健康志向の最新トレンド「完全食」で理想的な栄養摂取を実現しよう

目次

近年、脚光を浴びている「完全栄養食(完全食)」をご存知でしょうか?これ一つで人間が健康を維持するために必要な栄養素が摂れる食べ物のことをいい、ダイエットにも効果的とされています。(商品によって一日分のうち何%が摂取できるかなどは変わります)ここ数年は、コンビニなどでも見かけるようになり、実際に食べたことがある方も多いかもしれません。

今回は、健康志向の最新トレンドである完全栄養食(完全食)に焦点を当て、サプリメントやスーパーフードとの違い、完全栄養食(完全食)の詳しい説明、メリット・デメリットなどを解説していきます!

さらに、あまり知られていない完全食といわれるおなじみの食材も紹介し、今すぐできる取り入れ方もわかりやすく解説します。

ぜひあなたも、普段の食生活に完全栄養食(完全食)を導入し、健康的な暮らしを実現していきましょう。

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完全栄養食(完全食)とは

最初に、完全栄養食(完全食)とはいったいどういうものかを、あらためて解説していきます。一般的な食べ物との違いや、実は栄養価がとても高い身近な完全食、最新の完全食事情などもお伝えします。

完全栄養食(完全食)の定義

完全栄養食(完全食)の定義には、以下のようなものが挙げられます。

厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準」において、健康を維持するために必要な栄養素(たんぱく質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルなど)をすべて含んだ食品のこと。

実は、現時点で完全食に対する明確な定義はありません。ただし、完全食を開発するメーカーなどを中心に、おおむねこのような共通認識が持たれています。完全食とは、健康維持に欠かせない栄養素を「すべて」「バランスよく」含んでいる食品のことを指します。

サプリメントとの違い

完全食は健康維持に必要な栄養素をすべて含んだ食品であるものに対して、サプリメントは特定の栄養素を補助的に摂取することを目的とした栄養補助食品の一種です。あくまで日常の食事にプラスして摂取するものであり、サプリメントだけで健康を維持するのは難しいと言わざるをえません。

完全食とは根本的な考え方が違うため、混同せずに使い分けることが必要といえるでしょう。

スーパーフードとの違い

スーパーフードとは、一般的な食品より栄養バランスに優れている、あるいは特定の栄養素(ビタミン・ミネラル・アミノ酸など)が飛び抜けて高いものを指します。ごく少量の摂取で栄養や健康成分を効率的に摂取できることが特徴で、チアシードやキヌアなどが話題になりました。

ただ、健康を維持するために必要な栄養素が、すべて含まれているわけではありません。スーパーフードをメインに据えて食事をするよりも、サプリメントと同じように補助的な用途として使ったほうがよいでしょう。

日本食は完全食の宝庫

日本食が健康によいことは近年の常識となっており、日本食はまさに完全食の宝庫といえます。味噌・納豆・漬物といった豊富な発酵食品に代表される日本食は、栄養バランスにとても優れ、広義の完全食ともいえます。

私たちが普段から口にしている身近な食材の数々が、完全食といえるほど栄養バランスがよいとはおどろきですね。後ほど、これらの日本食も活用した完全食の手軽な取り入れ方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

完全食として開発された食品も増えてきている

ここ数年、コンビニやスーパー、ネット通販などで完全食として開発された食品が次々とリリースされ、ちょっとしたブームになっています。パンやパスタ、ドリンクなど、手軽に食べられて味もおいしいと評判で人気が高いです。もちろん完全食であるため、健康の維持に必要な栄養素をすべて含んでいます。

毎日の自炊をベースにしながらも、時間がないときにこれらの食品を活用するのは、完全食中心の食生活を送るうえで欠かせないものといえるでしょう。

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完全食のメリット

ここからは、完全食を導入することのメリットを解説していきます。なぜ現代において完全食が注目され、多くの方が積極的に取り入れているのでしょうか?完全食のメリットを確認していきましょう。

