一人暮らし向けベッドの選び方と快適に過ごすためのアイデア、配置術4選

目次

一人暮らしを始めるときに、ベッドは部屋の大部分を占める大切な家具です。しかし、どんなベッドの種類やサイズなどを選べばいいのか、またどこに置けばいいのかと悩む人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、一人暮らし向けベッドの選び方や快適に過ごすためのアイデア、配置術などをご紹介します。これを読めば、あなたの部屋にぴったりなベッドが見つかるかもしれません。ベッド選びに迷っている人はもちろん、これから一人暮らしを始める人もぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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一人暮らし向けベッドの選び方

一人暮らしを始めるときにベッドは必需品ですが、いざベッドを買うとなると種類が多すぎて迷ってしまうでしょう。

一人暮らし向けのベッドを選ぶ際には、自分のライフスタイルやニーズに合わせて、いくつか押さえるべきポイントがあります。一人暮らしに最適なベッドの選び方について具体的に解説していきますので、ベッド購入時の参考にしてみてください。

ベッドの種類から選ぶ

一人暮らし向けベッドの選び方としては、自分の部屋の広さやライフスタイルに合わせて、ベッドの種類を選ぶ方法があります。ベッドの種類は、サイズや色だけでなく、形や素材などもさまざまです。

ここでは、どのような種類があるのか、種類ごとにどのような人におすすめなのかをわかりやすく解説していきます。ぜひ、自分に合ったベッドの種類を選んでみてください。

一般的なベッド

一般的なベッドとは、脚が4本あり、収納やコンセントが付いていないノーマルなベッドのことです。ヘッドボードとフットボードがあるシンプルな形状で、マットレスを乗せるためのフレームと床板で構成されています。一般的なシンプルな形状のベッドは、寝るためだけに特化されたデザインといえるでしょう。

一般的なベッドは機能性よりもシンプルさを重視しているので、価格が安いことがメリットです。そのため、素材感や形に予算をかけられます。またベーシックな形状なので、ヘッドボードやフットボードの形状や色、素材などを自由に選べ、自分の好みや部屋の雰囲気に合わせてカスタマイズが可能です。さらに、シンプルで無駄のない形はスペースを取らず、部屋の広さに合わせてサイズを選べます。

そのほか、ベッド下にお掃除ロボットが入る空きを作っていることも多いです。ベッド下はホコリがたまったり湿気がこもったりするので、お掃除ロボットが入れば清潔に保てます。

一般的なベッドは、予算に余裕がない人や自分好みのデザインを楽しみたい人などにおすすめです。また、スペースが限られている人や空間をシンプルで清潔に保ちたい人にも向いています。

収納付きベッド

収納付きベッドは、ベッド下部分に収納スペースが付いたベッドです。収納スペースのタイプには、引き出し式や跳ね上げ式、チェストタイプなどがあります。収納する物の使う頻度や大きさによって、適したタイプを選びましょう。収納付きベッドのメリットは、部屋の収納力を増やせることや、スペースと収納家具を導入するコストを抑えられる点です。

引き出し式の場合は、引き出しを開けるためのスペースが必要になります。跳ね上げ式の場合、ベッド下部分を有効活用できるため収納力が高くなりますが、サイズが大きいベッドだと開閉時に力が必要です。開閉の頻度が高い場合には注意しましょう。

チェストタイプは、チェストとベッドが一緒になったようなベッドです。一般的な収納付きベッドの引き出しは一段ですが、チェストベッドは二段引き出しとなり、収納量がアップします。一方で、チェストベッドは高さがあるので、圧迫感が出る点を考慮しましょう。

収納付きベッドは収納家具を減らせるため、部屋がすっきりと見えます。また、収納付きベッドも、一般的なベッドと同じく種類やラインナップが豊富のため、自分好みのデザインやライフスタイルに適したベッドを選べます。ただし、湿気やカビに注意する必要があるので、通気性や速乾性の高いマットレスや除湿シートなどを利用するとよいでしょう。

収納付きベッドは、部屋のスペースが限られている人や収納が足りない人などにおすすめです。また、服や小物などを多く持っている人や整理整頓が苦手な人、収納を増やして部屋をすっきりさせたい人にも向いているベッドです。

ローベッド

ローベッドとは、床板までの高さが低いベッドのことです。脚が付いていないものも多く、付いていてもその脚の高さは短く設計されています。ローベッドには、ステージタイプとフロアタイプの2種類があります。ステージタイプはベッドフレームの上にマットレスを乗せる構造で、フロアタイプは床板を囲んだフレームの中にマットレスを落とし込んで使うのが特徴です。

ローベッドは床との距離が低いため、部屋全体が広く見えることが最大のメリットとして挙げられます。すっきりと見える、スタイリッシュなインテリアとも相性がよいです。また、低い位置は落ち着いた印象になるうえ、身長が低い人や小柄な人にとっては足がしっかり床に着くので、安心感があるでしょう。そのほかに、ローベッドであれば、厚みのあるマットレスを置いても圧迫感が出ません。

