが増えています。そして、それらはこちらがストップをかけない限り増える一方なので、注意が必要です。

本当にお子様が求めているものだったり、親が必要であると判断したりするものであれば、きちんとルール付けをして管理するとよいでしょう。しかし、そうでない場合は、増えすぎ防止のために必要性を定期的に見直す必要があります。

おもちゃの片付けを子どもに促す方法とポイント

おもちゃの片付けを子どもに促す方法は、以下の2つです。

・おもちゃの片付けを「遊び」として取り入れる

・おもちゃの片付けに「楽しみ」という価値を付与する

次項でポイントとあわせて解説していくので、おもちゃの片付けを子どもに促す方法を取り入れてみてくださいね。

おもちゃの片付けを「遊び」として取り入れる

「片付けなさい!」ではなく「そろそろご飯だから、おもちゃの〇〇もお家に帰ろうね。〇〇のおうちは、どこかな?連れて行ってあげようか。」「〇〇と△△、どっちが早くお家に帰れるかな?」などの声かけをしましょう。遊びの一環にしてしまうと、親は穏やかで楽に、子どもは片付けを楽しめるようになります。

そして、こういった日々の片付けによって、自ずと子どもの自発性、想像力、習慣力を培っているのです。子育て最中にはわからなくとも、後々の大きな生きる力につながっていると必ず実感できるようになります。

おもちゃの片付けに「楽しみ」という価値を付与する

「おもちゃを片付けたら〇〇くんや△△ちゃんをおうちに呼んで一緒に遊ぼうね」「頑張ってお片付けができたら好きなお菓子を1個追加で買ってあげるね」など、片付けた後に楽しみがあることを伝えましょう。

日常的におもちゃの片付けを子どもが心をウキウキ躍らせるような楽しみに導くことで、子どもが積極的におもちゃの片付けに取り組むようになるでしょう。

収納ボックスを使ったおもちゃ片付け術

おもちゃの中で数量的に一番多い片手で楽に持ち運べるおもちゃは、子どもにとって手軽な分、一番散らかりやすいおもちゃだといえます。収納ボックスに収めるところまでを遊びの一環にしてしまいましょう。

カラフルな収納ボックスにアイテムごとに分けて収納する

子どものおもちゃはカラフルなものが多いので、収納ボックスの色にあわせて収納することで片付けがしやすくなります。「〇〇は赤色のボックスに入れようね」「△△は緑のボックスに入れようね」というように声掛けをすることで、子どもも遊び感覚で楽しく片付けられる場合が多いです。

「どっちが早く片付けられるかなゲーム」として、子どもと親のどちらが早く片付けられるかを競ってみると、子どもが遊び感覚で楽しんでくれるでしょう。

数が増えていくタイプのおもちゃもあるので、溢れるようになったときのために、重ねてスタッキングできたり買い足して増やせたりできる収納ボックスを利用するのがおすすめです。

中身の見える収納ボックスにざっくりとゆるく収納する

子どものおもちゃの中には、分類し難いものもあります。そのようなときは、中身の見える収納ボックスに、ざっくりと納めるのがおすすめです。

透明か半透明で中身の見えるボックスや、側面に透明の小窓がついていて中身が見えるボックスに、ざっくりと収納しておくと、子どもにもわかりやすいです。ゆるく収納することで、収納のリバウンドを防げます。

出し入れしやすいキャスター付き収納ボックスに収納する

子どもにとっての片付けは、楽しくて扱いやすいことが大切です。収納ボックスの口が広いものは、子どもにとって出し入れしやすく、親から見ても安心安全です。

キャスター付きで動きのある収納は、リズミカルな片付けの動線を作れたり、遊び感覚で収納できたりするので、片付けのモチベーションアップにつなげられるでしょう。“動く”ことは、子どもにとって楽しみの付加になりますし、大人にとっては掃除がしやすくなって衛生的というメリットがあります。

セクションファイルを使ったおもちゃ片付け術

細々したものでありながら比較的平たい形のものは、セクションファイルやファイルケース、ソフトケースやサイズが豊富で惜しげなく使える食料品用のフリーザーパックを利用しましょう。

カードゲームで集めたものを見やすく収納する

カードゲームは買い足しが手軽にできるので増えやすく、散らかりやすいアイテムです。このようなカードは、セクションファイルやファイルケースに収納するとよいでしょう。家の中が片付くだけではなく持ち運びもしやすくなるので、お友だちの家に持って行って遊ぶこともできます。

セクションファイルやファイルケースを購入するときは、持ち運びしやすい軽めのファイルを選ぶのがポイントです。カードの枚数は、お友だちと交換して増えたり減ったりすることがあるので、子ども自身が見やすく使いやすいものを選ぶようにしましょう。

お人形遊びで使うお洋服を収納する

お人形の小さな洋服を整理することで、アイテム分けすることを自然に習得できます。このスキルは、自らの洋服の整理収納に生かせるでしょう。

洋服の色形はさまざまですが、中身の見えるポケットの透明なファイルや、ソフトケースに入れるのがおすすめです。わかりやすく入れておくことで、同じような洋服の二度買いを減らすことができますよ。

パズルやシールなどの細かい紙類や筆記用具を収納する

パーツをなくしたくないパズルやシートになったシール、メッセージカードや封筒、メモなどの細かい紙類、通信教材やその案内で連続的に増えてくる紙類。これらはバラバラになりやすいため、無造作に収納するのではなく、中身の見えるファイルや食品用フリーザーパックに収納するのがおすすめです。かさばりやすく増えやすい紙類も分類することで、省スペースに納めやすくなります。

紙類と筆記用具がきちんと分類・整理できるようになると、学校に行き始めてからも自分で片付けができるようになります。フリーザーパックは、サイズも豊富なので、いくつかのサイズをストックしておくとよいでしょう。