健康を効率的に維持できる

完全食の最大のメリットは、健康を効率的に維持できる点です。1日に必要な栄養素を過不足なく摂取できるため、完全食中心の食事を心がけることにより、日々を健やかに過ごせるようになるでしょう。

人生において健康は最大の財産です。もしあなたが日常的に不調を感じているなら、それは今の食生活に原因があるのかもしれません。健康を維持できる完全食は、気を抜くと栄養バランスが偏りがちになる現代の食生活において、その重要性がますます高まります。

加工食品であれば手軽に購入できる

完全食にはそのまま食べられる加工食品も数多く存在し、手軽に購入できることもメリットです。コンビニ・スーパー・ネット通販などで購入し、調理の手間が必要ないことから、多くの方が活用しています。

最近の完全食をうたう加工食品は味も非常によく、パンやパスタから、粉末を溶かして飲むドリンク、さらにはクッキーやグミといったお菓子までバリエーションも豊富です。お菓子タイプのものであれば、小腹が空いたときなどにサッと食べられるのがいいですね。どうしても自炊できないときは、これらの加工食品も活用しましょう。

ダイエットにも効果が期待できる

完全食は、ダイエットにも効果が期待できます。理由として、完全食といわれる多くの食品は、比較的低カロリーなことが挙げられます。カロリーを抑えながら必要な栄養素をすべて摂取することで、効率的なダイエットを狙えます。

もちろん、完全食といえども食べすぎは禁物ですが、ダイエットにも効果が期待できるという点は大きな魅力といえます。

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完全食の注意点・デメリット

健康維持やダイエットに効果があるといわれる完全食ですが、注意点やデメリットも存在します。メリットばかりに気を取られていると、思わぬトラブルに見舞われるかもしれません。デメリットや注意点にも気を配り、完全食を正しく活用しましょう。

完全食を過信しない

よく勘違いしてしまいがちなこととして、完全食を過信するあまり、特定の完全食ばかり食べてしまうことが挙げられます。完全食といえども、「それだけ食べていればOK」というものはありません。

栄養の偏りを防ぐためにも、複数種類の完全食を中心として、バリエーションをもった食生活を心がけることが大切です。

完全食だからといって食べすぎ・飲みすぎは禁物

ダイエットに効果的で、どれだけ栄養バランスがよいといっても、食べすぎ・飲みすぎは禁物です。薬も飲みすぎれば毒となるように、当然食べすぎ・飲みすぎは肥満や栄養過多の原因となります。結果として健康を害する可能性もあるため、注意しましょう。

新しい概念のため明確な定義がない

完全栄養食(完全食)の定義でも紹介したとおり、現代の完全食は新しい概念のため、明確な定義がないことに注意しましょう。

完全食という言葉自体は古くから使用されているものの、今回の記事全体で指し示している完全食とは、ここ10数年食品メーカーを中心に提唱したものです。公的機関などが定義を定めているわけではないため、おおまかな共通認識はあるものの、各企業や人によって定義に若干の違いがあります。

どこまでを完全食とするか、線引きがあいまいなことを事前に理解しておきましょう。

完全食に含まれるおもな栄養素

次に、完全食に含まれるおもな栄養素を解説します。実際に取り入れようとする完全食に、どれくらいの栄養素が含まれているかを調べる際の参考にしてみてください。

たんぱく質体内に摂り入れられるとアミノ酸に分解される。
筋肉や皮膚など体を作るおもな材料となる。
脂質人間が活動するうえで重要なエネルギー源となるもの。
摂りすぎると肥満につながるので注意。
食物繊維水溶性と不溶性に分けられ、便秘予防や整腸効果がある。
ビタミンB1炭水化物をエネルギーに変えるビタミン。
不足すると疲労しやすくなる。
ビタミンB2不足すると肌荒れや髪の毛が傷んだり、口内炎ができやすくなったりする。
ビタミンC抗酸化作用があり、さまざまな病気やシミ・シワなどの老化から体を守ってくれる。
葉酸赤血球を作る「造血のビタミン」といわれ、細胞の生産や再生を助ける。
女性は妊娠前から産後にかけて摂取することが推奨されている。
マグネシウムミネラルの一種で、骨を形成し、体内のさまざまな代謝を助けるはたらきをもつ。
体に酸素を運び、不足すると貧血を起こす。
亜鉛味覚を正常に保ち、皮膚や粘膜の健康維持を助ける。