一方で、ベッドと床の間に湿気がこもりやすかったり、冬は冷気を感じやすかったりするデメリットもあります。選ぶときには、デザインだけでなく、機能面も含めて検討しましょう。

ローベッドは、天井の低い部屋や落ち着き感のある空間にしたい人やサイズを大きいベッドにしたいけれど圧迫感を出したくない人などにおすすめです。

折り畳みベッド

折り畳みベッドは、名前のとおり折りたためるベッドです。折り畳みベッドのメリットは、部屋を広く使えることや、急な来客にも対応しやすいことが挙げられます。また、折り畳みベッドにはキャスター付きのタイプも多いです。折りたたむことでお部屋の掃除がしやすくなったり、軽量なものは引っ越しのときに運びやすかったりします。

一方で、折り畳みベッドは基本的に簡易ベッドのため、通常のベッドと比べると強度が低くなります。折り畳みベッドに向いている人は、部屋が狭くてベッドを置けない人や来客用のベッドが必要な人です。また、寝る場所を季節で変えたい人や、頻繁に変える予定がある人におすすめといえるでしょう。

ソファベッド

ソファベッドは、ソファとしてもベッドとしても使える家具です。昼間はソファとしてリビングでくつろげ、夜はベッドとして寝られます。

ソファベッドのメリットは、用途が多様でスペースを有効活用できることです。一般的なベッドは、寝るとき以外は空間を占有してしまいますが、ソファベッドなら日中にソファとして使えます。また、来客があったときにも簡単にベッドに変えられるので、快適に過ごしてもらえるでしょう。

一方で、ソファベッドは一般的なベッドに比べると、寝心地が劣る点や、折りたたみや収納が面倒な点があります。以上のことから、ソファベッドは、スペースが限られているがソファもベッドも置きたい人、よく友人や家族を泊める人におすすめです。また、リビングや書斎などで寝たりくつろいだりすることが多い人にも向いています。

すのこベッド

すのこベッドは、土台が木製のすのこになっているベッドです。空気が床板の隙間から流れやすく、通気性がよいという特徴があります。すのこベッドのメリットは、湿気を逃がしやすく、マットレスなどのカビの発生を防げる点です。また木の香りがするので、リラックス効果もあります。

一方、すのこベッドのデメリットは、ベッドが硬めなことです。布団やマットレスの厚みによっては、寝心地が悪いと感じる人もいます。また、すのこベッドは放熱性が高く、冬場は冷気を感じやすいため、マットレスを厚みのあるものにするなどの工夫が必要です。いずれにしても、乗せるマットレスの作りに快適さが大きく左右されると言えるでしょう。

さらに通気性がよいといっても、時には布団やマットレスをどかして、すのこの湿気をとる必要があります。

以上のことから、すのこベッドは湿気が気になるお部屋で通気性をよくしたい人や木の香りが好きな人、良いマットレスを持っている人などに向いています。

マットレスに脚が付いているベッド

マットレスに脚が付いているベッドとは、マットレスに直接脚が付いているベッドのことです。このタイプのベッドには、一体型と分割型の2種類があります。一体型はマットレス1枚に脚が4本付いているタイプで、分割型はマットレスが2枚にわかれており、それぞれに脚が付いているタイプです。

分割型は2枚のマットレスを並べてくっつけて使うので、分割型は搬入や移動に便利といえます。ただし、真ん中でわかれているため、寝心地が悪くならないようベッドパッドを敷いて工夫をしたり、ずれないように注意したりしなければなりません。

マットレスに脚が付いているベッドの特徴は、床からの高さが低く、空間を広く感じられることです。通常のベッドフレームに比べて、圧迫感が少なくなる点がメリットとして挙げられます。またベッドフレームがないため、コンパクトで省スペースに設置でき、見た目もシンプルでスタイリッシュです。そのうえ組み立ても簡単で、価格も安い商品が多くあります。

脚の長さによってはマットレス下に空間ができるので、通気性がよくなり、ベッド下の掃除も楽にできます。ただし、脚が短すぎる場合は掃除ができない可能性もあるため、ルンバなどのロボット掃除機を使う場合は注意が必要です。

一方で、マットレスに脚が付いているベッドにもデメリットがあります。一つは、脚とマットレスが一体になっているため、マットレスのメンテナンスや交換が難しいことです。マットレスに脚が付いているベッドは、マットレスだけを交換できないため、長く使いたい場合には不向きです。また、荷重が脚部分にかかるため、マットレスの中央部分が沈みやすくなり、寝心地や姿勢に影響を与える可能性があります。

以上のことから、マットレスに脚が付いているベッドは、省スペースな場所に圧迫感のないベッドを置きたい人や、ベッドに高額な投資をしたくない人に向いています。また、ベッドフレームのきしみ音が気になる人や、シンプルなデザインが好きな人にもおすすめです。