ワイヤーネットを使ったおもちゃ片付け術

ワイヤーネットには、立体のものと平面のものがあります。セリア、ダイソーなどの100円ショップでも豊富な品ぞろえなので、お子様に創作的、工作的に片付けチャレンジを促してみるのもおすすめです。

かわいい人形をあえて見せるように収納する

人形のように、ひとつひとつサイズや形の違うものは、箱型の収納には向きません。使いたいものを探し出すために、すべてのものを出さなくてはいけないため、散らかりやすいです。

子どもにとって効率よく探し当てられて、人形を大切に扱える収納方法は、子どもが容易く扱えるサイズの人形をワイヤーネットに差し込んでいく方法です。100円ショップで購入できるものでも丈夫ですし、人形ならいくつも差し込めます。子どもにとっても大人にとっても一目でわかりやすい収納方法です。

子どもなりに整列させたり、グループ化して並べてみたりするなど、大人顔負けの収納を見られるかもしれません。

小物やアクセサリーを見せるように収納する

小物やアクセサリーは形やサイズが違うため、散らかりやすいものの代表例です。しかし小さいものが多く、場所を取らないので、見せる収納にするのがおすすめのアイテムです。

大人の目線と違って、子どもには子どもなりのこだわりがあるので、ワイヤーネットに挟む、くぐらせるなど工夫することができます。見せる収納にしておくと、なくしたときに気づきやすいので、ものを大切にする習慣が身に付くでしょう。

段ボールを使ったおもちゃ片付け術

子どもの絵本や漫画、雑誌は大きさもまちまちなうえに、子どもに欠かせないため増えていく一方です。昔ながらの木製の丈夫な本棚は、マンション暮らしで場所をとり、部屋の模様替えにも大人の手間がかかります。そのような問題を解決するべく、最近ではお手軽で安心設計の段ボール製の本棚があります。

絵本を入れる本棚にして収納する

小さな子どものいる暮らしを楽しめるデザインと色目です。木製のような重量感がなく、就学前まで使え、その後の処分も簡単にできます。絵本の高さをそろえて縦置きで整理整頓力アップに、または表紙が見えるように横置きで、好奇心を掻き立てることが可能です。

高さも60cm程のものが多いので、本棚はもちろん、出窓の高さまでに設置できる引き出しチェストなどもあります。どちらもお部屋に圧迫感なく、出窓からの採光も維持できるため、小さなお子様のいる暮らしにぴったりです。

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段ボールの天井面を切り取った箱型に収納する

ネット通販の普及で段ボールが増えていませんか?余った段ボールは、同じ規格のものをそろえて使うと、丈夫な収納箱になります。重さに耐えられるのであれば、重ねて使うこともできますし、子どもでも届く高さの収納スペースを確保できます。

子どものおもちゃは成長と共に変化していくので、収納も変化に対応させやすく、手を加えやすい段ボールを活用すると便利なだけでなくコスパも最高です。

お風呂場のおもちゃ片付け術

お風呂で遊ぶおもちゃも、壁に貼り付けるものや浴槽のお湯に浮かべて遊ぶものなどがあります。リビングや子ども部屋と違って限られたスペースの限られた時間なので、お子様が思う存分に遊ぶことが可能です。

そして、お子様に片付けを促すのも簡単といえます。ただ、注意したいことは、お風呂の収納には水やカビに対する配慮が必要です。浴室乾燥機があれば、掛けておくだけでおもちゃもサッと乾燥できますね。材質的には、水やカビに強いステンレスやプラスチック、ネット類が適しています。

吸盤やS字フックで使うおもちゃを吊るす

水に濡れても大丈夫な吸盤やS字フックは、お風呂でも重宝します。一番簡単な収納方法は、おもちゃそのものをS字フックで吊るす方法です。その他にも、湯舟に浮かべて遊ぶ小さなおもちゃをメッシュの袋に入れて吸盤やS字フックを使い、浴室内の取っ手や物置スペースに吊るすのもおすすめです。

壁に貼るシート状のおもちゃは、カビ防止のために、吊るせるように洗濯ばさみなどでつまんで吊るしてみましょう。浴室乾燥があれば、カビの心配もなく、衛生的です。

くっつくステンレス製の棚で飾るように収納する

浴室の壁は、マグネットに適していることが多いです。水やカビにも強いステンレスは、お風呂で活用しやすい素材です。

ステンレス製の棚やプラスチックにマグネットが付いた収納は手軽に購入できるので、子どもの手の届く位置に飾るように収納してみましょう。親子でディスプレイの楽しさを感じながら、お風呂という限られた時間とスペースを利用して、存分に遊びながらもきちんと片付けて出る習慣を身に付けることができます。

洗濯ネットに使うおもちゃを入れて吊るす

安価でサイズの豊富な洗濯ネットは収納道具としても優秀です。分類がしやすくて水切れもよく、軽くて扱いやすいので水に塗れたおもちゃを収納するのにぴったりです。

おもちゃのサイズによって分けたり、名前を書いて分けたりして、適したサイズのネットに入れて吊るすとよいでしょう。浴室乾燥機のあるお風呂には、しっかりした物干し竿が付いていることが多いので、いくつものおもちゃをまとめて吊るすことができます。

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おもちゃ片付け術で散らばっていたお部屋を卒業しよう

本記事では、お子様のおもちゃ片付け術のコツや具体的なアイテムなどを紹介していきました。おもちゃの片付けは「どのようなものを収納したいのか」「どのような場面を想定しているのか」で変わっていきます。

お子様との暮らしをより穏やかにより軽やかにし、子育てを楽しむゆとりが持てるおもちゃの片付けのコツを学んで、おもちゃの散らばった日常を卒業しましょう。