完全食はこれらの栄養素をバランスよく含み、あなたの健康を維持してくれる強い味方となります。もちろん、特定の完全食だけを食べるのはNGです。完全食といわれる食材を用いながら幅広く調理し、バランスのよい食生活を心がけましょう。

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今すぐできる!完全食の取り入れ方

最後に、今すぐ簡単にできる完全食の取り入れ方を具体的に解説していきます。普段の食事を少し工夫するだけで、完全食を中心とした食生活を送ることが可能です。ぜひチャレンジしてみてください。

朝食に納豆と味噌汁をプラスする

日本食の代表ともいわれる納豆と味噌汁は、栄養素が非常に豊富です。味噌には必須アミノ酸が8種類、多様なビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれています。また納豆は、たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルといった5大栄養素をすべて含んでおり、さらに食物繊維も豊富という、完全食の名にふさわしい日本食といえるでしょう。

栄養バランスを整えて健康的な毎日が送れるよう、ぜひ朝の食卓に味噌汁と納豆をプラスしてみてはいかがでしょうか?

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ビタミンと食物繊維が摂取できる玄米に差し替える

玄米はビタミンB群や食物繊維がとても豊富で、完全食の一つといわれています。普段の主食を白米から玄米に差し替えるだけでも、健康の維持に一役買うことはいうまでもありません。

ただ、玄米は食べにくさもあるため、毎日食べるのがつらい方は胚芽米でもいいでしょう。

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小腹が空いたらバナナを食べる

小腹が空いたときにおすすめなのが、バナナです。バナナの栄養価が非常に高いことは有名で、完全食の一つとしてたびたび挙げられます。細胞の浸透圧を調整するカリウムや食物繊維、睡眠を促すアミノ酸であるトリプトファンも多く含まれていることが特徴です。

また、ヨーグルトと一緒に食べることで、さらなる健康効果が期待できます。朝食の準備ができない忙しい朝は、バナナとヨーグルトを食べましょう。

アミノ酸が豊富に含まれている卵を取り入れる

アミノ酸とは、たんぱく質を構成する栄養素であり、健康を維持するために大きな役割を果たしています。たんぱく質の優良性を示す「アミノ酸スコア」において、卵はアミノ酸スコアが最高の100であることから、代表的な完全食とされています。

ゆで卵にしたり目玉焼きにしたりと、調理の仕方によって栄養価の吸収率は変わってきますが、とくに気にする必要はありません。日々の食卓には、卵を積極的に取り入れましょう。

自炊が面倒なら加工食品を併用する

自炊がどうしても面倒なときは、加工食品も併用してみましょう。コンビニ・スーパー・ネット通販など、気軽に完全食の加工食品が手に入ります。出先で小腹が空いたとき、バナナを買って食べるのは気が引けますが、完全食のクッキーなら気軽に食べられるでしょう。

自炊しながら完全食を取り入れることが理想的ともいえますが、どうしても自炊できないときなどは加工食品を併用しましょう。

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日常の中に完全食を取り入れよう

忙しい現代社会と健康志向の高まりによって、大きな注目を浴びている完全栄養食(完全食)は、意外と簡単に取り入れられるものが数多くあります。卵や納豆といったなじみのある食材が、実は完全食として健康の維持に不可欠であることも、あらたな発見になったのではないでしょうか?

日々の健康維持のために、忙しいときは加工食品も併用しながら、ぜひあなたも日常生活に完全食を取り入れてみてくださいね。