ロフトベッド・システムベッド

ロフトベッド・システムベッドは、上部に寝台があり、下部にデスクやソファなどを置けるベッドです。高さがあるため、天井が高い部屋に向いています。ロフトベッド・システムベッドのメリットは、空間を有効活用できる点です。一般的なベッドは寝るだけの場所を占めてしまいますが、ロフトベッド・システムベッドはその下や横に収納や勉強などのスペースを作れます。これにより、部屋の広さに関係なく、多機能な空間を実現できるのです。

ロフトベッド・システムベッドは、空間を効率的に使えるというメリットがありますが、注意点もあります。例えば、高さがあるため、天井が低い部屋では使えなかったり、上り下りが面倒だったりします。危険もあるので、安全面で注意が必要です。

また、掃除がしにくかったり、お部屋によっては空気の循環が悪く、熱がこもりやすかったりする場合もあります。そのため、ロフトベッド・システムベッドを選ぶ際には、自分の部屋の条件やライフスタイルに合わせて慎重に検討しましょう。

以上のことから、ロフトベッド・システムベッドは、ワンルームなどの限られたスペースで寝るだけでなく、勉強や仕事、収納など可能な限り機能面を充実させたい人に向いています。

ベッドのサイズから選ぶ

ベッドを選ぶときには、寝る人の体格やお部屋の大きさから、ベッドのサイズを選ぶことが大切です。では、具体的に、一人暮らしには、どのくらいのベッドがおすすめなのでしょうか。

一人暮らしの場合、一般的なベッドのサイズはシングルサイズです。シングルサイズは幅が約100cmと、一人で寝るには十分な広さがあります。また、シングルサイズは市場に多く出回っているため、価格も比較的安く、カバーやシーツなどの寝具も豊富に選ぶことが可能です。

しかし、シングルサイズでは足りないと感じる人もいるかもしれません。例えば、身長が高い人や体格が大きい人、寝相が悪い人や寝るときに抱き枕・ぬいぐるみなどを多く使う人などは、シングルサイズを窮屈に感じる可能性があります。その場合、セミダブルサイズやダブルサイズを検討してみましょう。

セミダブルサイズは幅が約120cmで、シングルサイズよりも20cm広くなります。ダブルサイズは幅が約140cmで、シングルサイズよりも40cm広いです。これらのサイズは、一人であればゆったりと寝られます。また、友人や恋人が泊まりに来たときにも便利でしょう。

ベッドのサイズを選ぶ際の注意点

部屋が狭い場合は、ベッドのサイズを選ぶ際に注意が必要です。とくに大きすぎるベッドを入れてしまうと、ほかの家具が入らなかったり、動線が悪くなったりします。さらに、高さがあると圧迫感が出てしまうため、適切なサイズを選ぶことが大切です。

部屋の広さに合ったベッドのサイズを決めるためには、まず部屋の寸法を測ってみましょう。そして、ベッドを置く予定の場所に余裕を持って、テープや紙などで目印を付けてみてください。これでベッドを置いたときに、どれくらいのスペースが残っているかを確認できます。

また、ベッドの高さも考慮しましょう。高さのあるベッドは収納力がありますが、部屋の天井との距離が狭くなると圧迫感が出てしまいます。逆に低いベッドは開放感がありますが、収納力は低くなりますので、空間のバランスを見ながら用途に合わせてサイズと種類を検討するとよいでしょう。

予算から選ぶ

ベッドは毎日使うものなので、デザインだけでなく、快適さや安全性を重視したいところです。しかし、価格によってデザインや快適性、耐久性も変わってくるため、どの程度の予算をかけられるかで選ぶ商品が変わります。予算が限られている場合は、予算を考慮しながら選んでいくと無駄がないでしょう。

予算が限られていても、自分のニーズに合わせてベッドの種類を絞り、素材や品質に注目して販売店や購入方法も工夫すれば、コストパフォーマンスが高いベッドを見つけられるでしょう。ここからは、予算内で最大限良いベッドを選ぶ方法を3ステップに分けて具体的にご紹介します。

STEP1. ニーズに合わせて種類を選ぶ

まず、自分のニーズに合わせてベッドの種類を絞りましょう。シングルベッドやセミダブルベッドなど、サイズや形状によって価格帯が異なります。また、収納付きベッドやロフトベッドなど、機能性やデザイン性によっても価格差があります。自分の部屋のスペースやインテリアに合わせて、必要な機能や好みのデザインを選びましょう。

STEP2. 素材や品質をチェックする

次に、ベッドの素材や品質に注目しましょう。木製やスチール製など、素材によって価格だけでなく、耐久性やメンテナンス性が異なります。木製のベッドは温かみがありますが、湿気に弱いことが特徴です。金属製のベッドは軽くて丈夫ですが、冷たく感じる場合もあります。

また素材だけでなく、製造工程や品質管理にもこだわったベッドは安心して長く使えますが、価格も高いです。自分のライフスタイルや予算に合わせて、バランスのよい素材と品質を選びましょう。

STEP3. 販売店や購入方法をどうするか決める

最後に、ベッドの販売店や購入方法も工夫しましょう。家具専門店や通販サイトなど、販売店によって価格やサービスはさまざまです。家具専門店では実物を見て触れられますが、配送費や組み立て費などが別途かかる場合もあります。通販サイトでは価格が安いことも多いですが、返品交換ができない場合や品質が低い場合もあります。

また、購入時期にも注意しましょう。セール期間やクーポン利用などで、お得に購入できるチャンスもあります。

お部屋の広さから選ぶ

ベッドは大きな面積を占めるため、お部屋の広さによって置く場所がある程度は限定されてしまいます。そこで、お部屋の広さからベッドを検討すると、スムーズに選べる可能性が高いです。

まずは、お部屋の広さを測ってみましょう。お部屋の広さは、床の縦と横の長さを測ると、大まかな広さを把握できます。次に、縮尺をあわせて部屋の形を描いてみましょう。そこに柱や梁など、動かせない構造部分の寸法も測って加えます。その後に、窓や扉、収納の建具を描き、扉の開くスペースも把握しておきます。また、コンセントや照明の位置に加え、ベッドのほかに置く予定の家具も確認しておきましょう。

お部屋の寸法や窓が把握できたら、次にベッドのサイズを描いた図面に合わせてみてください。ベッドには、シングル、セミダブル、ダブルなどさまざまなサイズがあります。ベッドは位置や向きを変更して試せるように、鉛筆や消せるペンを使ったり、候補のサイズを型紙で寸法を合わせて作ったりすると、自由に配置が確認できて便利です。

ベッドを置く場所は、ドアや窓の開閉や動線の妨げにならない位置に置くのが基本になります。部屋全体のバランスを見ながら、できるだけ快適な位置になるように検討しましょう。

寝室(部屋)のレイアウトから選ぶ

寝室(ワンルームの場合はリビングも兼ねる)のレイアウトは、ベッドによって大きく変わります。個人の好みやライフスタイルによってレイアウトの好みも変わるため、それらを意識してベッドを選ぶことが重要です。寝室のサイズに合わせてベッドのレイアウトを調整することにより、快適な睡眠環境や生活動線を確保できます。

6畳の寝室

寝室の一般的な広さは6畳〜10畳程度であり、6畳の寝室であればシングル〜ダブルのサイズのベッドがレイアウトしやすいでしょう。ベッドを壁際に置くことで、動線を確保できます。ダブルサイズの場合は、収納家具などの置き家具は少なめにするのがおすすめです。

8畳の寝室

8畳の寝室では、ダブルサイズより大きいサイズも置けます。サイドテーブルやテレビ、ドレッサーなどを置くスペースも確保しましょう。スペースにゆとりがある場合には、ベッドを部屋の中央に置いてバランスよく配置するのがおすすめです。

10畳以上の寝室

10畳以上の寝室であれば、ほとんどのサイズのベッドを置くことが可能です。ベッドを部屋の中央にゆったり置いて、一人掛けのパーソナルチェアでくつろぎスペースを作ったり、デスクなど置いて多機能な空間を作れたりします。

部屋の形、窓やドア、収納の位置やベッド以外に、どのような家具を置くかによってレイアウトと最適なベッドのサイズは変わってきます。寝室での過ごし方をシミュレーションしながら、レイアウトを工夫してみましょう。

マットレスの種類(ベッドの硬さやサポート性)から選ぶ

マットレスは、ベッドの中でも身体を支える重要な部分です。自分に合ったマットレスを選べば睡眠の質も上がるので、ぜひこだわってみましょう。

マットレスの種類は、大きく分けてポケットコイルマットレス、高反発マットレス、低反発マットレス、ハイブリッドマットレスの4種類です。それぞれの特徴を簡単に説明します。

4種類のマットレス

ポケットコイルマットレスは、身体を支えるバネ(コイル)が一つずつ別個に袋に入って並んでいるものです。一つひとつのコイルが身体の凸凹や動きに合わせて独立して動くため、寝返りを打っても周囲に響かないというメリットがあります。また通気性も高いですが、重量が重く、価格も高めです。

高反発マットレスは身体にフィットし、耐圧を効果的に分散する素材でできています。身体をしっかりと支えてくれるので、背骨や骨盤の歪みを防ぐ効果があります。また、反発力が高いので、寝返りしやすいことが特徴です。同じ高反発マットレスでも、使われている素材によって耐久性や価格が変わります。

低反発マットレスは身体にフィットし、圧力を分散する素材でできているものです。身体に沿って、やわらかく包み込んでくれます。一方で、密着度が高く蒸れやすい面もあり、安定感はあるものの反発力が低いので、寝返りがしづらいです。

ハイブリッドマットレスは、ポケットコイルと高反発素材を組み合わせたものです。身体にフィットし、耐圧を効果的に分散する高反発素材のメリットと、揺れやきしみ音が少ないポケットコイルのメリットを兼ね備えています。しかし重量が重く、価格も高めです。

以上が大まかなマットレスの種類となります。お店やショールームに行くと使われている素材が見られる場合もあるので、どんな素材で耐久性がどのくらいあるのか知っておくと安心です。

2種類のマットレスの硬さ

次に、マットレスの硬さの種類には、大きく分けると「硬い」と「やわらかい」の2つがあります。硬いマットレスは、身体をしっかりと支えてくれるので、背骨や骨盤の歪みを防ぐことに効果的です。また、寝返りがしやすく、血流もよくなります。しかし、硬すぎると身体に負担がかかり、痛みや疲労を感じることもあります。

やわらかいマットレスは、身体に沿ってフィットしてくれるので、圧力が分散されて快適に眠ることが可能です。女性など体重の軽い人は沈み込みが少ないので、ほどよいやわらかさがあるマットレスが向いています。やわらかすぎると身体が沈み込みすぎて、背骨や骨盤が歪んだり、寝返りがしづらくなったりすることがあります。

マットレスの選ぶ際のポイント

マットレスの種類を選ぶ際には、まずマットレスの寸法が一般的なサイズか確認しましょう。マットレスの寸法が規格外であったり、一般的でない場合にはフレームが合わなかったり、シーツなどの寝装品のサイズが合わない場合もあります。特別な理由がない場合、一般的なサイズで選べば安心です。

次に、お店やショールームにあるマットレスの寝心地を試してみましょう。マットレスは、自分の好みや体型に合ったものを選ぶことが重要です。

寝返りがしやすいかどうかは、マットレスの硬さや反発力によって変わります。寝心地の良さは、マットレスのフィット感や通気性によって変わるため、揺れやきしみ音の確認もしましょう。寝返りを打つたびに揺れやきしみ音が発生すると、睡眠の質が低下してしまいます。揺れやきしみ音が少ないマットレスは安定感がありますので、試し寝をする際に一緒に確認しておきましょう。

最後に、マットレスは寝ている間に汗や湿気を吸収するため、通気性と放湿性があると清潔で快適に眠れます。通気性と放湿性がないと寝苦しいだけでなく、カビやダニが発生しやすくなり、アレルギーや皮膚炎などの原因になることもあるのです。

通気性と放湿性があるマットレスは、素材や構造によって異なります。詳しくは、メーカーや販売店に確認してみましょう。マットレスは、自分の好みや体型に合ったものを選ぶことが重要ですので、快適な睡眠を得るために検討してみてくださいね。

フレームのデザインから選ぶ

ベッドを選ぶ際には、マットレスや寝具だけでなく、フレームのデザインも考慮する必要があります。フレームのデザインは常に目にするものなので、お部屋に馴染まない色や形、好みでないデザインにしてしまうと、そのほかの要素を入念に調べて最適なものを選んでも残念な気持ちになってしまいます。

ベッドのフレームには、さまざまなタイプや素材があり、自分の好みや部屋の雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。どのようなポイントでフレームのデザインを選べばよいのか、フレームのデザインからベッドを選ぶ方法について具体的に解説します。

サイズ

まず、ベッドフレームのサイズを決めましょう。ベッドフレームは、シングル・ダブルなどのサイズがありますが、メーカーや商品によって寸法が異なる場合があります。

とくに、既存のマットレスと合わせて使う場合は、サイズの確認が必須です。また、部屋の広さや配置も考慮する必要があります。

タイプ

次に、ベッドフレームのタイプを選びましょう。ベッドフレームには、収納機能の有無やデザインによって、以下のようなタイプがあります。

【ベッドフレームのタイプ】

フラットタイプヘッドボードが付いたシンプルなタイプ。
スペースを有効に使えるので、狭い部屋にもおすすめ。
フットボード付きタイプ足元にも板が付いたタイプ。
マットレスや布団のズレを防止したり、レイアウトによっては寝床を隠したりできる。
宮付きタイプヘッドボードに棚やライトが付いたタイプ。
小物や時計、本などを置ける。
跳ね上げタイプ床下に収納スペースがあるタイプ。
布団や大きめの季節のものをしまえる。
引き出し付きタイプ床下に引き出しがあるタイプ。
収納力は跳ね上げタイプよりも劣るが、出し入れしやすい。

素材

最後に、ベッドフレームの素材を選びましょう。ベッドフレームの素材には、大きく分けて3種類あります。一つ目は、木製のフレームです。木製のフレームは、無垢材や突板材などの木材で作られたもので、温かみや自然な風合いがあります。木材の種類や品質によって価格が変わるのが特徴です。

次に、スチールのフレームがあります。スチールのフレームは、スチールから作られたフレームで軽くて丈夫なため、移動もしやすいです。見た目はシンプルで、スタイリッシュな印象を与えます。

最後は、ファブリックまたはレザー素材のフレームです。フレームを布や革で覆ったもので、やわらかい雰囲気が作れたり、高級感を出せたりします。木製やスチールに比べると、メンテナンスの手間がかかる点に注意が必要です。

インテリアスタイルから選ぶ

ベッドは、お部屋の雰囲気やインテリアスタイルと合わせて選ぶことも大切です。インテリアスタイルによって、ベッドの形や色、デザインが異なります。ベッドをインテリアスタイルから選ぶことで、自分の好みやライフスタイルに合った寝室を作ることが可能です。

例えば、シンプルでモダンなスタイルには、シャープなラインや無駄のないデザインのベッドが似合います。一方、ナチュラルやカントリースタイルには、木製や布張りのベッドが馴染みます。また、ロマンティックなクラシックスタイルやガーリースタイルには、カーブや装飾のあるベッドがおすすめです。インテリアスタイルが決まっていない人は、自分の好きなスタイルを見つけて、ベッドを選んでみましょう。

フローリングは、木目や色合いが自然で温かみがあり、さまざまなインテリアスタイルにマッチしやすい素材です。木製のフレームとも相性がよく、フローリングの床の色に合わせて、インテリアスタイルやフレームの色を検討するとコーディネートしやすいでしょう。

ナチュラルなインテリアスタイルを作る場合には、明るめの木目のフローリングに、白やベージュのシンプルなフレームがおしゃれに見えます。モダンなインテリアスタイルであれば、ダークな色合いのフローリングに、アイアンやレザーのモダンなフレームを合わせると、都会的でスタイリッシュな印象です。インテリアスタイルからベッドを選ぶ際には、床とのバランスも考慮して、自分の好みやライフスタイルに合った内装やベッドを選びましょう。

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一人暮らしにおける快適なベッドルーム作りのアイデア5選

一人暮らしを始めたら、ベッドルームは自分のプライベート空間として大切にしたいものです。しかし、限られたスペースや予算の中で、快適なベッドルームを作るのは難しいと思ってしまう人もいるかもしれません。

ここでは、簡単に実践できる「一人暮らしにおける快適なベッドルーム作りのアイデアを5選」ご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

心地よい照明や光を取り入れる

心地よい照明や光を取り入れることは、快適なベッドルーム作りに欠かせません。睡眠の質が高まり、リラックスして過ごせるようになるでしょう。

窓からの光や照明による光のコントロールをすることで、ベッドルームの雰囲気を自分好みに変えられます。例えば、朝は自然光をたっぷりと浴びて目覚めるように、カーテンやブラインドを開けておくとよいでしょう。夜は、暖かみのある色の照明やキャンドルなどを使って、落ち着いたムードを作ると入眠しやすくなります。

また、光の強さや色合いを調節できる調光付きの照明や、スマートフォンなどで操作できるスマート照明などもおすすめです。光によってベッドルームの空間を演出することで、快適で居心地のよい寝室になります。

南向きのお部屋であれば、朝から夕方まで自然光がたっぷり入るので、明るく爽やかな寝室を作ることが可能です。自然光は目覚めをよくするだけでなく、気分も上げてくれます。また、冬場は日差しで暖かくなるので、暖房費も節約できるでしょう。ただし、夏場は日差しが強いと暑くなりすぎるので、カーテンやブラインドなどで調節が必要です。

二面採光の住まいは窓が2つ以上あることで、寝室に風通しと明るさをもたらします。風通しは湿気やカビを防ぐだけでなく、空気の入れ替えもできるので、寝室の清潔さや快適さにつながります。明るさは自然光が多角的に入ることで、寝室が広く開放的に感じられるでしょう。また、窓から見える景色も楽しめますよ。

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リラックスできるカラー・色味を使う

快適なベッドルームを作る方法として、リラックスできるカラー・色味を使うとよいでしょう。ベッドルームは、一日の疲れを癒やす場所であり、心身ともにリフレッシュできる場所です。

寝室の色調は抑えて統一感を出すことが大切ですが、強すぎる色は快眠の妨げになるうえ、色数が多すぎると落ち着きません。白やベージュなどのやわらかな色合いをベースに、淡いブルーやグリーンなどの心を落ち着かせる色を取り入れるとよいでしょう。青は落ち着きを、緑は安らぎを与える効果があります。また、優しい色合いのコーディネートは、くつろぎ感を与えてくれます。

嫌いな色だと逆効果ですが、そうでなければ色の効果を活用して、自分が心地よいと感じるベッドルームを作りましょう。

お気に入りのインテリアグッズを置く

ベッドルームは、一日の疲れを癒やすだけでなく、自分の好きなことを楽しむ場所でもあります。そんなベッドルームをもっと快適にするために、自分らしい空間が作れるお気に入りのグッズや入眠しやすいグッズを置いて、リラックスできる空間を作りませんか?ここでは、快適なベッドルーム作りのアイデアをご紹介します。

LEDキャンドルライト

寝室には、気軽に雰囲気を変えられるLEDキャンドルライトがおすすめです。火を使わずに安全で、明るさをリモコンで調整できるものもあります。キャンドルライトを置くことで、ベッドルームが暖かくて落ち着いた空間になるでしょう。

スピーカー

次におすすめなのが、音楽を楽しむスピーカーです。音楽を聴くことで、リラックスしたり、元気になったりする効果があります。ベッドルームで音楽を聴くときには、小さくても高音質なスピーカーがおすすめです。Bluetoothで、スマホやパソコンと接続できるものも便利です。

趣味のグッズ

また、趣味を反映したグッズをベッドルームに置いてみましょう。例えば、好きな本や雑誌、写真やポスター、ぬいぐるみやフィギュアなどです。自分の好きなものに囲まれることで、ベッドルームが自分だけの特別な場所になります。

そして、香りを楽しめるリードディフューザーも、リラックスに欠かせないアイテムです。リードディフューザーは火を使わないため、安全で寝室にぴったりです。

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個性的なサイドテーブルやゴミ箱

さらに、お部屋がおしゃれに見える個性的なサイドテーブルをベッドルームに置くと、気分が上がります。サイドテーブルは、ベッドの横に置いて本やメガネ、飲み物などを置ける便利な家具です。形や色や素材にこだわって選ぶと、ベッドルームのアクセントになります。

また、ゴミ箱はおしゃれなデザインのものを置きましょう。目立たないものではありますが、目にする機会も多いので、お部屋の印象が上がります。

観葉植物

そして、観葉植物もベッドルームに置くと素敵です。観葉植物は、緑の色が目に優しくて癒やし効果もあるうえ、空気を浄化したり湿度を調節したりする効果があります。

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加湿器・空気清浄機

さらに、加湿器や空気清浄機をベッドルームに置くと、快適に過ごすことが可能です。加湿器は喉や肌の乾燥を防ぐ効果があり、空気清浄機はホコリや花粉などのアレルゲンを除去して、アレルギーの症状を軽減する効果があります。

ベッドルームは、自分の居心地のよい空間にすることが大切ですので、自分らしい空間が作れるお気に入りのグッズでリラックスできる空間を作ってみましょう。

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収納スペースを確保・整理する

ベッドルームがすっきりして清潔だと快適に過ごせますが、散らかっているとリラックスできないでしょう。ベッドルームは、生活感が出やすい場所でもありますので、快適なベッドルームを作るためには、収納スペースを確保・整理することが重要です。

ベッド下に引き出しや収納ボックスを設置する

まず、簡単にできるものとして、ベッド下に引き出しや収納ボックスを設置する方法があります。ベッド下は有効活用できるスペースなので、引き出しや収納ボックスを設置すれば、シーツや毛布、季節物の衣類などを収納することが可能です。また、引き出しや収納ボックスにラベルや仕切りを付けると、中身がわかりやすくなります。

クローゼットを整理する

また、クローゼットを整理することも大切です。クローゼットの中身がごちゃごちゃしていると、服選びに時間がかかったり、探しているものが見つからなかったりします。そうならないためにも、クローゼットを整理しましょう。

まずは、不要なものを処分したり、他の場所に移動したりしてみてください。次に、衣類を種類や色で分けて収納しましょう。ハンガーは同じものに統一すると、見た目がすっきりします。また、小物やアクセサリーは引き出しやトレイに入れて収納しましょう。

収納する場所がないときには、壁面や天井に棚やフックを取り付けて、収納する場所を作るのもおすすめです。棚やフックがあれば、本や雑誌、帽子やバッグなどを収納できます。また、棚やフックにはお気に入りの写真やポスター、観葉植物などを飾ってお部屋の雰囲気を楽しめますよ。

収納があるとお部屋が整って見えます。全居室に収納があれば、ベッドルームだけでなく、リビングやダイニングなど各お部屋もすっきりと保つことが可能です。それぞれの部屋に必要なものをしまえるので、移動や探し物の手間も省けます。さらにベッドルームにウォークインクローゼットがあれば、衣類やバッグなどをたっぷりと収納できるうえに、朝の着替えも便利になりますよ。

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季節に合わせて寝具を変える

快適なベッドルームを作るためには、寝具の選び方も重要です。季節に合わせて寝具を変えることで、快適性を高められます。季節に合わせて寝具を変える方法として、次のような方法があります。

夏の寝具

夏は、綿や麻などの通気性がよい素材の寝具を選びましょう。汗をかいてもさらっとした肌触りで、涼しく眠れます。また、扇風機やエアコンの風に当たっても冷えすぎないように、薄手の掛け布団やタオルケットなどを用意しておくと便利です。

冬の寝具

冬は、保温性のあるウールなどの素材の寝具を選びましょう。暖かくふんわりした感触で、寒い夜も快適に眠れます。また、電気毛布やゆたんぽなどを使って、ベッドを温めておくとさらに快適です。

オールシーズン使える寝具

季節に合わせて使い分け可能なオールシーズン使える2枚掛けの羽毛布団は、とても便利です。2枚掛けの羽毛布団は、一枚は薄手で一枚は厚手になっています。夏は薄手の方だけ使って、冬は厚手の方だけ使ったり、2枚重ねて使ったりできます。

羽毛布団は軽くて暖かくて通気性もよいので、オールシーズン快適に眠れるでしょう。寝具は自分の好みや体質に合わせて選ぶことも大切ですので、自分に合った寝具を見つけて良質な睡眠をとりましょう。

インテリアコーディネーターが教える、一人暮らしにおけるベッドの配置術

一人暮らしを始めると、自分の好みに合わせて部屋のレイアウトを決められます。しかし、限られたスペースの中で、快適に過ごすためのベッドの配置には、いくつかのポイントがあります。

ベッドは、睡眠の質やリラックス感に大きく影響するだけでなく、部屋の印象や使い勝手も変えるアイテムです。そこで今回は、インテリアコーディネーターの私が、一人暮らしにおけるベッドの配置術をご紹介します。

窓の位置と方向を考える

窓の位置と方向は、ベッドの配置において最も重要な要素です。窓から入る光や風は、睡眠の質や気分に影響します。また、窓から見える景色や外から見えるプライバシーも考慮しなければなりません。

一般的には、窓と平行にベッドを置くことがおすすめです。窓から入る光を均等に受けられるうえ、窓から見える景色も楽しめます。ただし、窓から直接ベッドが見える場合は、カーテンやブラインドなどで目隠しが必要です。

また、お部屋の環境によっては、窓の近くにベッドを置くと日差しが強かったり、冷気や外の音が気になったりする場合もあります。その場合は、窓から離れた場所にベッドを配置するとよいでしょう。

部屋の形と広さを考える

部屋の形と広さは、ベッドのサイズや種類を選ぶ際に重要です。部屋が狭い場合は、ベッドを壁に沿わせて置くことで、空間を有効活用できます。また、コンパクトなシングルベッドや折りたたみ式のベッドを上手く使うことで、限られたスペースに配置することが可能です。

部屋が広い場合は、ベッドを中央に置くことでゆったりとした雰囲気を作れるうえ、ダブルベッドやキングサイズの大きめのベッドも選べます。ただし、ベッド以外にも置く家具がある場合は、部屋の形や広さだけでベッドを配置できないので、他の家具とのバランスを見ながらベッドを配置しましょう。

収納スペースと動線を考える

収納スペースと動線は、ベッドの配置やベッド周りのレイアウトを決める際に重要です。衣類や寝装品などをベッドの近くに収納できると便利ですが、そのための収納家具やボックスが多すぎると、動線の妨げになったり、部屋に圧迫感や乱雑さを感じさせたりします。

収納スペースまでの動線がスムーズでないと散らかる原因にもなりますので、収納スペースの配置と同時に、スムーズな動線を計画しましょう。ベッド周りにあると便利な物とそうでない物の収納場所を、季節によって使い分けをしながらバランスよく配置するとよいでしょう。

お掃除のしやすさを考える

ベッドは毎日使うものですが、お掃除しにくい場所でもあります。ベッドの下や周りにはホコリやゴミがたまりやすく、掃除機をかけるのも一苦労です。そこでベッドをお掃除しやすい場所に配置すれば、お掃除も楽になります。

ベッドの下に十分な空間があれば、ルンバなどのお掃除ロボットが通れたり、掃除機をかけられたりするので楽です。ベッドの配置もお掃除ロボットや掃除機がスムーズに入る動線を作っておくと、物をどかす手間もなくなります。また、ベッド周りには必要最低限の家具や小物を置くことで、スムーズに掃除することが可能です。

壁際にベッドをつける場合には、ベッドと壁の隙間にホコリもたまりやすくなります。お掃除のときには、ベッドを手前に出せるスペースを作っておくとよいでしょう。フローリングであれば、ベッドの脚にフェルトを付けると、床に滑らせて移動できます。快適な睡眠のためにも、掃除しやすい配置と内装で定期的にお掃除して、清潔に保ちましょう。

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自分に合ったベッドで一人暮らしをより充実させよう!

ベッドは、睡眠の質やインテリアの印象を大きく左右するため、一人暮らしでもベッド選びは重要なポイントです。ベッドには、デザインやサイズ、マットレスなどさまざまな種類があります。

この記事を参考に自分の好みやライフスタイルに合わせて、快適でおしゃれなベッドを選びましょう。自分に合ったベッドを見つけることで、一人暮らしの生活がより充実したものになるでしょう。